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授記・玉城康幸四郎解説「・・「我いま、仏に従って、授記荘厳のこと、及び受決せんことを聞きて、身心遍く歓喜す」
道元は、「我いま仏に従って聞く」ということに着目している。「従って聞く」のは仏であって、
他ではない、という。つまり「わたしは今、ほとけから直接聞く」ということである。今仏から直接聞くという事は、
仏のいのちが私の全人格体に充満してくることになろう。そうなれば全人格体は歓喜に満ちてくる。
「身心遍く歓喜す」である。道元は、この歓喜は、われわれによって汚されていない。つまり、
私ならぬ、純粋の喜びである、という、それなればこそ、「授記荘厳のこと」(授記は荘厳に飾り立てられている)
ということである。」