09/06/22 15:56:55
>>1のつづき
調査を担当する同保健所の吉岡明彦参事は「患者数は1件につき数人から数十人。
年間数百人以上になるのでは」と指摘。「既に知られている細菌は体内に入って
増殖するまでの時間がもう少し長い。未知の物質が原因の可能性がある」として
調査を継続する予定だ。
ここ2年間で約10件の同様事案が発生した石川県なども昨年末に厚労省に原因の特定を要請。
今年2月の首都圏の自治体担当者会議でも話題に上ったという。
現在では主要な食中毒の原因物質も、過去にさかのぼると「原因不明」とされた時代がある。
昨年の食中毒のうち患者数が最も多いノロウイルスも、遺伝子検査が確立し、
国が原因物質に追加したのは1997年のことだった。
厚労省から要請を受け、自治体への助言に取り組む国立医薬品食品衛生研究所の
小西良子・衛生微生物部長は「各地の事例が同一現象とはまだ言えない。
さらに事例を収集・解析する必要がある」と話す。
厚労省は「近年まれにみる発見につながる可能性もあるが、まだ情報不足」とする。