10/03/12 22:36:15 parN3GIV
>>378
人類は、そして恐らくは他のすべての動物も、「素朴実在論」によってのみ、
生存することができ、また生存してきた。五感で知覚できるものが実在であり、
知覚できないものが非実在(空想・妄想)であると判断しなければ、人間は一
瞬も生存できない。釈迦もイエスも同様であった。
竜樹は、その素朴「実在」の構成原理が「相互依存性・関係性」であることを、
初めて発見したのである。
竜樹は、夜這いして抱いた女が「幻」であるなどとは、決して思ってはいなかった
だろう。それどころか、まさに実在そのものの豊満な女体として抱き、お互いに
歓喜の中に果てたのである。
それから、コンピュータ時代の現代において、古代インド人の妄想を持ち出す
のは、単なる時代錯誤。なお、実在物について、「論証」はあくまで「仮説」
である。実在物によって現出されない限り、「証明」とはならない。