【医学】カーボンナノチューブに骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑制する作用 がんの骨転移や関節リウマチの痛みの緩和に応用の可能性at SCIENCEPLUS
【医学】カーボンナノチューブに骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑制する作用 がんの骨転移や関節リウマチの痛みの緩和に応用の可能性 - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★
09/07/08 22:49:51
カーボンナノチューブ 骨壊す細胞の働きを抑制  7月8日(水)

信大医学部(松本市)、工学部(長野市)と松本歯科大(塩尻市)の研究チームは7日までに、
超微細な炭素繊維のカーボンナノチューブ(CNT)に、骨を壊す細胞の働きを抑制する作用が
あることを突き止めた。がんの骨転移による痛みの緩和や関節リウマチの治療などに応用
できる可能性があり、チームリーダーの斎藤直人・信大医学部教授は「医療への応用が
期待できる画期的な発見。数年以内の実用化を目指したい」としている。

人間の骨は、皮膚などと同じように絶えず新陳代謝している。
「破骨(はこつ)細胞」が古くなった骨を壊し、「骨芽(こつが)細胞」が新しい骨をつくる。
通常は両細胞のバランスが取れているが、がんの骨転移による痛みや関節リウマチの
症状は、破骨細胞の働きが過剰になるために起こることが分かっている。

信大医学部の成田伸代教授、松本歯科大総合歯科医学研究所の高橋直之教授らを含む
研究チームは、国の知的クラスター創成事業(2002年度~)の一環で研究に着手。
人工関節に使う素材の強化剤や、骨を再生させる「足場」としてCNTを活用するため、
生体への細胞レベルの影響を調べる中で、たまたま骨組織の破壊を抑える独特の反応を
確認した。

破骨細胞は、細胞質の中にあるタンパク質の一種「活性化因子」が細胞核に入り込むことで
働き始める。研究チームの実験では、培養した破骨細胞にCNTを加えると細胞内に
取り込まれ、活性化因子が細胞核に入り込むのを妨げた=イラスト。
骨芽細胞にCNTを添加しても影響はなく、破骨細胞に限って「特異的」に作用することが
分かったという。

研究成果は既に米専門誌「ナノ・レターズ」に発表。
英科学誌ネイチャーのウェブサイト「アジア・マテリアルズ」で紹介されるなど、
世界的にも注目を集めている。

信大工学部が高い技術を持つCNTは、主に工業製品に使われているが、
医学分野への応用にも期待が高い。
研究チームは今後、安全性の立証の試験を続けることにしており、斎藤教授は
「痛みの緩和は、がん患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高める
有力な手段。応用する分野を広げていきたい」と話している。

▽記事引用元:信濃毎日新聞(URLリンク(www.shinmai.co.jp)
URLリンク(www.shinmai.co.jp)

破骨細胞が働く仕組みとカーボンナノチューブの作用
URLリンク(www.shinmai.co.jp)


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