08/09/10 11:36:07 t0qH2nWi
「股旅」は、四騎の会とはまったく関係ないのに、どうしてそうなったんだろうね。
いや、俺もあの本は図書館でざっと読んだけど、そこは読み落としていた。
あれは、残念な本だね。
インタビュアーがそっけなさ過ぎて、脇道に逸れることがまったくない。
結果、映画史、演劇史の「資料」止まりになってしまっている。
裏話が満載で貴重な内容だけど、裏話ネタを知る為の資料にしかならない。
そのくせ、作品のタイトルや人物名などについて、注釈が一切ない。
あれでは、それなりの予備知識がない人が読んだらチンプンカンプンだろう。
実際のインタビューは、あんなにそっけなかったはずはない。
もっとディティール豊かなものだったんだろうけど、膨大になり過ぎて、相当に削り落としたんだろう。
ATG史、アートシアター史を駆け足で振り返りました、というだけの本になってしまった。
ATGの井関社長やブレーン委員会との確執などは、もっと頁をとれば、
生臭い話もたくさん出てきて読み応えのあるものになっていただろうに。
あの二倍以上の分量は必要だった。せめて、映画編と演劇編に分けておけば良かった。