08/08/04 21:07:47 D7ohrIMB
>506
あぁ、そうでしたか、勉強になりましたって、
それは、今回のリメイク成立の経緯でしょう?
自分は、キャスティングにケチをつけたかっただけんだんだけど。
でも、まぁいずれにせよ個人的な思いですよ。もっと癖のある役者にして欲しかったって言う。
(しかし、実際、中居君で見る気がします?)
橋本さん自身が「中居君ならやれる」とかおっしゃったそうですが、
LSとしか思えませんしね。
でも、橋本さんが「分かった!海が足りない」!という直感が吉とでるか凶と出るか
興味津々ではありますが。
508:この子の名無しのお祝いに
08/08/04 22:22:21 fDYhSzyV
>>506 訂正
94年版は橋本・山田版の脚本を底本に使用
→04年版は橋本・山田版の脚本を底本に使用
>>507
>しかし、実際、中居君で見る気がします?
そう言われても、興行的にはジャニーズは手堅いのだろう。SMAPのメンバ
ーにせよ興行的にみんな一応は当ててるしね。橋本さんの盟友(というよりお弟子さん)
である山田洋次もキムタクを立派に使いこなしたからね。
>橋本さん自身が「中居君ならやれる」とかおっしゃったそうですが、
>LSとしか思えませんしね。
リメイク『砂の器』の主演も中居でしたね。基本的には映画でもTVでも脚本
家・監督・プロデューサーは新しもの好きだから、旬の人気タレントは使ってみた
いものですよ。この点は映画マニアの方が遥かに保守的だよね。
リップサービスでもないと思う。
509:この子の名無しのお祝いに
08/08/04 22:59:45 D7ohrIMB
>508
終始冷静な応答、感服しました。ありがとう。
われながら、矯激な意見というのは、見栄えのいいもんじゃないですなぁ(苦笑)
とはいえ拙者の保守的思想は変わりませんが、先入観を拭ってリメイク3作目を鑑賞
してみますか。
510:この子の名無しのお祝いに
08/08/05 00:23:07 isx2rBPg
フランキー堺は確かに人気タレントでもあったけど、
芸達者ないい役者でもあったよ。
他の映画も見りゃ分かるよね。
511:この子の名無しのお祝いに
08/08/05 08:23:37 +R3/n0nB
フランキーは一高、東大を目指してて、成績的には十分行けたらしいし。
中谷昇に「君は東大に行く顔じゃないな」って無茶なことを言われてやめたけど。
大学行けば教養があるってわけじゃないけど、今の大学とはレベルは違うだろう。
512:この子の名無しのお祝いに
08/08/05 19:14:13 NugaoLqY
御大の約20年ぶりの脚本ってだけで1800円払う価値があるだろ・・・・常考
513:この子の名無しのお祝いに
08/08/05 20:26:09 rfmNGcNt
>知性も教養もほとんど感じられない中居や仲間
あの夫婦はどちらも「知性も教養も」持ち合わせない一介の市民だと思うわけだ。
適役だとは俺も思わんが、批判ポイントとしては完全にズレてるだろ。
514:この子の名無しのお祝いに
08/08/06 00:44:15 qy0Z/iYZ
仲間なら、ひめゆりの塔だろ。
515:この子の名無しのお祝いに
08/08/06 00:44:58 EIvnENCO
うん?
床屋の夫婦が知性と教養があるかどうかは関係なくて、
あの夫婦の境遇と内面を想像できるような、時代背景と心理への洞察が
可能な程度の、知性と教養があったほうがいいんじゃないの?
知性と教養は無くても、演技や監督はできるかもしれんが、
あったほうが、質の良い結果が出ると思うけど。
知性と教養って言葉は手垢にまみれてて使いたくないんだけどね。
なんかいい言葉無いかね。
516:この子の名無しのお祝いに
08/08/06 02:04:03 uq6Nv8nF
最近手垢にまみれてる品格じゃどうかね。
517:この子の名無しのお祝いに
08/08/06 20:11:01 Tt75Sehe
今使われてる「品格」なんて爺さん婆さんのタワゴトを美化するために濫用されてるだけじゃねーか。
理論的根拠の一切ない、ただの個人の好みを正当化するために「品格」って言ってるだけ。
>515
だったら単に「力不足」って言えば済む、無理して格好つけた言葉使おうとするから頓珍漢になるんだよ。
518:この子の名無しのお祝いに
08/08/07 01:04:51 w/QuJ/78
品格と知性と教養は独立してるような気がするな。
論語に「文質彬彬」という素晴らしい言葉があるけど、
これは、内容と外見が充実して調和していることだから、
役者に合ってるかもしれない。
519:この子の名無しのお祝いに
08/08/07 21:42:15 wxJZPysI
複眼の映像以外にこの人の自伝らしい本とかってない?
520:この子の名無しのお祝いに
08/08/08 07:13:01 g+FFEOid
>>519
橋本忍 人とシナリオ
521:この子の名無しのお祝いに
08/08/08 18:19:27 4qUmZlbF
>>520
おお、ありが㌧ 調べてみたら絶版なのね。
古本屋巡りでもするか・・・。
522:この子の名無しのお祝いに
08/08/08 19:28:40 Fbe3DDOn
>>521
驚くほど法外な価格がついているから
心の準備をしておいてください。
523:この子の名無しのお祝いに
08/08/08 19:52:49 g+FFEOid
図書館にあればいいね。
524:この子の名無しのお祝いに
08/08/12 01:37:43 UK+hP97v
この人てどうやって脚本を学んだか知ってる人
いますか?
伊丹万作に師事、というから
伊丹万作がすごかったのでしょうか?
その息子もすごいし。
525:この子の名無しのお祝いに
08/08/12 05:02:14 o/VPR2X/
この人のは才能によるところが大きいと思う。
526:この子の名無しのお祝いに
08/08/12 19:25:51 Q6oO+WFK
>>524
具体的な学び方は語られてませんが、年に何回か自宅まで伺って指導受けたらしいから、
やっぱり伊丹さんの教え方が上手かったんじゃないかな。
知る限りだと
・シナリオを伊丹さんに送り、添削付きで返ってきて、またシナリオ送って(ry の繰り返し
・通勤の空き時間に電車内で書きまくってたらしい
こんなところ
>>525
氏は「才能無い」って自分で言ってるよ。
他人より長けてた所があるとすれば、忍耐力なんじゃないかって自己分析してたキガス
527:この子の名無しのお祝いに
08/08/12 19:26:57 q5j0trfY
基本的には独学だもんなぁ、バンサクに毎回見てもらっていたのは確かに大きいけど。
528:この子の名無しのお祝いに
08/08/12 20:28:40 o/VPR2X/
忍耐力と万作の添削だけで、
才能のない人間が「羅生門」の脚本が書けるとは思えない。
プロローグ、エピローグ付与以外はほとんど橋本の書いたままだし。
橋本の脚本は、どれも橋本の刻印がしっかりと押されているし。
529:この子の名無しのお祝いに
08/08/13 01:38:19 hWR1IhXy
>>526
レスありがとうございます。この人の凄いところはエピソードの
積み重ね、後半で畳み掛けるところ。上手いですよね。普通、映画で話を
進めるときに、ありきたりになっちゃうじゃないですか?
なのに「生きる」「七人の侍」「切腹」など前半で徐々に盛り上げで
終盤でちゃんと収束されているんです。
あの勢いがすごいです、長いのに冗漫な感じにならない、
ネタがよくあれだけ思いつくと思います。
530:この子の名無しのお祝いに
08/08/13 20:52:54 NUBupH92
切腹のシナリオは読み始めると止まらなくなる。面白すぐる!
531:この子の名無しのお祝いに
08/08/14 20:04:43 5PSPjRT4
「橋本忍 人とシナリオ」が、アマゾンのマケプレ「複眼の映像」で売りに出てるけど、値段が高すぎる。
532:この子の名無しのお祝いに
08/08/16 12:10:03 s5f6cef/
何故橋本氏の後に続く人間はいないのだろうか?
