10/02/01 12:36:37 2LGOQPnX
基本的に料理ってやつは
それの美味しい温度帯ってのがあるわけだ。
味付けってのは温度によって感じ方が変わるからね。
温かい料理、冷たい料理、常温の料理、
それぞれ味付けが違い、そして出来るだけ「美味しい温度」を
長時間維持するために、出来るだけ早くお客様に提供したり、
お皿を暖めたり、氷で冷やしたり、そんな努力をするわけだよね。
つけ麺に関しては、この鉄則が
構造的理由から「半ば諦められている」という事実をまず直視しないといけない。
同じ味付けで温度か変化したら、不味いに決まってるんだ。
電磁調理器でつけ汁の温度を保つか、
或いは麺とつけ汁の温度を一致させなければ、料理として完成度は低い、と言える。
しかし、結局のところ客ダネが
「そこまでしなくても食う奴は食う」なので、商品的努力が今以上進まないんだよね。
何故なら、結局つけ麺に求められてるのは、「濃い味」「脂」「炭水化物」の
ジャンク3兄弟であるからして、それを満足させる料理に関しては
温度変化による味劣化はたいした問題ではないんだろうと思う。
事実、人気つけ麺のほとんどが濃厚に煮出した、濃度勝負の魚介豚骨系だし。
ま、ラーメンを大盛りにしたり、味濃い目にすると明らかに不味くなるから、
そういったジャンクを求める層が、二郎やつけ麺に隔離されることについては
ラーメンの品質向上にも一役買ったと思うね。
お店的にも、大盛りや、ジャンク味好きな人はつけ麺をお買い求めください、ってな感じで
ラーメンと切り離せたのは、僥倖であったことだろう、と。