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「臨界」にならない安全な状態で原子炉を使い、核燃料を作りながら発電するシステムを、
京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)が開発し、4日から実験を始めた。
原子炉の外から核分裂に必要な中性子を注入して運転する。
今回のシステムは、原子炉が「未臨界」なのが特徴。中性子投入で使う電力を少なくし、
経済性も向上した。埋蔵量が多く、核兵器へ転用されにくいとされるトリウムを原料に核燃料を作ったり、
高レベルの放射性廃棄物を、より危険性が少ない物質に変換したりすることも可能だ。
一般的な原子炉は、核分裂で発生した中性子が次の核分裂を引き起こして連鎖反応する
「臨界」状態にして運転する。このため、暴走すると重大な事故につながる危険もある。
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