09/11/19 01:18:18 8qcZsutn
身体が誕生するとき、あらゆることが自由に起こる。
そしてあなたは自分を身体だと見なして、それらに関わっていく。
あなたは映画館でずっと席に座っていて、画像が光の戯(たわむ)れにすぎ
ないのをよく知っているにもかかわらず、画面を見て笑ったり泣いたりして
いる人のようなものだ。
その魔力を破るには、スクリーンから自分自身へと注意を移行させるだけで
充分なのだ。
身体が死ぬとき、あなたが現在生きている身体的、精神的出来事の連鎖であ
る人生は終わりを迎える。
それは身体の死を待たずとも、今でさえ終わらせることができる。
注意を真我に移行し、そこにとどめておくだけで充分なのだ。
あたかもそこに、すべてを創造し、動かす神秘の力があるように。
すべては起こるのだ。
あなたは動かす人ではなく、ただの観察者なのだということを自覚しなさい。
そうすれば、あなたは平和の内にあることだろう。
あなたは冷静な観察者としてあることからはじめなければならない。
そのときにのみ、あなたは普遍的な愛する者と行為する者としてのあなたの
完全な存在を認識するだろう。
あなたが特定の人物としての困難のなかに巻き込まれているかぎりは、何も
その彼方にあるものを見ることはできない。
だが究極的には、あなたは特定でも普遍的でもなく、その両方を超えたもの
だと知ることだろう。
鉛筆の先のごく小さな点が無数の絵を描きだすように、気づきの無次元の点
は広大な宇宙の内容を描くことができるのだ。
その点を探し出し、自由になりなさい。
『I AM THAT 私は在る ニサルガダッタ・マハラジとの対話』
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