09/03/14 05:08:09
イギリス科学協会所属の科学者らが、「世界を変えた10大発明」をリストアップした。
20人の専門家による委員会が、「科学と工学の週間」を記念して発表したもの。リストは以下の通り。
1.GPS
元々は米軍のナビゲーションシステムとして開発されたGPSは、この星のどこであろうと受信者の位置を特定
するために、地球の周りの人工衛星ネットワークを利用するシステムである。
1978年の開発以来、今や車、飛行機、船舶で利用されている。地質学者は大陸プレート構造や氷河の移動を
記録するために利用する一方で、環境保護の科学者は亀の雄大な移動を追跡するためにGPS受信機を
亀に取り付けている。
2.ソニーウォークマン
1979年、ソニーはアイコン的な個人用ステレオ装置で、技術を身に付ける時代を切り開いた。ウォークマンは、
周囲に迷惑を掛けることなく、音楽ファンに対して移動中に音楽を聴けるようにした。ウォークマンは毎朝通勤
する何百万という人に音楽を提供した。
ウォークマンは音楽を聴く習慣をすぐに変え、1980年代にジョギングブームが一気に広がった時、絶大な
人気を誇るようになった-運動中に音楽を楽しむための手段として。
このような装着可能な技術は、アップルのおかげでiPodに進化し、音楽をずっと変化させている。
3.バーコード
このつまらない黒と白線の組み合わせは、今や店で買えるほとんどの品で見付けられる。ぱっと見には、これが
どのように、どれぐらいのインパクトを世界に与え得たのか分かりにくいが、我々の買い物の方法を根本から
覆したのだ。
1949年にNorman Woodlandが映画のサウンドトラックとモールス信号から得たアイデアを組み合わせてバー
コードの原型を作り、店の勘定をスピードアップさせるのを助けた。今では、レーザーによる走査だけで、商品の
詳細や価格、在庫レベルなどを簡単に調べることが出来る。
4.インスタント食品
活動中の食事というものは古代ギリシャの時代からあったが、インスタント食品が本当に実現したのは1970年
代で、家族の食事スタイルや、都会、田舎、国民の健康を一変させた。伝統的なテーブルを囲んでの家族の
晩餐は消滅し、あらかじめパッケージされた即席食品をソファーで食べるのが一般的になった。多忙な生活
スタイルのため、食品は、時間に圧迫された消費者の生活にゆとりを持たせられるように設計(大体が冷凍)
された。
しかし、調理済み食品の人気は、肥満の危機を招くと批判される。脂肪や塩、砂糖を大量に使って食品を長持ち
させるため、西側社会の食事事情を悪化させた。
5.プレイステーション
ゲームコンソールはしばらく我々の周囲にあったが、ソニーのプレイステーションは、1994年に発売されると、
ゲームを10代の若者の寝室から大人の居間へと移動させた。
平均的な家庭用PCよりも能力の高いコンピュータで、昨年7月現在、1億200万台のプレイステーションが販売
された一方、次世代のPS2とPS3もベストセラーになっている。
ゲーム産業は今や映画産業と肩を並べるまでに成長し、昨年は150億ポンド以上の規模になった。
6.ソーシャルネットワーキング
毎日、世界中で、Facebookのユーザーによって30億分以上が費やされる。MySpaceやTwitterのような
ソーシャルネットワーキングサイトと共に、我々の交流方法や相手を完全に変えてしまった。何百万もの人々
が、詮索したり、会話したり、メールを送ったりして、専門的な生活や私的な生活の細部に至るまで交流して
いる。オンラインソーシャルネットワーキングは、何年も交流が途絶えた友人同士の友情を再燃させられる。
一方で、世界の反対側にいる見知らぬ人々とオンラインで会話する人々もいる。
1967年に、アメリカの心理学者Stanley Milgramは、古いソーシャルネットワークの強度を調べるため、小さな
世界での実験を行ったが、デジタル時代に入り、彼の6段階の基準はほとんど通用しなくなった。
ソース(記事の続きは>>2以降)
URLリンク(www.telegraph.co.uk)
(翻訳・文責:かえりちりめんφ ★)
British Science Association : National Science and Engineering Week
URLリンク(www.britishscienceassociation.org)