533:この子の名無しのお祝いに
08/08/16 12:25:17 588CY45B
人のまねしたってしょうがないだろw
534:この子の名無しのお祝いに
08/08/16 12:53:36 s5f6cef/
いや、そういう意味でなく、このような硬派な
ドラマが少なくなったなぁと思ってさw
もしこの人のレベル並みの脚本家が今の時代に
少しいれば、大河ドラマもあそこまでクソになってないだろうに・・・
535:521
08/08/17 04:26:01 J32SwZRN
都内を徘徊しまくって綺麗な状態のを見つけました。
中古なのに定価なのが少々気に食わなかったですが、この嬉しさに比べれば些細なものだ!
あー嬉しいいいい( ^ω^)
536:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 19:47:03 cZS66GVi
「羅生門」とか「砂の器」とか脚色ばかりじゃん。
こんなの俺だって書けるね。
537:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 20:51:19 gwovzMyQ
>>536
お前は「幻の湖」のようなオリジナルも書けるのか?
538:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 21:16:53 l+iZW41Q
あれは駄作じゃんwwwwwあんなの寝てるうちに
書けるよ
539:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 21:22:20 /blNU4lv
>>536
オマエ、羅生門も砂の器も原作読んでない厨房だろ。
砂の器に至っては原作者の松本清張でさえ橋本の脚色に脱帽している。
540:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 22:06:48 Y9xfSSmZ
相手にならん方が・・・
ところで、↓放映が迫ってますね。
黒澤明 没後10周年企画 「七人の侍」はこう書かれた
~脚本家・橋本忍が黒澤明を語る~
8月28日(木) 午後9:00~10:14 BS2
541:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 22:07:13 l+iZW41Q
俺が目指すのはハリウッドだからねえ~
橋本レベルなんて楽勝でクリア。
東大A判定がマーチ受けるようなもんwww
542:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 22:18:35 l+iZW41Q
来年のアカデミー脚本賞は俺が受賞
543:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 22:43:02 r3Dlv9Wj
>>534
日本の場合、まずTVは過度の視聴率偏重で視聴者の嗜好を先取りするうちにそういう
ものが書けるライターだけが残ってしまい、中身がグダグダになってしまった。
これは倉本聰が嘆いている通り。またTVにホンが分かるPDがいなくなったのは、そういう文芸志向
の奴はオタク的でしばしば現場で使いにくいので制作会社も局も採用してこなかったから。
古参のホンが分かるPDも自分が採用側に回るとそういう人間はうざいから落とした(んだと思う)
今はそういう人の大半は引退したか偉いさんに回って自分では余り現場をやらなくなった
けど、「今時のドラマは・・・ブツブツ」とか言っている当人がTVを駄目にした可能性はあると思う。
それと映像ドラマの脚本家全般でいえば、脚本は志望者が脚本家・監督・プロデューサー等の書生
や内弟子のようになってプロット・習作や下書きを出していくことで徐々に書かせて
もらえるようになり、やがて一本立ちするのが昔からの慣習。
スクールやコンクールも実際には講師(審査員)と弟子が出会うきっかけに過ぎず、
そこからプロ作家やプロデューサーと個人的に親しくなり稽古をつけてもらうのが基本。
ここで映画の場合、今でも制作本数だけなら多いけど、昔以上に監督・プロ
デューサーが安い値段で何ヶ月もの拘束に付き合ってくれる脚本家を優先させるよう
になったので、本当の意味でのプロが育たなくなってしまったんだよ。
これは大半の映画では単にお金がないことが最大の理由だろうね。
こんな時代に、『私は貝になりたい』を橋本さんが自らリライトというのは本当に奇跡的なことなんだよ。
544:この子の名無しのお祝いに
08/08/17 22:57:40 r3Dlv9Wj
>>534
まあ、80年代以降は時代的にも、何でも読んで(観て)いてストーリーのパターンを何でも知っ
ている文学青年みたいな人が余りいなくなってしまったせいもあるんでしょうね。
今の志望者は小説でもシナリオでも何も読んでいない(観ていない)人が大半だもん。
もちろん知っていれば書けるというわけでもないけどね。
>>532
サスペンスものはTVだけど忍さんの娘さんの橋本綾さんが継いだでしょ?
信吾さんが今は何をしているのかが分からないんだけどな。
まあライターさんは修行が辛い>>543 割に報われない仕事なので、いい後継者が出な
くなったのもやむを得ない部分は大きいと思うよ。
アメリカは映画もTVも制作費の桁が違うから払いがいいだろうけどな。それと
向こうはいいシナリオ=いい企画=金になる(あるいは興行的に駄目でも賞が獲れそうなホンは監
督やスターが興味を示す)という好循環や批評的な鑑識眼がまだ生きているんだよ。
日本はホントにいい加減じゃないですか。三丁目とかそういうのでも誉めるプロがいるんだもん。
しかもその程度でもヒットするんだもんね。
545:この子の名無しのお祝いに
08/08/18 00:09:24 2DeKA/hg
橋本なんて大正うまれwww
センスふるすぎwww
平成の俺に勝てないぜwwww
546:この子の名無しのお祝いに
08/08/18 16:41:06 mkYcVvJU
平成生まれには、センスのかけらも残ってないがな。
547:この子の名無しのお祝いに
08/08/19 01:39:18 qfw/kMpY
橋本さんの様に文芸性のある作家性の強い脚本家は、今はでにくいでしょうね。
山田太一さん辺りか。橋本さんの弟子の中島さんはどうなんだろ。
大河ドラマは、自分も好きじゃないけど、狙いが全然違うから、
橋本さんに書かせても、かえって本人が困るだろうね。
橋本さんは、作品の質と量という点で、黒澤さんに似ていると思う。
しかも、橋本さんは脚本の奥義を窮めて2周くらい回っちゃって幻の湖にいっちゃったけど、
それも3週くらい回って不評を買ってる黒澤さんに似てる。
548:この子の名無しのお祝いに
08/08/19 21:21:36 RTd4uNMU
今時文芸性のある脚本家なんていらんだろwww
タランティーノを見て勉強しろよwww
549:この子の名無しのお祝いに
08/08/24 10:57:38 r6eHyVpw
何かw連打するしか能の無い夏厨が湧いてますな。
まああと数日の我慢ですんでスルーしましょ。
550:この子の名無しのお祝いに
08/08/24 12:21:18 QLjSIKSg
実際文芸作品の新作はほとんどないよね。
あっても単館レベル。
551:この子の名無しのお祝いに
08/08/29 12:09:36 uqsR9FvE
BS2見た。女子アナウザ杉。橋本さんの話の腰を折るな。
最後の学生との質疑応答が面白かった。
「批判力をゼロにしたときシナリオが生まれる」とのお言葉に、
「幻の湖」が頭をよぎった。
552:この子の名無しのお祝いに
08/08/30 23:53:13 bUI8RxbV
>「批判力をゼロにしたときシナリオが生まれる」とのお言葉に、
>「幻の湖」が頭をよぎった。
飲んでた茶、鼻から吹いたw
553:この子の名無しのお祝いに
08/08/31 04:16:06 cL/PEx7a
あの女子アナは、確かに少々うざかったが、
大筋で的外れな言動は無くて、うまく話を聞きだしていたと思うよ。
(内容は「複眼の映像」の通りだったけど)
ただ、最後の誰もがやる例の思考停止質問はやめて欲しかった。
インタビュアーにとって、無能で何も考えていない事の端的な証拠だから。
相手にも非常に失礼だ。
「橋本さんにとって、黒澤監督とはなんですか?」
「橋本さんにとって、黒澤映画とはなんですか?」
554:この子の名無しのお祝いに
08/09/04 03:20:33 Gd1euYwq
今回の特集を含めた今年の黒澤関連の特集番組、
いつかDVDでまとめて出して欲しいなー。
555:この子の名無しのお祝いに
08/09/24 16:33:38 ZVTeC0Tn
「黒澤作品とは何か?」という質問は、抽象的すぎて批判があるけど、
でもNHKは番組を台本通りに進行するので、おそらく橋本氏へは
事前に質問するリストでも先渡しされているだろうな。
黒澤さんはそういった丸投げの質問を嫌っていたようで、
いきなり訊かれて不機嫌になることがあるよね。
556:この子の名無しのお祝いに
08/10/19 14:21:33 WX3hfzTV
年齢が年齢だけに酷な言い方になるかもしれんが、もっともっとあなたの作品が見たい
557:この子の名無しのお祝いに
08/11/06 20:39:53 F2ko2kNA
貝のシナリオ本が出るらしいよ。
558:この子の名無しのお祝いに
08/11/07 16:28:26 XDK4f1jv
大菩薩峠も橋本さんですよね。観た人いますか?
