10/03/21 13:41:51 QMh0p9cA
>>142
>また、「対立に対立する」「世俗諦に対立する第一義諦」も対立です。
いやいや、「対立」といふのはそういう意味ではありません。
例えば、貴殿が板に書込みしている「実在・非実在」というのは、
主客が対立してるから分別できる訳ですよね。
そういう対立した世界観というのは、古代ギリシャあたりから端を発し、
いわゆる古典的な、つまりノーマルな考え方ですよね。
(つまり単純思考、ってことですよ)
中論においては、そういう単純思考ってのは全て廃されておりますね。
それを導くために「相対性」という世俗諦を上手く挿入している訳でして、
これを仮説(つまり仮に設定した論理)という龍樹独自の論法ですよ。
まあ龍樹は、この論法が逸脱しているので高く評価されておる訳ですけど。
世俗諦とは、一般的な捉え方ですから、そりゃ~まあ、対立はありますね。
しかしながら肝心な勝義諦といふのは対立はごじゃらんせん。
故に、内外世界を分断する輪廻転生論を破壊できるのでございます。
これが、私が某真言宗アジャリを論破した根拠ですよね。
つい最近のことですよw