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月刊チャージャー11月号
【指南】「おまいら、医者の言うことは聞いておけ!」by Dr.ホッピー
Vol.35
〈質問〉
彼女がマンモグラフィーを受診。乳がんはなかったようですが、定期的に受診することにしたようです。
放射線の被曝って問題ないですか?
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日本人女性の乳がん罹患者数は、30年前と比べると約4倍にも膨れ上がっているという。今では20人に1人は乳がんを
発症してしまうとか。どえらい数じゃ。だからこそ最近、「ピンクリボン」という乳がんの早期診断を啓蒙する
キャンペーンが大々的に行われているわけじゃな。ところが質問の読者も含め、マンモグラフィーが放射線を用いた
診断であることから、被曝という観点で懐疑的な見解があるようじゃ。
2004年に英オックスフォード大学の研究チームが、がん罹患者に関する国際的な調査結果を行った。その調査結果は
驚くべき内容で、日本のがん罹患者3.2%が医療機関での放射線診断による被曝が原因だという。この数値は他の
15カ国と比較してもダントツに大きく、2番目のクロアチアでさえ1.8%であった。
チャージャー編集スタッフから渡された資料によると、「ピンクリボン」の運動そのものに疑いを持っている人たちの
多くは、このような放射線診断の被曝を問題としている。さらに、「乳がんの早期発見」という至上命令を盾にして、
新しい医療市場の開拓を虎視眈々と狙っているだけではないか、という意見もあるくらいじゃ。
しかし、複数の放射線科の技師長クラスの人に発がん性を問うても、答えは「ノー」で、年に一回のマンモグラフィー
の被曝線量と発ガンとの因果関係は科学的にはない、とキッパリと言い切られた。事実として信じてよいのでは
ないかな。医学的検討では、昨今の大腸がんの増加と同じように、乳がん増加の原因は高脂肪・高蛋白といった欧米型
の食生活化が原因のひとつと言われている。さらにもう1つ。副流煙を含めて喫煙もリスクファクターである。
ちなみにオックスフォード大の研究チームは、ダントツ日本の原因は「CT検査のしすぎではないか」と結論づけて
いることを加えておく。
乳がんの診断法について話をしておこう。マンモグラフィーの他にも、放射線を用いない超音波検査や、病理組織を
反映できるところまで進歩してきたMRIなどもあるが一長一短らしい。複数の検査を組み合わせるのが良いかもしれぬ。
しかし、乳腺専門の外科医の指先は「神の手」になりうる。ハイテク検査で早期発見されたがんを数多く触って
おるからのう。過去に触診させていただいたご婦人たちから経験したモノがアナタに還元されているんだ。
「そうだネ、ありがとう」と思えたアナタは3ページ目の問答を理解できるハズじゃ・・・。
(リンク先にソースあり)
【引用元】
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