10/03/12 22:19:08 carxaVIa
>>383
イメージに金額がついているのが実情。
本来は、寺院への貢献度や寄付額が大きい時に、
(宗派によって呼び名や複雑さが違うが)
「その德を称え」「果報の一つとし」「刻み残す(後々の人もその德を偲ぶ)」意味で院号等があり、
また、字数を増やす。 原初的基本形は「二字&信士信女等」になるのかな。
※宗派や、故人の仏教との距離によって名称に差異あり)
現代では「四字&居士大姉」が一般的。少し旧家だったり、多少余裕があったりすると、
(過去のその家の故人の例に倣って、或いは夫婦を揃えて)院号までセットが多い。
※もっとも、寺院によっては、(その家の過去の例と照らし合わせて)、
全部込み込みの安い金額で院号までつけちゃうとこもあるけど。
いずれにしろ、もともとが「布施や寄付額の大きさに依存している」以上、
その流れをそのまま受け、且つネームバリュー的感覚を人々も持ってしまったのが今。
「呼称の種類をお金で買う形」が現在進行中。
基礎データとして一面的な所もある資料が付されていたりするが、
全体の内容としては、そつなくまとまってるので、
「戒名と日本人」保坂俊司(祥伝社新書049)
とかを推薦しとく。