観るべきでしょうか。
559:この子の名無しのお祝いに
08/11/08 08:47:17 SB6knPXu
「侍」「大菩薩峠」「日本のいちばん長い日」、
岡本喜八とコンビの三本はいずれも重量級、みごたえあり。
「ああ爆弾」で好き勝手やった喜八に、藤本真澄は「これからは第一稿は書かせない。
変化球を投げるだけでなく、ちゃんとした脚本で撮ってみろ」と
橋本脚本をあてがった。喜八としては不満だったろうが、やはりいい作品になった。
560:この子の名無しのお祝いに
08/11/08 22:32:11 c1HisU5f
今更ながら複眼の映像を読んだけど、ライター先行型と呼ばれる、第一稿をベースに、
みんなで同一シーンを書いて、その中からベストな部品を集めて作ってゆくっていう、
共同脚本の書き方は凄いな。
今だったらワープロでもっと楽に編集できるんだし、今の映画人もやればいいのに。
ただ、同じ共同脚本でも、橋本さん本人が疑問に思ってたように、いきなり決定稿システムの方は、
確かに無茶だ。
いくら事前に話し合っても、叩き台のシナリオがなければ、同一シーンは
まとめあげられないくらいバラバラになっちゃうと思うんだが・・・。
とはいえ、蜘蛛巣城も悪い奴ほどよく眠るも隠し砦の三悪人も、面白いと思うけどね。
561:この子の名無しのお祝いに
08/11/09 04:09:47 JO2VuNHA
批判力をゼロにしたときにシナリオは生まれるというのは至言だ
ただ映画の製作段階のどこかで批判力を発揮しなければ大変なことにはなるだろうが
562:この子の名無しのお祝いに
08/11/09 09:01:52 73pZBuXR
だから、プロデューサーは脚本書いたら駄目なんだね。
563:この子の名無しのお祝いに
08/11/09 21:13:26 HKOtJ8IK
後になって一番大変な役目だったとわかった、という小国英雄の役割を果たせる人材がいないんじゃないのかな。
564:この子の名無しのお祝いに
08/11/10 00:30:47 m56BzblV
あの時代に橋本脚本に文句言えそうなのは田中友幸ぐらいだけど、
幻の湖には関わってないな。
565:この子の名無しのお祝いに
08/11/10 00:43:18 bOM0dPGm
共同脚本の行司役が小国だったってのが面白いね。
普通は監督である黒澤が、ライターたちの書いたものをジャッジして、取捨選択して
ゆきそうなもんなのに、彼はあくまで一ライターとして橋本たちと競って書き、
小国のジャッジを待つ立場だったったのが興味深い。
566:この子の名無しのお祝いに
08/11/10 01:59:06 C9iGdbR7
最近よくメディアに出てるね。
567:この子の名無しのお祝いに
08/11/11 18:34:19 bZk2mNxw
>>批判力をゼロにしたときにシナリオは生まれるというのは至言だ
これって具体的にはどういう意味なんですか?
568:この子の名無しのお祝いに
08/11/11 18:55:30 j2AKFQts
シナリオを書いてると、どうしても途中で自分の書いたものを批判してしまって
なかなか書き進まないが、内容は稚拙でもいいからとにかく最後まで書ききる。
手直し(自己批判)は書き終えた後にいくらでも自由にできるんだから、とにかく最後まで書きなさい!
という感じの言葉だったと思う。誰か訂正よろ
569:この子の名無しのお祝いに
08/11/12 11:43:06 uW9TMPSA
そう
そんな風な意味
570:この子の名無しのお祝いに
08/11/12 17:05:52 TrOjz3dF
現代の教育は、創造力ではなく批判力ばかりが身についていく偏った傾向がある。
だから往々にして若い人が (以下、>>568 に続く)
たくさん書いて、創造力が身に付いてくるまでは自分の批判力を封印しておきなさい・・
こんな風に俺も受け取った。さすが、と感心して納得した。
571:この子の名無しのお祝いに
08/11/12 18:10:12 uPD4Nbxd
まあ、情報と過去の遺産が増えたことによって、
現代のクリエイターは、ツッコミ世代ではあるよな。
どうしても先人たちの業績を知ってる分、なにかアイデアを考えても、
「これは○○○であったパターンだ」って、思考になりやすい。
若い人といっても、すでに今の4~50代くらいからそれに入ると思うが。
572:この子の名無しのお祝いに
08/11/12 19:22:15 CK+3AtyY
そうなんです。書いててどうしても自分が過去に感動した
ストーリーに似てくるので困ってます@修行中
573:この子の名無しのお祝いに
08/11/13 00:32:37 BbWiOQT8
橋本さんは原作ものの習作をたくさん書いたんだよね。
批判力を少なくするいい方法だろうね。
574:この子の名無しのお祝いに
08/11/13 18:02:35 zxBQjxBl
でも批判力を無くして「切腹」や「七人の侍」のような
登場人物が魅力的で、きちんと伏線が張ってあって無駄が無く
ストーリーが面白い、ほぽ完璧に近い作品が出来るもんかね。
自己批判の欠片も無い「恋空」なんかのスイーツ話は突っ込み所
満載だが。
575:この子の名無しのお祝いに
08/11/13 22:27:19 P0WQpJoE
七人の侍は、複眼の映像によれば、橋本と黒澤が無我夢中で書いて、
小国旦那が批判力を担当したようだ。
だから隙がない。共同脚本の最大の利点が出てる。
切腹はどうだろうな・・・まず最後まで書いた後、時間をおいてから、
ブラッシュアップしていったんじゃないのか。
576:この子の名無しのお祝いに
08/11/14 16:19:34 b/FIgVFa
>>573
橋本忍は、村井にこう語った:p167
「(師匠の)伊丹万作さんが、あるときぼくに『君、オリジナル脚本ばっかり持ってくるけど、
原作ものはやらないの』と言うから『僕はやったことがないんですけど、
やるんだったらこんなふうにやりたいです』って言ったんだ。
柵の中にね、牛が一頭いるんだよ。何日も何日もその牛を見に行くんだ。
じーっと見ていて、ここが急所だ!と思ったら、柵を開けて中へ入って、
鈍器で一撃のもとに倒して、鋭利な刃物で喉を切って、頸動脈の血を
バケツに入れて持って帰って、それで(脚本を)つくる。原作の姿形なんて
まったく要らない。欲しいのは生き血だけ。やるんだったら、そういうふうに
やるって言ったんだ。
そしたら伊丹さんは『橋本君の言う通りかもしれんな。一番効率的で手っ取り
早いだろう。だけどこの世の中には、やっぱり殺さずにね、いっしょに心中し
なきゃいけない原作もあるよ』って言われたんだよ。それはよく覚えている。
だけど、僕にはやっぱり、一撃のもとに倒すことが大事なんで、殺し損ねて
暴れ出したら手がつけられなくなる。だから原作は二度と読まない。
脚本を書くときも読まないし見ない。もう、要らないものになっているんだよ。
50年やってきたけど、心中しなくちゃいけない原作なんて、とうとう一遍も
会わなかったよ。ない。そんなもの、ないよ。
一撃のもとに殺したときが一番効果がある。手間がかからない。小説と脚本は
そもそも全然違うんだから、こだわっても意味はない。本を書くときに原作を
読み返さなければいけないときは、失敗作だよ」
577:この子の名無しのお祝いに
08/11/14 18:16:20 gC9LaBxK
それ読むと、いつも「キャリー」を思い出すんだ。
いや、言ってること自体には心から感心、同意してるんだけれども。
578:この子の名無しのお祝いに
08/11/14 21:09:35 eTK/qFOR
複眼の映像が面白すぎる件
579:この子の名無しのお祝いに
08/11/15 01:53:19 8OWpY+8d
>>567の話といい、複眼の映像といい、橋本忍って頑固で偏屈なおっさんだなって
つくづく思ったよ。
ジョーズが完璧すぎたから、スピルバーグの作品はもう観てないとか、
夢が黒澤の遺作として完成してたから、八月とまあだだよは観る必要ないと思ったとか、
観ないと決めてた影武者をついうっかり観せられて苦痛だったとか、
ものすごく好き嫌いが激しく、自分の思い込みを最優先に信じる人なんだなって。
心中しなくちゃいけない原作なんかない、って言い切っちゃうのも、
他人の作品よりも、自分の作品こそ第一だからだと思うよ。
そういう強固な俺様主義な信念の持ち主だからこそ、傑作がたくさん描けたとも言えるし、
幻の湖の大コケも理解できるw
580:この子の名無しのお祝いに
08/11/15 02:00:57 8OWpY+8d
だいたい心中したい原作がないって思えちゃうのは、ライターというよりも、
作家の発想だと思う。
この場合の作家っていうのは、原作を自分で作り出すタイプの作家。
たとえば小説家、漫画家であれば、他人の小説or漫画に心中しようとは
まず思わないわけで。
581:この子の名無しのお祝いに
08/11/15 04:59:32 shiRRrxm
>>579
まあ、あまり映画観なくなる人が多いけどね、映画の仕事始めると。
自分がどうするかって事が一番大切だから。
ああいうやり方もあるかってのは、修行時代にやればいいことだから。
582:この子の名無しのお祝いに
08/11/16 16:33:08 F04/V0/K
切腹の原作である滝口康彦の「異聞浪人記」読んだことある人いる?
