10/03/27 09:17:26 nlZPwSJH
角川の『仏教の思想3空の論理』(文庫版)を今読んでるんだけど、全くもって難解でわけがわからんです。
P93の<空の論理>の(2)本体の否定 の[本体と現象]での
『中論』15章の1と2を有部の教理を例とした講義の解釈って
【現在の現象している火には作用が存在するが、過去未来の知識の対象として火には作用が存在せず、
作用が存在しない火なんか火じゃないという矛盾を指摘している】
のか、それとも
【有部が現在だけの時間軸における無常である現象と三世にわたる本体の恒常性を認める事によって
二つの時間軸を認めちゃってる矛盾を指摘している】
なんでしょうか?
また、P95の<空の論理>の(2)本体の否定 の[自己同一性と変異性]での
『中論』15章8と9の講義の解釈は
【変化性は自己同一性に対比されて初めて意味を持ってくるから、
依存性により存在する空性な存在の理解のために自己同一性は言葉でのみ存在し
実際には依存性により存在する空性な存在のみである。】
でいいのでしょうか?
現状、『仏教の思想3空の論理』(文庫版)だけでは理解しきれないところが出てきているから副読本っつーか参考書みたいなものがあればほしいのだけど
自分は学がないから簡単な本が良いんだけど、そういった便利な書籍ってありますでしょうか?
あと、こういった質問は今後ココではなくて「中観仏教について語ろう」で聞いたほうがいいのでしょうか?