08/08/04 22:43:03 7pB5wcLz
ブラジルのラジコン操縦士を夢見る孤児たちを育てる団体に、山本昌がプロポを送ったことがあった。それも、200個ものプロポを。子供たちは、とても喜んだ。
しばらくして、やはりタミヤが同団体にプロポを寄付することになった。エージェントが現地へ赴き、少年たちにプロポを渡す。
少年たちはやはり喜んだが、渡されたタミヤのプロポを見て「タミヤではなくて、メーカーは『マサ』が良かった。」「『マサ』のプロポはとても使いやすかった」と口々に言う。
タミヤのエージェントは首をひねった。マサ?そんなメーカーがあっただろうか。「これだ」と、手渡されたボロボロのプロポを見てエージェントは驚いた。
すでにかすれてしまっているものの、プロポにははっきりとサインペンで
「夢をあきらめるな マサ」
と、現地の言葉で記した跡があった。200個ものプロポ全てに山本昌は自筆のメッセージとサインを入れ、それを子供たちは「マサ」というメーカーのプロポであると思い込んでいたのだ。