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<マリフアナの成分、がんの増殖を抑制=スペイン研究>
2009年 04月 2日 14:33 JST
[ロンドン 1日 ロイター] マリフアナの有効成分が、がんの増殖を抑制するというスペインの
研究結果が、1日発行の医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションに掲載された。
マリフアナに含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)という成分をがんを発症しているマウスに
投与したところ、腫瘍(しゅよう)の成長が抑制され、オートファジーというプロセスの中でがん細胞が
破壊されたという。
研究に携わったマドリードのコンプルテンス大学のギリェルモ・べラスコ氏は「今回の研究で、THCを
治療効果のある安全な方法で投与すれば、がん患者にも役立つ可能性があることが示された」と述べた。
マリファナの健康への影響を調べた研究はこれまでにも多くあり、心臓発作や脳梗塞(こうそく)、
がんのリスクを高めるという研究結果も出ている。一方で、アルツハイマー病の予防に役立つとの
報告もあり、多くの医師がエイズ患者の体重増加などに役立つとの認識を持っている。
研究チームは、脳腫瘍の患者2人にも臨床試験を行っており、THCの投与でオートファジーが
確認されたという。
記事引用元:REUTERS(URLリンク(jp.reuters.com))
URLリンク(jp.reuters.com)
▽関連リンク
THE JOURNAL OF CLINICAL INVESTIGATION(URLリンク(www.jci.org))
Cannabinoid action induces autophagy-mediated cell death through stimulation of ER stress in human glioma cells
URLリンク(www.jci.org)