10/03/18 19:13:42 74nlNnND
>>3に、横からちょっと補足。
寺院の起源(→『建立の意図』)には何種類かある。
・ある人物の弔いの意として。(→祈念の証としての具体的建造物。)
・尊崇する人物を偲ぶための具体的建造物。
・修行者或いは成就者の(生活・日常の)為の施設。
・風水に関係してだが、「験を担ぐ」或いは
「そこに住する僧侶の法力による“悪意のある念”、“悪しき自然力”に対する防壁」として。
・或る僧侶の功績(奇蹟)を称え、祈念し、継続してその効力を受け続ける為。
・建立の企画や普請を指示し、完遂させ、帰依の具体的証とすること。
それは「功徳」とリンクされ、規模が大きければ大きいほど功徳も大きいと見做される。
その他、
・隠棲の為の庵が発端だったり、・先師を偲び、墓所・塔所の看護寮が発端だったりもする。
こうした理由とセットで、3にあるような役割を併せ持たされている施設が寺院。
と、こんな感じかな・・。 神社よりも、その建立の理由や意図はバラエティに富んでいると思う。
神社は、(たとえ、もともと人間であったとしても「神化」した上での話しだから、
風水絡み、或いは荒魂・荒神・祟り・怒り・自然力(災害)等、の鎮静として上記「防壁」と相似する理由はあるにせよ、
ほぼ>>3に集約し得るんじゃなかろうか。