10/01/20 22:00:25
どちらの言うこともわかるが407はある程度常識的な庶民の普通の感覚だろうね。
歌舞伎に向いてないと言うほうがおかしい。
ただ初めから何もかもそういう現代一般人感覚で見ると芝居も理解しにくいだろうとは思うけど。
私は色々な事をとりあえず、そういう慣習だと思って見ているし、
子供の初お目見えなどは可愛いいと思って見ている。
ファンでなければ、役者に対して情も記憶も何もないから、不満に思うのだろう。
ファンなら、体が不自由でも見たい気持ちはあるだろうし、歌舞伎に限らず
映画や舞台でも老いた名優が顔を出すだけでも有り難い、うれしいと思って
見るのと同じ感覚だろう。
だが、足腰が不自由でも、上半身で芝居ができたり目力があったりすればよいが
見ているほうがつらくなるような状態なら、自分の贔屓役者なら
ますます辛くなるから見たくないと思う。
老優に不満を持ったり、2世が俳優になったりということは歌舞伎に限らず
芸能界全体であることだから、全てを歌舞伎界独特の問題と考えるのはおかしい。
とはいえ世襲制や閉鎖性も含め、現在の歌舞伎界の慣習の全てが良い、などとは全く思わないけど。
保存すべき伝統芸能であり、同時に現在生きている芸能である
という二重性のために色々矛盾や判断しにくい事が本質的に生じてくると思う。
「特殊扱いした弊害」という言葉は間違いだろう。