10/03/27 07:45:25 y6NKBC3E
>>182
>ある賢人とはだれのことですか。
>それから、闇とは光の欠如であって、光の反対ではないのです。
>光と闇は、調和も合一もしないように思いますよ。
正確には「正反合」を説いた賢人とはヘーゲルのことです。
(解説)
全てのものは己のうちに矛盾を含んでおり、それによって必然的に己と対立するものを生み出す。生み出したものと生み出されたものは互いに対立しあうが(ここに優劣関係はない)、同時にまさにその対立によって互いに結びついている(相互媒介)
ヘーゲルの弁証法は、暗黙的な矛盾を明確にすることで発展させていく。その過程のそれぞれの段階は、その前の段階に暗黙的に内在する矛盾の産物とされる。
(私見)
人は己のうちに光の個所(神性)と闇の個所(欲心)という矛盾を含んでおり、互いに対立しあいますが、その対立の中で生活をしております。
譬えますと、美味しい善哉もその成分に甘い砂糖と辛い塩という矛盾を含んでおりますが、互いに結びついて成立しております。