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宗峰妙超(大燈国師)(1282~1337 行年56歳)
京都大徳寺を開山。
永年患っていた足を、死ぬときぐらい言うことを聞け、
といって自分の手で足を折り曲げて結跏趺坐された。
そのとき血が出て法衣が真っ赤に染まり、そのまま坐亡された。
<遺偈>
【仏祖を截断(せつだん)し、
吹(すい)毛(もう)常に磨く。
機輪転ずる処、
虚空牙(きば)を咬む】
「仏祖さえも否定超克(ちょうこく)して、吹毛の剣にも比せられる性根(しょうね)玉(だま)を
いつも磨いてきたその心の機は、まさに虚空が牙を咬む。」
如々庵老師は、「吹毛とは、フッと吹きつける毛をス-と截断してしまうほど、鋭くよく斬れる剣のことである。
文殊菩薩がかまえている金剛王宝剣のことで、一切の相対的な見所をズカリズカリと截断してしまう、
文殊根本の大智慧のことである。」と述べております。
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