【材料】カーボンナノチューブを分散して熱伝導率を大幅に高めたアルミ複合材料の開発に成功at SCIENCEPLUS
【材料】カーボンナノチューブを分散して熱伝導率を大幅に高めたアルミ複合材料の開発に成功 - 暇つぶし2ch1: ◆NASA.emcN. @びらぼんφ ★
08/09/18 17:32:24
独立行政法人科学技術振興機構は、独創的シーズ展開事業委託開発の
開発課題「カーボンナノチューブを用いた熱交換器複合材料」の開発結果を、
このほど成功と認定しました。

独創的シーズ展開事業・委託開発では、大学や公的研究機関などの研究
成果で、特に開発リスクの高いものについて企業に開発費を支出して開発を
委託し、実用化を図っています。(略)

本開発課題は、大阪府立産業技術総合研究所 主任研究員の垣辻篤氏の
研究成果を基に、平成16年3月31日から平成20年3月31日にかけて、
住友精密工業株式会社に委託して、企業化開発を進めていたものです。

本新技術はアルミニウム合金に微量のカーボンナノチューブなどを添加して、
熱伝導率を飛躍的に向上させ複合材料とするものです。

熱交換器やヒートシンクなどの放熱機器には、主にアルミニウム合金が
使用されています。パワー半導体の発熱密度の上昇に代表されるように、
放熱機器の性能向上が強く求められていますが、これまで実施されてきた
放熱フィンの緻密化による性能改善策は、加工性や圧力損失などの観点から、
ほぼ限界に達しています。

このため、アルミニウム合金よりも熱伝導率が高い材料によって熱を拡散し、
発熱密度を下げることが望まれてきました。近年応用研究が進んでいる
カーボンナノチューブは熱伝導率が極めて高いことから、これをフィラーとして
アルミニウム合金中に配向して添加すれば熱伝導率が大幅に高められると
期待されますが、ナノチューブ繊維が極めて微細なため、実現は困難でした。

本新技術では、アルミニウム合金に添加するフィラーとして、カーボンナノ
チューブと、これより繊維が太い気相成長カーボンファイバー(VGCF)を併用し、
配向性を確保して母材中に分散し、複合材料とすることに成功しました。

製造には、放電プラズマ焼結装置注6)を利用し、アルミニウム合金の熱伝導
率の3倍を超える、高性能な熱伝導材料の製造プロセスが確立されました。

本新技術は、パワー半導体の冷却基板を中心に、高性能な熱伝導材料として、
自動車や航空機産業に広く適用されることが期待されます。

(長文のため抜粋しました。詳細は以下のソースをご覧下さい)
ソース:URLリンク(www.jst.go.jp)
画像:
URLリンク(www.jst.go.jp)
URLリンク(www.jst.go.jp)
用語解説:URLリンク(www.jst.go.jp)
科学技術振興機構プレスリリース 2008年9月18日

【参考】
■大阪府立産業技術総合研究所
URLリンク(tri-osaka.jp)


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