10/03/17 20:27:23 DkrgIH0R
>>491
あなたの言いたいことはよくわかりますよ
ただし こちらの経験では 「一流の職人は一流の経営者である とは本当なのか?」 という疑念ですが
企業者は自己の投下した資本が最大の利潤をもたらすよう行動するのが一般的である といわれるが、それは事業全体の運営およびその継続という最大事を考慮した後でのことです
職人は 自らの腕(技術力)の評価を最大にするために 出来るだけ多くのお金を所属する企業に出させようとする
そこで 上記の「一流の職人は一流の経営者である とは本当なのか?」というテーマに関してですが、J.Burnhamの『経営者革命』において むしろ 経営においては経営の専門家が必要であると述べられています
~近代的な大規模経営の企業の生産過程においては、仕事が極度に分化され、単純化されており、しかし、他方においてそれは必ず組織化され、かつ、調整されなければならない~
~管理の仕事は、これらの高度に分化され、単純化された仕事の統合と調整とによって、新しい結合力を発揮させる創造的な仕事といえる。この意味において、経理管理者は、近代的な生産方法において不可欠な熟練的仕事といえる~
つまり 己の腕(技術)を売り物にする職人の専門性 と 企業経営者の専門性 とには その専門性に性質の違いがあるのではないかと考えられます
事実 己の腕(技術)を売り物にして勤めてきたある初老のご老人は 現在の仕事を与えてくれた相手に対して 今では知らぬ存ぜぬの態度で その仕事を世話してくれて相手が経営において出す支持の伝達さえも邪魔する状態である
オーナー兼経営者であらねばならない企業においては 致命的な危機を招き得る障害である・・・
また これからの世の中 職人的仕事への注目が 資本主義的経済の暴走を緩和するのではないか と考えての技術者養成機関(専門学校)への投資を行ったこともあったのですが、
その一番関わりが深かった養成機関でさえ 逆に投資を行っている我々企業の経営に干渉しようとしてくる始末でした
その養成機関は 延々と事業資金の無心を我々に行って来ねばならぬ状態 であったにも関わらず