ネットで感想探しても、ほとんどいないんだよな。
原作はたった18ページらしいってのは分かったんだけど。
800ページの砂の器と、18ページの異聞浪人記を、同一脚本家がシナリオ化したのに
上映時間が同じくらいってのは考えてみると凄いな・・・膨らますのも、圧縮も
両方上手いってことだから。
583:この子の名無しのお祝いに
08/11/22 14:54:20 jfaPuWTl
貝観ました
やっぱ橋本さんの脚本最高っす
584:この子の名無しのお祝いに
08/11/22 15:57:27 QFLSrVJ1
次は幻の湖の改稿か・・・
585:この子の名無しのお祝いに
08/11/22 16:43:02 qOQA+EVD
貝ひどかったす。
「貝」+「砂の器」+「明日への遺言」÷5位の薄さ
586:この子の名無しのお祝いに
08/11/22 21:06:53 f/8fe31a
心中したいほどの原作に出会えなかったというのは、ある意味不幸だったといえるのかも
オリジナルの果てが「幻の湖」で「貝」のあのリメイクっていうんでは…
587:この子の名無しのお祝いに
08/11/22 23:17:06 QFLSrVJ1
80年代以降を無視すりゃ不幸でも何でもないだろう。
588:この子の名無しのお祝いに
08/11/23 03:29:46 ax5QsrsO
心中って表現はオーバーだけど、本当は凄いって思った原作はあったと思うよ。
素直じゃないからそう言えないだけで。
589:この子の名無しのお祝いに
08/11/23 04:39:43 vsou4quW
今回の貝の追加部分はまぁ良かったが、BGMや演出に少々クドいとこがあったのが残念。
590:この子の名無しのお祝いに
08/11/23 11:39:17 X9QmyPPi
貝が酷かったってどう酷いの。筋だけでも泣ける話なんだが、、、?
591:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 18:31:18 pGUAFW16
フランキー版にあった何か得体の知れない不条理さがあまり無かった。
592:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 18:43:42 +L+grOJz
これ以上不条理にする必要もないだろ
593:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 20:27:13 qQ7V1Jlc
んだ
594:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 20:30:26 cU7NENFA
つまらない。長い。芝居がオーバー。砂の器のパロディ。
以上。
595:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 20:38:41 Ld+y2Atq
オレはフランキー堺のも感動したけど、今回のはもっと感動したけどねー
人それぞれなんだなー
596:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 20:46:12 Ld+y2Atq
ついでだけどさー
オレは新田次郎先生の本を読み出したのも、山登りを趣味にしだしたのも、映画の「八甲田山」がきっかけなんだなー
来年、浅野忠信主演で「劒岳 点の記」やるだろ
あれも今から楽しみの一つ
597:この子の名無しのお祝いに
08/11/24 22:12:02 ykf986dm
【七人の侍】橋本忍の脚本は、傑作の森!【幻の湖】
スレリンク(rmovie板:501-600番)
598:この子の名無しのお祝いに
08/11/27 22:34:16 xgo5QF7d
今日リメイク観てきた。
作品スレよりこっちの方がいいだろう。
中居が仲間から散髪してもらうシーンで回想とカットバック、橋本キター
時々入る不自然なモノローグ、橋本キター
台詞の中止法、繰り返し、橋本キター
まだまだ健在だわ。
599:この子の名無しのお祝いに
08/11/27 23:22:21 FWX+UuCV
切腹の脚本読みたいんだが、本出てる?
600:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 02:07:45 cUuuOtnn
もちろん
601:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 19:19:23 ddBlbXBW
>>599
「橋本忍 人とシナリオ」っていう本に載ってるよ
真昼の暗黒と砂の器の脚本も収録されてる
今は絶版だけど
602:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 19:58:12 EOTQrjGg
実にくだらん
むしろ、「幻の湖」をリメイクすべきだろう、中居正広は雄琴のソープにやってくる作曲家の役で
603:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 21:42:05 TAyaKjK/
>>598
なんかそうやって分析すると、中止法はともかく、回想やカットバックや
モノローグの使い方は、最近の漫画に似てるな。昔の漫画じゃなくて今の漫画。
もちろん橋本忍が、(クドカンのように)漫画に影響受けたとかじゃなくて、偶然だろうけど。
ちなみにビリー・ワイルダーの映画でも似たような事を思った。
冒頭、いきなり主人公が、ナレーションのようなモノローグと共に登場する所とか、
ああ漫画の新連載第1話だなと。
映像よりも文章上で必死にシーンを考えて、セリフづくりに命をかけてそうなあたりも、
忍とワイルダーって似てる気がする。
604:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 23:21:50 CKqOK8Pv
>>602
誰が金をだすの?
605:この子の名無しのお祝いに
08/11/28 23:49:54 cUuuOtnn
>>603
> 偶然だろうけど。
どう考えても漫画の方が影響受けてるだろ。
606:この子の名無しのお祝いに
08/11/29 06:27:17 +yj9HUZd
>>599
人とシナリオは4年くらい前に出身地にある記念館(市川町文化センターって名前だったかな?)で
限定復刻したらしいから、そこに問い合わせればまだあるかもしれない。
607:この子の名無しのお祝いに
08/11/30 08:38:36 z9MOL6PF
こいつの傑作といわれている作品ってほとんど共作じゃん。
他人の手柄を自分のものにしていばっている奴の典型的な例だな。
608:この子の名無しのお祝いに
08/11/30 15:15:05 J+G3x06Z
日本のいちばん長い日のシナリオって売ってる?
