09/10/15 21:24:19 tmEE9C1O
●因果律
われわれは地上で生活するかぎり、何らかの過ちを必ず犯すものである。
ましてや霊的真理を知らず、何が正しく何が間違っているかを知らない人間が
“霊的法則”からずれた行為をするのは当然のことである。
霊界に入ると、地上生活で自分がどんな間違いをしてきたのか、はっきりと
分かるようになる。また、さらなる魂の成長にとって何が足枷となっているか
明確に知るようになる。魂の成長を為すためには、そうした地上生活での
“罪を償う”ことが不可欠となり、自らの意志で、その償いをするような
再生の人生を選択するようになる。すると再生地上人生では、因果の法則によって
前世での罪の償いをするような道が自動的に展開していくのである。
また地上で人生を送ったものの、十分な成長を果たせないまま他界してしまうことがある。
この場合も、その後の霊的成長のために“埋め合わせ”(不足分を補うこと)が必要となる。
すると再生人生では、因果律によって、それを埋め合わせるような道が自動的に展開して
いくのである。もちろん善いこと(利他愛の実践)をすれば、それに見合ったよい結果
(魂の成長)が必ずもたらされるようになる。
自分の行為・思考の結果は必ず生じてくる。
それは寸分の狂いもなく、機械的正確さをもって生じてくるのである。
この原因と結果の法則から、誰ひとり逃れることはできない。
人間的・物質的な目で見れば、悪いことや利己的なことをしてもごまかしが
効くと思うかもしれないが、霊的法則を曲げることはできない。
償いの道は必ず生じてくるのである。
また地上での行為の結果が生じるのは地上だけとは限らない。
地上で為した悪事の結果は、地上生活中にいろいろな苦しみという
形で返ってくることもあるだろう。が、霊界に行ってから生前の悪事を
見せつけられ、逃れることもできない中で、激しい良心呵責・心の痛み
後悔を持つという形で返ってくることが多いのである。