08/12/13 09:54:20
独立行政法人日本原子力研究開発機構の原子力エネルギー基盤
連携センターと株式会社神戸製鋼所の研究グループは共同で、
原子力用の画期的な「オーステナイト系超高純度(Extra High Purity)
ステンレス合金」の製造技術を世界で初めて確立しました。
これは、文部科学省から受託した平成17~20年度「原子力システム
研究開発事業」による成果です。
<主な特長>
1. 現行材料の寿命に大きく影響する、放射線による劣化、局部腐食や
外部環境影響による割れ等の高経年化事象のリスクが大きく下がる
ため、再処理施設の蒸発缶や原子炉の炉心構造物等の機器の更新
寿命を飛躍的に延長できること。
2. 溶接性が飛躍的に改善し、溶接材料に母材と同一材を用いる「共材
溶接」が可能となり、溶接部が母材同等の高性能・高品質を確保できること。
<製造技術>
還元精錬と揮発精錬を組合せた画期的な手法により、比較的廉価な原料を
用いても、組成が均一で主要不純物が100ppm以下の高清浄度鋼塊の
大規模溶製が可能になります。
これにより、不純物が阻害していた高Cr-高Ni系のオーステナイト鋼本来の
優れた「耐食性」、「耐照射性」及び「機械的特性」を同時に発現することが
可能になりました。
(長文の為抜粋しました。詳細は以下のソースをご覧下さい)
ソース:URLリンク(www.jaea.go.jp)
画像:URLリンク(www.jaea.go.jp)
日本原子力研究機構プレスリリース2008年12月11日
【参考】
■JAEA 原子力基礎工学部門
URLリンク(www.jaea.go.jp)