609:この子の名無しのお祝いに
08/12/01 11:03:22 9I5lEAKv
>>606
人とシナリオは、kosho.or.jpに行けば山ほどあります。
どの脚本家のものも。
610:この子の名無しのお祝いに
08/12/03 17:07:42 Au3B0hSu
仇討、DVD化されてないのか・・・
武士道残酷物語はされてるのを知ってなおさらショック
611:この子の名無しのお祝いに
08/12/04 14:36:43 VzpEk/nc
切腹の原作の、滝口康彦「異聞浪人記」を読んでみた。文庫でたった31ページだった。
映画はこの原作の内容をほとんど変えずに、ほぼ全部使ってる。
「張込み」みたいに大幅にオリジナルエピ付けたしをしたのではなく、
地の文章も映像化したり、セリフにしたりして、膨らました感じ。
大きな付け足しは、全体を井伊家の覚書による語りという形式にしたことと、
丹波哲郎との決闘、クライマックスの仲代大暴れ&赤鎧をぶっ壊す所。
(原作では半四郎はあっさり3人を片付け、語り終わった後、その場で無抵抗で斬られる)
また、何度も回想を挟んでゆく形式は、橋本御大っぽいけど、これは原作も
同じ構成なので、御大が回想形式に改変したわけではない。
映画が上手いなと思ったのは、3人から切った丁髷を、決闘の回想の前に見せる所かな。
原作だと3人を倒した回想の後に髷を見せるんだが、映画では先に見せることによって、
ミステリー色を強めることに成功してると思う。
まあ原作も決して悪くはないが、忠実に映像化してる分、やっぱり映画を見ちゃうと、
原作小説が映画のあらすじ説明文に見えてしまうというか・・・仕方ないけど。
長文失敬。興味のある方は図書館かなにかで探されては。
612:この子の名無しのお祝いに
08/12/04 19:48:36 NtNXywOz
レポ乙
いつか読んでみる
613:この子の名無しのお祝いに
08/12/06 03:42:27 29yJdLah
「仇討」のビデオをやっと見つけて観た。
「切腹」の2回目と一緒に借りて続けて観たんで、両方を比較できたが、
やっぱり切腹の方が、原作があるぶん緻密で隙がないな。
仇討も悪くないが、オリジナル脚本で御大が好き勝手やったぶん、
アラが結構あるなあと。
ただ、アラを含めて、橋本節が全開なのは仇討の方だなと思う。
614:この子の名無しのお祝いに
08/12/06 03:49:33 29yJdLah
あとこれは脚本ではなく、監督の演出だと思うが、丹波哲郎が決闘に行く前に、
カメラ目線で観客に向かって、えいやっ!と斬りつけて場面転換とか、
仇討会場で、藩のお偉いさんが開会挨拶してる時の声が、運動場でマイクで
喋ってるような音声(微妙にエコーつき)にしてるのは、なにかのギャグかとw
細かいところでは、主人公(武士)が「兄貴」「おじいさん」って言葉を使ったりとかもあって、
以外とリアリズム一辺倒でもないんだなと。まあ別にいいけど。
615:この子の名無しのお祝いに
08/12/07 01:21:44 q6wS8njZ
七回書き直す
616:この子の名無しのお祝いに
08/12/07 19:38:35 CUbUCes2
「旅路 村でいちばんの首吊りの木」
橋本忍が事実上の引退となった、最後の作品。
やっとビデオを入手して、きのう鑑賞を終えたところ。
おもしろかったよ、これ。きのう徹夜で3回観た。
たしか、公開当時は日本アカデミー賞を総なめした・・・よね?記憶があやふやだけど。
ネタバレするとつまんないから具体的な事は書けないけど
ハデさは全く無い。とにかく地味。暗い映像が延々と続く。ほっと一息できる場が全く無い。
登場人物も極端に少なく、ミステリー映画として観たら”犯人”がすぐわかってしまう。
動機もあいまい。なぜそうしなければならないのか。そうした結果の将来を考えないのか。
ツッコミどころ満載。でも、これはそういう映画では無いと思う。
タイトル「旅路」が大きな字で、サブタイトル「村でいちばんの首吊りの木」が下に小さな字だけど
むしろ逆の方がよかったと思う。ストーリーは、最初に 「村でいちばんの首吊りの木」 という
フレーズを思いつき、その後から、それに合わせるように肉付けしたのではなかろうか。
「病院坂の首縊りの家」をパクったようなタイトルなんで、当時は敬遠して観なかったけど
今観てみると、じんわり来る。エンターティンメントを期待するとハズレだけど、
しんみりしたいならオススメだな。
617:この子の名無しのお祝いに
08/12/07 19:58:36 9rHXJqvk
日本アカデミー賞では主演女優生と録音賞で複数作品でノミネートしてるだけだった。
原作は辻真先なんだな。
618:この子の名無しのお祝いに
08/12/08 18:11:05 Xy4GI15e
御大は原作付きか共作の方が面白いな。もちろん悪い意味じゃなくて、
そういう才能の持ち主だということで。
今回の私貝のリメイクで、もう完全引退するつもりだろうか。
まあ、もう仕事を依頼されることもないか・・・
619:この子の名無しのお祝いに
08/12/09 09:39:11 9RLBWQaX
>>616
> タイトル「旅路」が大きな字で、
> サブタイトル「村でいちばんの首吊りの木」が下に小さな字だけど
> むしろ逆の方がよかったと思う。
当時はCMの関係もあって、
「村でいちばんの首吊りの木」が全面に押し出されていた。
確か「村でいちばんの首吊りの木」とナレーションが入って終わるものだった。
結果的にはこのキャッチフレーズが興行失敗に結び付いたと思う。
620:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 00:06:17 LwRMZxuD
橋本先生、丹波哲郎の声に似てるね
621:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 08:59:07 VHaqnkY1
雑誌「シナリオ」にインタビュー。
既出の話も多いけど面白かったよ。
622:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 20:29:43 C4NU9jqC
黒澤映画の共同脚本のシステムは、複眼の映像を読んで理解できたが、
砂の器の時は、山田洋次とどんな風に役割分担して書いたんだろう?
知ってる人いますか?
623:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 20:37:50 ZcUz8Q54
いません。
624:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 21:11:32 VHaqnkY1
>>622
橋本の先行型でしょ。
監督と直しする時に山田も参加という形だと思う。
これまでのいろいろな情報を総合すると。
625:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 21:46:30 9WVJb8GK
黒澤も自身が先行で書けば、他の脚本家も参加しやすかったんじゃないか。
626:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 23:14:38 VHaqnkY1
先行型は直される、つまり駄目出しされるからきついということを、
橋本さんが書いてたよね。自分が同時に書こうと提案したと。
これが失敗だったって。さらに小国さんは裁定役だったのに、
駄目出しされて怒った黒澤が、一緒に書けと迫ったと。
だから昔から良くあるやり方で、若い脚本家に書かせて、
監督が直すというのが人間関係も含めて理想型なんだろうけど、
黒澤は最強脚本家軍団を手放したくなかったんだよね。
橋本さんもそれで満足しているのかと思っていたけど、
この前の本で早く独り立ちしたかったと書いていて意外だった。
やはり精神的にきついのだろう。
627:この子の名無しのお祝いに
08/12/23 23:24:51 VHaqnkY1
後、黒澤は、
製作主任、助監督時代: 一人で書いてる
戦中監督時代: 自分で書いてる
組合管理時代: 他人の脚本で撮らされてる
芸術家グループ時代: 菊島共作
羅生門以後: 軍団執筆(橋本は途中で離脱)
夢、八月の狂詩曲、まあだだよ: 一人で
という感じで、共作のきっかけは、激動の時代だと思う。
題材の模索に他人の力を借りたのではないだろうか。
「一番美しく」、「続姿三四郎」(ここで終戦)、
「明日を創る人々」(脚本クレジットなし)の後、
初の共作「わが青春に悔なし」だから。
628:この子の名無しのお祝いに
08/12/24 00:20:11 Z9GU3i52
生きる、七人の侍の時は、黒澤がと橋本がプロットとキャラを作って、
それを元に橋本が第1稿を書き、それを土台に黒澤と橋本が決定稿を同時に書いて、
小国がそれを判定してゆき、優れた部分を集めて一本のシナリオに編集してゆく・・・
それはわかりやすいが、その次からの、いきなり決定稿システムってのは
難しいだろうな。
基本線となる先行の第1稿が無い状態で、複数人数で書いたら、
たとえプロットが用意してあっても、内容がバラバラになっちゃって、
編集が難しくないか?
