09/10/21 18:10:16 Kwc5l+HW
>>307
>菩薩というのは仏をめざす修行者のことです。
>在家でも菩薩はありえます。
いいえ、菩薩というのは2つ定義があって、
大乗「あえて仏にならずに、この世の衆生を救うために輪廻し続ける修行者」
上座部「未来に、自ら最初の正自覚者となって、その時代の仏陀になることを目指す修行者」
です。
どちらも、出家して修行しないとダメ、ですよね?
大乗は六波羅密しかありませんが、
上座部は十波羅密あって、そのひとつに「持戒波羅密」というのがあります。
しっかりと比丘の戒をまもりましょうということですね。
大乗に「持戒波羅密」はありませんが、じゃあ、酒でも飲んで、異性とも交わってもよい、
ということではなくて、彼らもやっぱり戒律は守るのです。
たとえば、チベット仏教で観音菩薩の転生活仏といわれているダライラマも、大乗の菩薩の理念をうたっていますが、
具足戒はしっかりと守っているのです。ですから、在家でも菩薩は可能だ、というのは日本仏教(あるいは中国仏教)独特の
状況だと言えるのではないでしょうか。