09/08/02 10:22:13
日本人で初めて約4カ月半の宇宙長期滞在を終えて帰還した若田光一さん(46)。
1日未明(日本時間)、長期滞在員としては珍しく着陸直後の会見に登場し、
元気な姿をアピールした。
ただ、宇宙は過酷な環境。今後の有人宇宙開発にとって、若田さんの体で起きていることを
継続的に調べることは不可欠だ。若田さんの挑戦はまだ続く。
スペースシャトル・エンデバーの着陸から約1時間後。若田さんは支援要員に助けられて
輸送車に移り、米航空宇宙局(NASA)の医療施設に向かった。
平衡感覚や血液などを精密検査するためだ。
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中、体調は崩さなかった。
だが、無重量状態では体に負荷がかからず、骨や筋肉が急激に衰える。
毎日2時間の運動をこなしても、筋力は約2割落ちて一気に20歳も年をとった状態になる。
骨量も骨粗鬆症(こつそしょうしょう)患者の約10倍の速さで減るとされる。
骨折や尿路結石の危険性も高まっているはずだ。筋肉や骨量がどれくらい減ったか、
病気の兆候はないか、などはこれから調べることになる。
若田さんは着陸当日から約45日間のリハビリに入った。ストレッチ、マッサージから始め、
自立歩行、自転車こぎなど負荷をあげて回復を目指す。
筋肉は数カ月で回復する見込みだが、骨量が戻るには少なくとも滞在期間のほぼ倍の
時間がかかるとされる。
若田さんはISS滞在時、計画通りにトレーニングを着実にこなし、骨粗鬆症の治療薬も
実験的にのんでいた。その効果もきちんと検証する。
>>2へつづく
ソース:asahi.com
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画像:若田さんの健康リスクと対策
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