629:この子の名無しのお祝いに
08/12/24 15:49:30 zl87pPK+
>>622
『映画に賭ける~脚本家・橋本忍~』
BS2、2008年5月1日木曜、午後4時~午後5時50 分
>砂の器の時は、山田洋次とどんな風
このとき確か山田氏ヘのインタビュウも交え、
この件も結構克明にやった記憶。
また再放送すると思うから、NHK BS2をマークしておくと良いよ。
630:この子の名無しのお祝いに
08/12/29 01:27:09 ay0zgjJg
複眼の映像は、「生きる」の創作過程が一番面白かったな。
まず黒澤がテーマを出し、橋本がプロットを作り、小国を加えて三人で人物の掘り下げ、
それを元に橋本が第1稿、続いて3人で決定稿・・・と、気持ちいいくらい共同作業が
有益に働いてるのがよく分かる。
キャラとテーマとストーリーが全部「あと75日しか生きられない男」に
統一されてるのもお見事。
631:この子の名無しのお祝いに
08/12/30 17:16:50 SxVpcljT
>>630
橋本「それじゃぁ途中で死んじまいますよ」
小國旦那「死んだっていいじゃないか」
・・・これですね。
632:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 05:07:12 BFwikQwK
忍が複眼~で、後世に残したい!と熱弁してる、共同作業システムって、
今のハリウッドで普通にやってるよな。
それこそ10人20人体制で、恋愛シーンのセリフ専門のライターとか、
アクションシーンが得意なライターとかを集めて、各シーンを分業させたり、
シナリオドクターと呼ばれる直しの専門家がいたりと、黒澤体制の比じゃなく、
複眼どころか、複々々々々々々々々々々々々眼状態。
なのに、決して傑作ばかりが生まれてるわけでもないのは何故だろう。
凡人が20人集まっても、2~3人の天才には勝てないってことかな?
633:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 10:10:50 SNga5LK1
ハリウッドは先行型が多くて、
仲間で脚本について議論することは少ないよ。
脚本が複数書かれたり、脚本家の間を渡っていくだけ。
それに最後に決めるのはプロデューサだから眼は一つだ。
手は凄くたくさんあるけど。脚本家はプロデューサの道具って感じ
634:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 10:47:49 tUCLXENK
ハリウッドの映画の脚本がつまらなくなったのは
「こういうスタイルにすればヒットする」というパターンを決めてしまったために
似たような映画ばっかりになってしまったから
「マッドマックス」みたいな映画を見ると、ハリウッドとはまったく違うので新鮮
しかし、ハリウッドスタイルで続編を作って、見事に陳腐化
635:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 11:15:44 SNga5LK1
>>634
決めてしまったというか、
マーケティングの手法でやってる。
統計駆使してね。だからすごく制約がある。
なぜか格闘シーンが入ったりw
636:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 14:40:17 jfy7jrvS
共同っていうより厳密には分担って感じだからじゃない?
複眼では、黒澤監督のリーダーシップと強固な連帯感があったからあのシステムが成り立ってた
と言ってた気がするから、やっぱり一緒の部屋で同じシーンを
同時に書き進めなきゃダメなんだと思う。
ゴッドファーザーのコッポラとプーゾが同じような体制じゃなかったっけ
637:この子の名無しのお祝いに
08/12/31 21:03:27 BFwikQwK
なるほどねえ・・・
そういや、ビリー・ワイルダーもそうだったな。
相方の脚本家と一緒に、ずっと部屋に篭って書いてたらしい。
若い頃、師匠のルビッチとそうやってたから。
638:この子の名無しのお祝いに
09/01/01 09:51:03 841eDAeE
あけおめ!
三谷幸喜がどう頑張っても、尊敬するワイルダーと比べてワンパターンで、
どんどんマンネリになっていってるのは、才能だけじゃなくて、
もう一つの「眼」を持つ、いい相方がいないからだろうな。
日本人の脚本家って才能ある人は基本的に一人で仕事するから、
黒澤のチームみたいな体制は例外中の例外で、再現は難しいだろうな。
有名脚本家2~3人が組んだ脚本なんて話、最近ほとんど聞いた事がない。
639:この子の名無しのお祝いに
09/01/01 14:50:41 kNg1qtMA
忍ちゃんがいいって言っている先行型の直しなら、
お家芸なんだけどね。昔は。
弟子に書かせて、大家が直すってパターンは。
クレジットされてないのは山ほどある。
クレジットされていて、なおかつ師弟関係にないのでも、
成瀬巳喜男の映画では松山善三→井手俊郎ってパターンが結構ある。
これは松山が書いて、井手が意見を言って、という直しを続ける。
場合によっては井手も書く。さらに成瀬が台詞を直し、削る。
640:この子の名無しのお祝いに
09/01/01 20:11:25 ZulFVbV/
「幻の湖」って、あまりにもキチガイじみているので
「このシーンは削ったほうがいい」とか「ここはもっと詳しく掘り下げたほうがいい」とか
助言することすら不可能になって、あのまんま脚本になってしまったのではないかな
641:この子の名無しのお祝いに
09/01/01 21:34:57 kNg1qtMA
黒澤明は橋本忍に会ったことが不幸だったと、
橋本忍に面と向かって言った野村芳太郎が、
「幻の湖」の製作に名を連ねているんだけどね。
どういう流れでああなってしまったかも記録に残して欲しいね。
642:この子の名無しのお祝いに
09/01/01 21:59:39 4y3cTUGn
野村芳太郎は橋本プロの人間だから不思議はないよ。
八甲田山のプロデューサーもやってる。
橋本は野村に脚本の感想を聞いて、野村は「この脚本は実際につくってみないと
どんな映画になるかまったくわからない」といって逃げた。
643:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 01:14:54 ApUJ7b93
忍も単独脚本だと、やっぱりオリジナルより原作付きの方が面白いな。
幻の湖は論外だとしても、仇討よりは切腹だと思うし。
まあ原作付きでイマイチなのもあるけど・・・
そしてやっぱり共同脚本はハズレが少ない。数も少ないが。
644:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 01:25:03 Kvx/lo/b
>>640
じみてるんじゃなくてキチガイだろ。
アメリカのスパイがトルコ風呂で働いてるとか
コメディーみたいな設定を大真面目な映画にしようとしてる時点で。
645:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 12:08:38 N5YO2oaD
まあ、確かにキチガイ脚本だわな
織田信長の妹のお市の方の呪いが現代に・・・というだけなら
単なるファンタジーとして納得できるが
「宇宙パルサー」だの、「ファントムではない、イーグルだ」とか
トルコ嬢が、飼い犬を殺された恨みを晴らすためにマラソンとか
646:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 16:14:01 quowzTqT
だ が そ れ が い い !
647:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 17:17:04 4RrcRQ/u
「切腹」見たけどそんなに面白くなかったよ。
よくある時代劇の話でしかも殺陣まで話を
引き伸ばし過ぎ。結局仲代は討ち死にで三國連太郎は安泰だし
親も「この話は酷過ぎやしないか」ってブーブー文句垂れてた。
ここで大絶賛されてるからDVD買って損しちゃった。
648:この子の名無しのお祝いに
09/01/02 19:08:20 sTKW10HU
スレのせいにするなよ。
金だしたのは自己責任だろ。
649:この子の名無しのお祝いに
09/01/03 23:45:10 8OqZevaa
>>643
構成が巧いんだよな。話の創作よりも。
堀川弘通の「白と黒」には痺れたわ。
ネタは本格推理ものとしては反則っぽいんだろうけど、
全体の構成、シーンの積み重ねが凄い。
特に女性の使い方がすごーくうまい。
清張ものよりも女性脇役がいい。
>>647
親子揃って素晴らしいです。
650:この子の名無しのお祝いに
09/01/04 00:26:55 pErvs/ti
>>647
竹光の詰め腹は何とか観ていられるんだが、
「赤ん坊が熱出してんのに、薬が買えず死亡、岩下志麻が発狂」
あまりに陰惨、可哀想で観るに堪えない・・・・
これが私的な近年のパタアンなんだが、
このあたりのクダりは何ともないのかね、貴方は。
651:この子の名無しのお祝いに
09/01/18 16:51:09 CstkN+GV
最近生で見る機会があったけどお元気そうですね。
5、6年前の黒澤監督のDVD特典映像で見たときより
喋りもハキハキしてるし。
652:この子の名無しのお祝いに
09/01/18 18:21:06 DISTMCud
今回の貝のリメイクで、さすがにもう引退かな。
653:この子の名無しのお祝いに
09/02/08 18:44:09 wDkHCHZM
もっと活躍してもらいたい
654:この子の名無しのお祝いに
09/02/08 19:38:52 iMadMnb/
「ゼロの焦点」リメイクが公開されるまでは元気でいてほしいな。
655:この子の名無しのお祝いに
09/02/10 17:38:33 q3gYEnJm
老いたカメラマンが死ぬまで現役でいたいって言ってたけど
656:この子の名無しのお祝いに
09/02/10 18:00:14 Gk7RNiUI
>647
親も「この話は酷過ぎやしないか」ってブーブー文句垂れてた。
そんな貴方には、お口直しに今井正の「武士道残酷物語」を、
切腹の連続の果てに素敵なハッピーエンドが待っています。
657:この子の名無しのお祝いに
09/02/14 01:45:24 FKEUpcTM
パヤオにも信頼する脚本チームがいればな…
658:この子の名無しのお祝いに
09/02/20 22:13:03 wF09yYRT
人間革命の脚本書いてるのはどういうことなの?
