10/03/19 20:27:18 Oa0VAucy
>>55
ラッセルの「世界5分前生成仮説」の原文(The Analysis of Mind)を見つけたので、
下記に引用する。私は、この仮説に対する「私自身」の反証を行っただけであり、君が
言っているような「彼自身の反証」をオウム返しに繰り返しているのではない。
彼は、The Problems of Philosophyにおいても、物の実在について膨大な紙数を費やして
論じているが、結局は、証明不能な彼自身や他者の概念に呪縛されて、迷路に陥っている
ように思われる。物の実在そのものを前提にしているから、「実在とは何か」についての
解明は、何らなされてはいない。特に、「物の実在」自体と、「各種の物の実在」とを混同
したことが原因だろう。彼も、キリスト教とヘーゲルなどの影響を受けた西洋哲学者の
一人に過ぎない。晩年には、社会主義に嵌るという誤りを犯した。バークリの「実在とは、知覚されることである」に対しても反論しているが、克服は全く
出来ていない。
バークリは、「人が見ていない時は、神が見ているから実在が継続する」と言ったこと
で、完全に自己矛盾した。神は、知覚できないから「非実在」のはずであるw。
私の「五感による知覚と生命維持に対する直接の関係」という原理のほうが、はるかに
明確である。また「色即是空・空即是色」の8語だけでも、完全に解明できる。
「There is no logical impossibility in the hypothesis that the world sprang into
being five minutes ago, exactly as it then was, with a population that "remembered"
a wholly unreal past. There is no logically necessary connection between events at
different times; therefore nothing that is happening now or will happen in the future
can disprove the hypothesis the world began five minutes ago.」