10/03/15 02:12:33 qaw7ZUDS
「人間」が何を知覚し、何を認識し、何を思考し、何を推測しようとも、
すべて「人間の生命」の機能。人間の生命がすべて無くなれば、世界は
無である。
しかし、その人間の生命は、100%、知覚できる実在によらなければ
維持できない。その意味で、「人間の生命の維持に直接関係あるか、否か」
を、実在の要件としてあげたのである。
すべては人間の生命の機能だから、その対象とする世界は、まさに生命に
よる仮設の世界である。しかし、人間がこれまで生存し、今度も生存すべき
世界は、その仮設の世界のみである。「色即是空・空即是色」は、この
真理を語っているのだと解する。