10/04/10 14:24:31 LvDZa40x
>>518
顕正会員ではないのですが、敢えて書きます。
生命の本質を一言で表現すれば「不始不終」です。
読んで字の如く、始めもなければ終わりもないのです。
つまり「元々存在していた」としか言いようがありません。
仏法では、宇宙そのものを一つの「生命」と捉えています。
宇宙が「生命」であるならば、個々の人間も「生命」です。
そして「我即宇宙」なのです。
例えば、人が死んだとすると、その人の生命は宇宙の生命にとけ込んでいくのです。
そして、また何らかの縁に応じて、生まれてきます。
この繰り返しです。
ちなみに、死んだ人の生命が宇宙にとけ込むというと、「宇宙と一体になるか?」という疑問がわいてくるでしょう。
確かに、「我即宇宙」ですので、一体になると言えば一体になると言えます。
ただし、「自分」と「他人」のような「我」の区別がなくなるかというと、そうではないのです。
「我」の区別はあります。
つまり「一体でもあり、別々でもある」のです。
常に変化しつつも、この状態が矛盾することなく存在しているのが、大宇宙の生命の実態です。