04/04/25 19:18
続きです。
>>416
動物園こそ新作と古典の境目にある噺だと思います。
明治30年代に作られた作品であり、古典としてもよいだけの年月を十分
経ています。動物園という施設自体も、明治初期にはすでに存在しており、
「大昔」から当然のようにあるものと皆が認識していると思います。
また、現行の演出(移動動物園が舞台)は戦後になってからのものですが、
すでに移動動物園自体が極くわずかに残っているだけですので、同時代性が
濃いとは言えません。
但し問題点もあります。噺家さん側にこの噺は新作であるとの認識が強い
ことです。この点が変わった時、動物園は古典の仲間入りをするのでは
ないでしょうか。
この他に「まめだ」あたりも議論の対象になりそうですね。
長文になってしまいスミマセン。
私自身、古典と新作の分かれ目はどこにあるのだろうと疑問を
持っているので、いろいろなご意見をお伺いできればうれしいです。