08/12/20 23:08:33
<静大:竹からバイオ燃料開発 食料と競合なく 研究チーム>
石油に代わる燃料として注目されるバイオエタノールを、竹から高い効率で作る技術を
中崎清彦・静岡大教授(生物化学工学)の研究チームが開発した。サトウキビや
トウモロコシと違って食料と競合する心配がなく、木材より成長が早いことが魅力という。
竹からエタノールを作るには、繊維質の主成分セルロースを糖(グルコース)に変えて
発酵させる必要がある。しかしセルロースは分解しづらく、研究開始当初は糖に変える
効率が2%程度だった。
研究チームは、竹を従来の10分の1の50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の
超微細粉末にする技術を開発。レーザーで細胞壁に含まれる高分子リグニンを取り除き、
分解効率の高い微生物を選ぶなどの工夫を重ね、糖化効率を75%に高めた。今後3年間で
効率を80%まで高め、生産コストを1リットル当たり100円程度にすることを目標にしている。
農林水産省などは2030年までに、バイオエタノールの消費量を年間220万キロリットルに
することを目指しているが、現在は輸入に頼っている。研究チームの試算では、国内には
約9300万トンの竹があり、年間330万トンまでなら採り続けても生態系への影響はない。
これで燃料を作れば目標消費量の約10%を賄えるという。【平林由梨】
記事引用元:毎日jp(URLリンク(mainichi.jp))
毎日新聞 2008年12月20日 22時00分(最終更新 12月20日 22時33分)
URLリンク(mainichi.jp)
50マイクロメートルまで細かく粉砕された竹(右)。
中央は従来の技術で限界だった500マイクロメートルの竹の粉
=浜松市中区西伊場の市商工会議所で、2008年12月18日午前11時55分、平林由梨撮影
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