10/04/11 23:12:03 2QOidXie
>>360
>悪の正体は死である。これが二元論の答えである。
エッセネ派の宗規要覧にある「闇の箇所」ですが、悪とか死とかという意味ではなく
「欲心」という訳のほうが適切だと思います。
同じく異端として焚書された「マリアの福音書」では、「良心」と「欲心」との対話が
説かれておりますので、「光の箇所」が神の似姿「良心」で「闇の箇所」が「欲心」だ
と認識すれば分かり易いと思料します。
釈尊は「四諦」の教えの中で、苦しみの原因は「欲心」からくる執着だと説かれて
おりますが、人の「欲心」は本当に悪でしょうか?
本日もテレビで浅田真央さんのインタビューを見ておりましたが、彼女は欲心の塊、
自己実現欲の化身のように感じた次第です。
ニュートン、エジソン、アインシュタインなどの偉大な科学者達も自己実現欲の権化
ですし、ダビンチ、ピカソなどの偉大な芸術家達も自己実現欲の化身でしょうか。
そして、自尊心、自己実現欲の上位に利他愛がくるかと存じます。
パンドラの箱の最後に出てきた「希望」とは自己実現欲、自尊心であれば、人は
目標に向かって努力し、成長し、進化して参ります。
もし最初のアダムに「欲心」がなければ、彼は成長することもなく、人類を殖やす
こともしなかったであろうと推察致しております。
あまり天使たちと変わらず、未完成だったことになります。