結局金なの?
659:この子の名無しのお祝いに
09/02/20 23:29:29 6g4QjrP7
もともとは笠原の実録共産党みたいなノリを狙ったんじゃないのかな。
出来た映画はアレだけど。
660:この子の名無しのお祝いに
09/02/21 00:05:41 E/AM/ibm
>>658
学会員なのか、橋本プロを運営していく上でシナノ企画との連携が必要なのかどっちか。。
661:この子の名無しのお祝いに
09/02/21 00:20:08 svOtFeAN
後者ははっきりしている。
盟友である東宝にその必要があるんだから。
662:この子の名無しのお祝いに
09/02/21 01:32:24 E/AM/ibm
砂の器や八甲田山でシナノ企画の協力を受けて、その借りを返したって感じなのかね。
663:この子の名無しのお祝いに
09/02/21 19:39:54 UHpGllAe
日本共産党員(あるいはそのシンパ)である山田洋次が参加してる作品に
学会が金出すってのは当時問題にならなかったのかな。
今だったら考えられないが。
664:この子の名無しのお祝いに
09/02/21 19:41:35 FW9/nRni
>658
日本沈没を引き受けた時と似たような経緯だったり
665:この子の名無しのお祝いに
09/02/22 17:32:20 1bL4VnAZ
俺が革命だ
666:この子の名無しのお祝いに
09/02/22 23:52:18 Xa8VB5DA
松本清張監修で、「人間革命」と「実録・共産党」の競作でもやったら
面白かっただろうに。
667:この子の名無しのお祝いに
09/04/06 20:46:05 5uPKfJc/
むひょむひょ
URLリンク(club.kobe-np.co.jp)
668:この子の名無しのお祝いに
09/04/07 00:30:22 zDyfLH9U
>>667
URLリンク(club.kobe-np.co.jp)
> 現在も「侍の一日」の実現を望む声は多いという。
> 橋本は「『私は貝になりたい』を終えた今、次に取り掛かる仕事として有力候補だ」と意欲をみせる。
669:この子の名無しのお祝いに
09/04/07 08:37:26 GXgBj8Du
まだ現役でやる気なんだ・・・
まあ、年上の新藤兼人がまだいるんだし、頑張ってほしい。
670:この子の名無しのお祝いに
09/04/07 20:00:34 Rtx9HXdd
職人は生涯現役でなきゃ!
671:この子の名無しのお祝いに
09/05/06 01:48:28 NH9LQDVY
記念館行ってきたどー!
672:この子の名無しのお祝いに
09/05/31 17:38:13 C4HvSsnM
ほしゅ
673:この子の名無しのお祝いに
09/08/31 12:56:35 t4p2VzpG
基本的に朝鮮人は議論できない国民であると考えています。こちらが個人的な
感情を抜きにして議論したいと考えていてもまともな議論などできたためしが
ありません。大半と言うよりもほとんどすべてですが、噛み合わない議論の繰
り返しと自分の考えに固執する人たちばかりです。
その理由はどこにあるのかを考えると精神的に自立できない国民性であり、ま
た幼児性にあるのではないかと考えています。しかし、この問題に深入りする
ならば向こう一年間はこの問題だけについて書き続けなければならないほど大
きな問題です。
これを仏教の観点から解説するならば、現実を現実とし受け入れたくない逃避
でしかないと考えます。高橋信次氏などは釈尊の説かれた八正道とは、反省の
基準であると説かれているようですが、日本人は八正道とは反省の基準ではな
く、現実を現実として受け入れるための方法だと考えます。
674:この子の名無しのお祝いに
09/09/03 18:13:18 F1hwOmLy
ほす
675:この子の名無しのお祝いに
09/09/05 11:22:28 aOIihMKr
「幻の湖」がうちの近所のビデオ屋の「名作コーナー」に置いてあったw
676:この子の名無しのお祝いに
09/11/11 18:11:37 yI4kndZo
真昼の暗黒おもしれー
677:この子の名無しのお祝いに
09/12/23 12:23:32 wAfML7nw
「八つ墓村」は傑作。脚本を読みたいな。
萩原健一の自叙伝「ショーケン」によると、野村監督は本番までパチンコやっていて
川又昂カメラマンが監督代わりを務め、リハーサルが終わると
「監督、本番ですよ」
「ハイハイ」
だそうだ。
678:この子の名無しのお祝いに
10/01/15 05:31:01 yTb0rd8I
一度、笠原和夫と共作してほしかった。
679:この子の名無しのお祝いに
10/02/24 05:07:18 xDGSgUwP
真昼の暗黒と同じく、正木ひろし弁護士の扱った「首なし事件」をモデルとした
「首」が観たい。
内容も「首なし事件」の概要を読むと、凄まじいのがありありと想像できる。
DVDはおろか、ビデオ化もされなかったのは何か問題があったのか。
680:この子の名無しのお祝いに
10/02/24 12:05:18 jrrzUb8j
VHSあってでしょ?
橋本の暗黒面が顕になり始めた脚本だよね。
681:この子の名無しのお祝いに
10/02/24 13:43:38 xDGSgUwP
いやソフト化はまったく無いみたい。
ネットで感想書いてる人たちも、名画座にかけられたのを
観たみたいね
682:この子の名無しのお祝いに
10/02/25 02:25:39 65h5P/QS
>>681
衛星劇場や日本映画専門チャンネルで何度か放送していますよ。
683:この子の名無しのお祝いに
10/03/12 12:35:17 OOIH8IES
複眼の映像 私と黒澤明
橋本 忍・著
定価:780円(税込)発売日:2010年03月10日
684:この子の名無しのお祝いに
10/03/12 16:41:23 PpHlTN26
ん?文庫化か?
685:この子の名無しのお祝いに
10/03/12 19:42:17 mco5IAYd
なにか書き足しがあれば買うけど、それより、黒澤と仕事しなくなったあとの
時期の話をもっと詳しく記した、「単眼の映像 私と幻の湖」を出してほしい。
686:この子の名無しのお祝いに
10/03/12 20:09:54 lky2vBkp
文庫用の書き下ろしがないならイラネ
687:この子の名無しのお祝いに
10/03/13 19:54:45 n7pMSUZc
あとがきは増えるだろ
688:この子の名無しのお祝いに
10/03/13 21:22:35 kgCFQ3+v
増えてなかった。しょうもない解説が載ってただけで。
689:この子の名無しのお祝いに
10/03/13 21:54:02 BBLT4qPr
岡本とか小林とか今井とか、他の監督との仕事のことも読んでみたい。
野村芳太郎とのことは、複眼~にもちょっとあったけど。
それに自分で監督やった時の体験も。
誰か、笠原和夫の「昭和の劇」の、橋本忍版を出してくれ。
今が最後のチャンスだ。数年経てば、たとえ亡くならずとも、ボケちゃうかもしれんし。
690:この子の名無しのお祝いに
10/03/19 18:03:30 aKDc4ZMB
解説が6ページほど追加されてただけだったわ
691:この子の名無しのお祝いに
10/04/14 19:39:44 I2iBqjuA
日本のいちばん長い日鑑賞age
692:この子の名無しのお祝いに
10/05/19 17:15:45 miZ2TW5i
URLリンク(twitter.com)
693:この子の名無しのお祝いに
10/05/19 19:24:26 9bpioLI3
^^;
694:この子の名無しのお祝いに
10/06/07 14:07:03 lZBHfs7Y
仇討みた。
討たれるのが錦ちゃんなのは知っていたが
討つほうが石立鉄男でびっくりしたぞ。
695:この子の名無しのお祝いに
10/06/08 23:15:02 71CJJMhh
橋本忍さんは映画人間革命に関わってへんな方向に行ったから
幻の湖なんて珍妙な映画を作ってしまったのか、もともとそういう方向に
興味ある人だったのか、どちらかといわれればどちらも正しいような気が
します・・・
と、「幻の湖」を見た創価学会員の俺が言って見ます・・・
696:この子の名無しのお祝いに
10/06/08 23:37:58 g5jp7zrc
人間革命って未見なんだけど創価とか抜きで映画としてはどうなの?
