【最終】日本仏教はこのままでいいのか?!【決着】1 at PSY
【最終】日本仏教はこのままでいいのか?!【決着】1 - 暇つぶし2ch195:10
09/10/18 15:39:37 4KBUzqqp
>>170-171
戒名・葬式の問題も、歴史的経緯による矛盾が存在する。
そもそも、仏教徒が、在家者の葬儀を行う事はありえない(出家者の葬儀は行っていた)し、
戒名とは、出家した僧侶につける名前の事で、俗人に戒名をつけることはありえない。

しかし、江戸時代の宗門人別帳の制定と同時に、死亡の確認作業の為に仏式で葬儀を行う必要が出来てきた。
それまで、仏式での葬式は、「出家者」だけのものしか存在しなかったため、
中国の没後作僧(出家前に死んでしまった修行者を、死後に出家させて僧として弔う)の作法をパクリ、
在家者も、死後に戒名を授けて、僧としてから葬儀を行うようになった。

その際、生前の寺院に対する貢献度に応じて、院号や、道号をつけた。
 (○○院△△◇◇居士 とすると、○○が院号 △△が道号、居士が位号で、狭義での「戒名」は◇◇の二文字だけ)
本来、院号は一寺院を建立した程の人にしか授与されず、多くの人が4文字か、6文字の戒名であったが、
戦中に、戦意高揚のため、戦死者には、院号、居士号を授与する事が求められ、一般の人も、院号居士号を求めるようになってしまった。

更に戦後、収入手段の絶たれた寺院は、葬儀の際に多額の布施を求め、その布施で寺院を経営するようになった。
また、寺院と檀信徒との関係が疎遠になり、生前に寺院に貢献する事も少なくなった。
そのため、本来生前の貢献度に応じて授与されていた戒名を、死後遺族が納める布施の額に応じてつける風習が浸透してしまった。

なお、この流れで行けば、親に、長い戒名を要求した檀信徒は、「これから、私が親に代わって寺院に貢献します」と言う約束をしたも同然なのだが、
最近、葬儀の時にだけ、院号居士号を要求して、後はさっぱり寺院に貢献しようとしない人々が増えてきているw

このように、戒名・葬式の問題も、最早原型を留めないほど、改変されてしまっている。
いったい、どの時点に戻れば一番いいんだろうかね?
そもそも、戻る必要があるのかね?


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