08/12/15 10:57:52 7TJ3hRLV
人間にとって、「美味しい温度」ってのは一般的に、体温+25~30度。
まあ、平均的には60~約70度ってとこだね。
これを大幅に上回れば、味覚を感じにくいし、
逆に大幅に冷めてしまえば、もはや賞味時間を過ぎてしまってる、と言える。
ラーメンは、だいたいどこでも70度強くらいでお客に提供されるね。
麺を啜るという行為があるために、通常のスープ料理よりは冷めやすい。
だから美味しい温度より、ちょっと熱めでお出しして、
少しでも美味しい温度帯を長く味わってもらおう、とするわけさ。
よほどの猫舌でもなければ、
料理の平均から見ても、言うほど熱々ってわけでもない。
しかし、つけ麺のように、
食いながら温度が急降下していく料理ってのは、あんまし一般的ではないね。
なぜなら、変化する温度に対応できる万能な味付けなど存在しないからね。
つまるところ、つけ麺の問題点とは温さではなくて、
急激な温度変化を、食べる行為そのものが引き起こしている点。
美味しい温度管理を厳守して、
少しでも長くその味を楽しんでもらいたいと願う料理人のほとんどにとっては、
そうした概念の欠片もないつけ麺てのが、意味不明な料理として映ることだろうね。