09/07/21 22:27:31
ロシア宇宙局が年内の打ち上げを予定しているサンプルリターン用の
火星探査機「Phobos-Grunt(フォボス・グルント)」に地球上の生命体が火星で生存することが
可能かどうかを実験する目的で生命体を搭載する方向で準備が進められていることが
15日までに明らかとなった。
フォボス・グルントに搭乗して火星までの旅行することが決まった生命体は
「Deinococcus radiodurans(デイノコッカス・ラディオデュランス)」という学名を持つ
バクテリア(画像参照)。
このバクテリアは別名「バクテリアのコナン(Conan the Bacterium)」(米国人SF作家による
幻想文学「英雄コナン=Conan the Barbarian)にかけたもの)とも呼ばれているもので、
ヒトの致死量の500倍の放射線を受けても生存することができる地球上に存在する
生命体の中でももっとも生存能力が高い極限環境微生物の一つ。
フォボス・グルントは実際は火星ではなく、火星の衛星のフォボスに着陸し、
フォボスの地表サンプルを持ち帰って地球まで帰還する予定だが、
フォボス・グルントにデイノコッカスが搭載されることが決まったことを受けて、
「バクテリアのコナン」は地球上の生命体としては歴史上初めて惑星間旅行をした
生命という新たな名誉を博することとにもなりそうだ。
ソース:technobahn
URLリンク(www.technobahn.com)
画像:バクテリア「Deinococcus radiodurans(デイノコッカス・ラディオデュランス)」
URLリンク(pai.no.land.to)