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*** 塔73 12/15 749ページ 子どもにはどんな訓練が必要ですか ***
懲らしめを伴う訓練の課程の中には,ときに懲罰や処罰を与えることも含まれます。それは,子どもを正すことを目的として施され
るものです。しかし,そうした懲らしめが子どものしりをたたくという形を取ることが許されるでしょうか。「むちを惜しめば子どもを
そこなう」という昔からのことわざは真実なものでしょうか。
子どもの養育に関する世の権威者は,『いや,決して子どもをたたいてはならない。そのような強い処置を取って子どもの自然な性
向を変え,それによって子どもに欲求不満をいだかせるようなことは避けなければならない』という趣旨の発言をよくします。1972年
4月5日付ニューヨーク・タイムズ紙の論説記事は次のように述べました。「『むちを惜しめば子どもをそこなう』ということわざは『古来
の美徳』の擁護者を自負する人々に今なお受け入れられているが,これは実際には誤った考えである。体の大きな強い者によって
加えられる,痛みを伴う故意の処罰が,力こそ勝利という哲学以外の何かを教え込むとは考え難い」。しかし,このような見方は正し
いですか。子どもの誤った行為を正す目的で身体的な処罰を用いることは誤りですか。
神は人間の創造者です。神に勝る権威はありません。神のことばはこの点できわめて明瞭です。それはこう述べています。『子を
懲らすことをせざるなかれ むちをもて彼を打つとも死ぬることあらじ もしむちをもて彼を打たばその魂を〔シェオール〕[墓]より救ふ
ことをえん』。(箴 23:13,14,〔新〕)子どもの命がかかっています。子どもが誤った道を進むままに放任されるなら,それは子どもの
不幸を,そしてやがては神の恵みからはずれた死を導く結果になるでしょう。それゆえ,聖書はこう述べます。『むちを加へざる者は
その子を憎むなり 子を愛する者はしきりにこれをいましむ』。(箴 13:24)子どもの歩みを正すために,しりをたたくことを含めて親が
できるだけのことを行なうのは,子どもに対する真の愛の表われとなります。これは神の定めておられる道です。