697:この子の名無しのお祝いに
10/06/17 17:02:06 P3wkyADm
創価抜きだと五島勉抜きの『ノストラダムスの大予言』みたいな映画だ。
丹波が自信満々にイミフな演説をしまくり、まわりが呆然と聞いてるだけといった印象の。
698:この子の名無しのお祝いに
10/06/21 00:41:28 te7t/SCo
伊丹万作エッセイ集
伊丹 万作 著 , 大江 健三郎 編集
映画芸術のバイブル
卓抜したシナリオ作家、映画監督伊丹万作は、絶妙な批評の名手でもあった。映画論、社会評論など、その精髄を集成。
シリーズ:ちくま学芸文庫定価:1,470円(税込)
刊行日: 2010/06/09
699:この子の名無しのお祝いに
10/06/21 11:56:54 y0TocxBN
エッセイのテーマ絞った選集ってことかね?
700:この子の名無しのお祝いに
10/06/21 15:13:44 te7t/SCo
スレ違いって書かれるかもしれないと思ったけど。。。
生涯の恩師っていってるけどちょっと見てもらただけだろ。すぐ死んでるし
701:この子の名無しのお祝いに
10/06/21 16:13:45 y0TocxBN
けど、出会わなければ、脚本家になれなかった可能性高いわけで。
702:この子の名無しのお祝いに
10/06/21 23:23:01 iXTTpTW6
黒澤は、尊敬していた伊丹の唯一の弟子だから目をつけて、
羅生門の脚本を読んでみたのが縁だと思うんだが。
小国も、弟子を取らない伊丹の唯一の弟子ってことを知って驚いてたし。
(小国の方は、複眼の映像の描写を信じればの話だが)
なんにせよ、伊丹の弟子って看板がなければ、黒澤との接点は
無かったかもしれない。
703:この子の名無しのお祝いに
10/06/22 00:48:48 2k+gfU84
伊丹の弟子が、伊丹が死んだ後、
橋本を引き継いで、東宝に紹介したらしい。
704:この子の名無しのお祝いに
10/06/22 15:26:52 s189y6y8
伊丹は役者経験もある美男子で、橋本さんも若い頃の写真を見たら、
なんで役者を目指さなかったのか、不思議なほどの美青年だった。
そうなると、弟子を取らない主義だった伊丹が、一介の素人でしかなかった
当時の橋本を弟子に取った理由も、なんとなくわかる。
いや、わかりたい。
705:この子の名無しのお祝いに
10/06/22 22:25:34 r9Vu9vf0
でも、最初はド素人の橋本が脚本送ったら、返事が返ってきたのがきっかけで、
見た目云々は関係ないかと。
706:この子の名無しのお祝いに
10/07/02 19:33:24 g2yVX+C3
弟子を取らない伊丹が採用するほどよほど才能がずば抜けたんだろうな
707:この子の名無しのお祝いに
10/07/03 03:55:40 QF9Zch9L
雑誌のシナリオを読んで「このくらいなら自分にも書ける」って思ったのがきっかけの一つらしいけど
やっぱ結核になるまでに沢山本読んでたのかなあ
708:この子の名無しのお祝いに
10/07/03 04:04:20 YWhQ/Tm0
素養はそれなりにあったんだろう。
ただの素人の一筆目が、伊丹が弟子に取るほど
高く評価するとも思えんし・・・
プロになるまでは、努力で自分を叩き上げてきたタイプだと思うし。
709:この子の名無しのお祝いに
10/07/03 20:21:59 EWuEg5y8
結構な教養人だっただろうなとは思う。
「本朝武芸小伝」なんてのがサラっとでてくるあたり見ても基本的な教養のレベルが相当高いんだろう。
710:この子の名無しのお祝いに
10/07/04 18:14:31 XE01Kfcl
その辺は伊丹から読んでおけと言われた可能性あるんじゃないかな。
脚本家の文章読むと、古典中の古典を修行時代に先輩に読まされてるね。
711:この子の名無しのお祝いに
10/07/22 18:02:35 AhI/4blk
「無法松の一生」を観た。
いい映画だった・・・残念ながらリメイク版だけど。
それにしても回想使いまくりだね。他の伊丹脚本作品もそうなのかな?
だとしたら、忍の回想好きは、確実に師匠から影響を受けたんだろうな。
712:この子の名無しのお祝いに
10/07/25 15:50:20 4ZKQn7N7
8月下旬
黒澤明「七人の侍」創作ノート 文藝春秋 B5 200P 3800円
黒澤明 著 野上照代 解説 最高傑作を撮るにあたり、監督自ら人物設定や物語のアイディアを記したノート6冊を公開。巨匠の創作の秘密に迫る。
713:この子の名無しのお祝いに
10/07/25 15:53:54 y9I/XTIO
黒澤デジタルアーカイブで見ることができるものを、紙媒体に編集した。
なんだかんだいって、黒澤という名前を使って金儲けをしようという
感じに思えてしまう。
本は資料として価値あるとは思うが・・・・・
いまだに続いているからなぁ、書名に黒澤と付ければ売れるから、という雑誌社、編集者のいやらしさは。
714:この子の名無しのお祝いに
10/07/25 16:39:18 j8z8TFyL
でもあれだな、これを読めば、橋本の最初の脚本をどこまで使用していて、
どこからが黒澤のアイデアか(橋本の第一稿に付け足したか)、
分かりやすくなるかも。
715:この子の名無しのお祝いに
10/07/25 16:53:17 TlgCehIl
デジタルアーカイブ見た事無いのか? 知らんのか? あそこ行って必要な資料だけDLすれば、そんなこと今すぐにでもできるだろ?
716:安芸
10/07/28 14:59:01 B1lnwc7Y
橋本忍は岡山で、病院のベッドが伊丹万作と隣同士になり、ずぶの素人から
脚本を書き始め、だから師匠は伊丹万作。30年代には黒沢と問題作を共同で随筆
黒沢以外にも 松竹で野村芳太郎とコンビで忘れられない佳作[張り込み)がある。
当時の蒸気機関車の車両を借り切り 佐賀までの刑事[大木実、宮口清二)の道中が東海道、山陽道 と ドキュメント風で
秀逸 佐賀ロケも当時の佐賀市内の雰囲気や張り込み旅館の ムードなど抜群 野村の演出も良い。
高峰秀子を訪ねる 犯人の田村高広を待つ 旅館の2階、高峰が出かける 後を追う この辺が当時の佐賀市内が素晴らしい。
野村監督が松竹へ お願いして製作した そして実現、お金がかかるかららしい。
717:この子の名無しのお祝いに
10/07/28 17:04:45 n5me785b
↑ 最初の一行からとんでもない間違い書いてるアホ!
718:この子の名無しのお祝いに
10/07/28 19:34:43 NHkZXtY6
1行目で読む価値がまったくない事を自ら知らせるとは親切なやつだな
719:この子の名無しのお祝いに
10/07/28 20:49:16 n5me785b
感謝しる!
って何が間違いか分かる奴、どんだけいることやら??
720:この子の名無しのお祝いに
10/07/28 21:49:14 RMrCHdVT
最後の行も大間違いだしなあ…
721:この子の名無しのお祝いに
10/07/29 10:53:39 Vb9+crgS
[張り込み)
[大木実、宮口清二)
この括弧のつけ方意味あるの??新鮮ではあるが
722:この子の名無しのお祝いに
10/07/29 11:12:45 8NXEzfRJ
キーボードの打ち方になれてない、お爺さんが書いているんじゃないのか
723:この子の名無しのお祝いに
10/07/29 13:55:33 r3RLGmfL
(頭の)弱い者いじめの時にはスレが伸びるってのも切ないねえ
724:この子の名無しのお祝いに
10/07/29 16:46:22 K2UbzX+s
>>721
閉区間と開区間