09/03/03 08:58:14
送電線、電子レンジ、携帯電話…。
電力設備や電気・電子機器から発生する電磁波(電磁界・電磁場)って健康に影響ないの?
そんな不安や疑問を持つ人に中立的な立場で最新情報を提供する活動が始まっている。
「電磁波を『危ない』とか『安全』と言い切れるだけの科学的根拠は国際的にもまだありません」。
明治薬科大大学院客員教授の大久保千代次さんはそう説明する。
大久保さんは公衆衛生学が専門で、二〇〇七年三月まで電磁波の健康への影響や対応を
調査・研究する世界保健機関(WHO)の国際電磁界プロジェクトに従事した。
財団法人電気安全環境研究所内に昨年七月設立された電磁界情報センターの所長を務める。
毎日の暮らしや経済活動に欠かせない電気だが、電力供給や情報通信システム、
電化製品・装置などから発生する電磁波の健康への影響を心配する人が増えている。
「電磁波の健康被害が注目されるようになったのは一九七〇年代末」と大久保さん。
米国疫学雑誌に高電流の高圧送配電線に近い住宅の小児はがんによる死亡リスクが高い、
という内容の論文が掲載されたのがきっかけ、という。
その後、各国で動物実験や細胞学実験、疫学研究が行われてきた。
だが、「疫学研究で統計的に電磁波と小児白血病との関連性が指摘された。
でも、動物や細胞を使った生物学的には裏付けがない。喫煙とがんの関係のような
科学的な因果関係は証明されていない」と説明する。
>>2へつづく
ソース:東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
電磁波の周波数とその用途
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
住宅街の中にもある送電線
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
電磁界情報センター
URLリンク(www.jeic-emf.jp)
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