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<弱小期が長引く太陽活動、太陽の明るさも減少していることが明らかに>
2009/4/3 21:03 - 昨年から当初の予想に反して太陽の黒点が観測されない太陽活動の
弱小期が続いていることの関連して、弱小化しているのは黒点の数だけでなく、地球上の
生命活動にもっとも大きな影響を及ぼしている太陽の明るさにも変化が生じていることが1日、
NASAの発表により明らかとなった。
ESAが共同で打ち上げた太陽観測衛星「ユリシーズ(Ulysses)」による精密観測活動の結果、
明らかとなったもので、NASAによると太陽の可視光線域の明るさは0.02%、
紫外線(UV)域は6%、それぞれ1996年の最低値と比べて減少したことが判ったしている。
これまでの観測では、太陽の表層から放出される電離したプラズマ粒子などの太陽風活動は
1990年中期と比べて20%減少し、太陽風の水準は近代的な観測が可能になって以来、
最低水準にまで低下していることなども明らかとなっていた。
太陽風に関しては衛星などを用いなくても観測気球を使ってデータの収集が可能なため、
比較的長期間に渡るデータの蓄積がされてきたが、太陽の明るさなどに関しては地球からの
観測では気象条件によって観測結果が大きく変動してしまうことや、そもそも太陽と地球の
距離によっても微細な変化が生じることから、これまで正確なデータを得ることは困難だった。
NASAでは、太陽の明るさが減少しているといってもごくわずかであり、地球温暖化の進行を
食い止める程の影響はない、とした上で、太陽の明るさは11年周期で活動化と弱小化が起きる
ことが判っており、年後半から太陽活動は活発化していくと思われるが、最新のテクノロジーを
しても太陽に関して確かなことは何も言えないとまとめている。
記事引用元:technobahn(URLリンク(www.technobahn.com))
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