09/02/22 22:27:10
感光色素が脳の損傷を軽減 林原生化研が世界初実証
林原(岡山市下石井)グループの林原生物化学研究所(同)は、写真フィルムの増感剤などに使われる
感光色素の一種が、脳梗塞(こうそく)による脳の損傷を軽減することなどを動物実験で突き止めた。
世界初の実証で、今後は製薬会社などと共同で人への応用を目指す。
医薬研究部門の穐田研志主任研究員をリーダーとする研究チームは、小脳変性で歩行が困難なハム
スターの腹部にシアニン系感光色素を7週間、毎日注射。正常時の10分の1になる神経細胞の減少が
約3分の1にとどまり、運動失調の症状が改善された。
感光色素に神経細胞の保護効果があるためとみており、他の脳疾患への効果も引き続き調べる。同
研究所は「副作用も見られず、認知症やアルツハイマー病、脳梗塞などの治療薬開発が期待できる」と
している。
ソース
URLリンク(www.sanyo.oni.co.jp)