08/08/28 01:50:32
米軍はマインド・コントロール研究にうつつを抜かすだけでは物足りない
とでもいうのか、オンラインで自ら学習していく人工知能の開発にも興味を
持っているようだ。
軍の委託を受けた米国学術研究会議による、認知神経科学の新規分野に
ついての報告書は次のように述べている。
人工知能にはさまざまなタイプが考えられるが、「もっとも革新的なのは、
インターネットを自己の訓練に用いるインテリジェントなマシン」だろうと。
オンラインにはあれほど多くの情報があり、しかも絶えず更新されているのだから、
「人間のように推論を行なうシステムが実現すれば、その能力を際限なく
伸ばしていける」というのだ。
米国防総省の中には、『ターミネーター』を見たことがある人はいないのだろうか?
これは、『ターミネーター』に登場するコンピューター「スカイネット」でなくて何だろう?
自我を備え、他者に依存しない人工知能が、二酸化炭素を吐き出すばかりの
人間たちを、自らの存亡に関わる脅威と見なさないはずがあるだろうか?
確かにそれは極論だけれど、人間よりすぐれた人工知能が、軍の手によって
インターネット上に解き放たれると考えたら、漠然とした不安を抱かないだろうか?
幸い、論文の執筆者たちはこう書き添えている。「この目的を達成するための
さまざまなプロジェクトは、規模の大小を問わず、今のところどれも成功していない」
―おそらくそれは、生体の知能がわれわれにとって、きわめて謎に満ちた
ものであるおかげだろう。
全米アカデミー出版局で公開されている刊行物『認知神経科学とその関連技術』
を参照した。
(ソース一部割愛しました)
ソース:URLリンク(wiredvision.jp)
画像:URLリンク(img1.wiredvision.jp)
Wired Vision 2008年8月27日