08/05/04 07:58:09
プロ野球は20日にパ・リーグ、28日にセ・リーグが開幕する。私が最も注目するのは同じリーグ
から3人の大物外国人選手を獲得し、6年ぶりの「日本一奪回」を掲げる巨人の動向だ。担当球団
だからというだけでなく、一プロ野球ファンとしても大型補強の成否に関心を持っている。
巨人は昨季、5月に史上初の球団通算5000勝を達成し、シーズン序盤から快走。終盤に中日、
阪神と激しい首位争いを演じ、5年ぶりにペナントレースを制した。しかし、2週間以上も実戦から
遠ざかったためか、日本シリーズ出場権を懸けたクライマックスシリーズ(CS)で中日に3連敗。
リーグ優勝しながら、日本シリーズに出場できない屈辱を味わった。
激怒したのが巨人の渡辺恒雄会長だ。CSで敗退すると、「こんなばかな状況で補強せずにいら
れるか。ろくな外国人選手もいないのに」と怒りをあらわにした。渡辺会長の大号令の下、横浜から
日本最速161キロの豪速球を誇る抑え投手のクルーン、ヤクルトからセ最多勝のグライシンガーと、
打点王のラミレスの投打の柱を獲得した。
これにより、1番から高橋由、谷、小笠原、ラミレス、李スンヨプ、二岡、阿部と続く、他球団が
うらやむ強力打線が実現。先発陣も上原、グライシンガー、木佐貫の右腕3人に、昨季ともに
4勝した内海、高橋尚の両左腕の5本柱が確立。さらに金刃や野間口ら他球団なら先発の柱に
なれそうな投手が6番手を争う。オープン戦で打撃好調の19歳の2年目・坂本ら、生きのいい
若手も台頭してきた。
まさに、巨大戦力で勝てなければうそ、という充実ぶりだ。主力選手が普通に働けばリーグ優勝
は間違いないと