09/11/22 23:45:14 9aIKQmj7
That answer I gave a few minutes ago, 'The more I listen to Maharaj, the more I understand what Bhagavan is trying to tell me,' is in one of the books but I didn't find out until a few years ago.
My former wife Vasanta was reading the book and she said, 'There is someone here from Ramanasramam. Do you know who it is?'
She read a few lines and I realised that it was me.
数分前に私が言った「マハラジの話を聞くほどに、バガヴァンが私に言わんとしていたことへの理解が深まる」という返答もそれらの本の一冊に載っていたのですが、私は数年前までそれを知りませんでした。
私の先妻Vasantaがその本を読んでいて言ったのです。「ラマナアシュラムから来たという人のことが書かれているのですが、誰のことだか分かりますか?」
彼女が何行か読み上げて、それが私であるということが分かったのです。
501:神も仏も名無しさん
09/11/22 23:48:09 9aIKQmj7
I used to read I am That cover to cover about once a year, but I don't even do that any more.
Sometimes, if I am in the Ramanasramam library, I pick up I am That and read the opening sequence of chapter twenty-three.
It is a beautiful description of the jnani's state that I never tire of reading.
Other than that, I rarely read or think about the teachings any more.
私はかつてほぼ年に一度は「I AM THAT」を始めから終わりまで読んだものでしたが、もうすっかり読まなくなってしまいました。
時々、ラマナアシュラムの図書館にいる時には、「I AM THAT」を手にとって第二十三章の始めの部分を読むこともあります。
それはジニャーニ(賢者、真我を実現した人)の状態に関する素晴らしい記述で、決して読み飽きることがない個所なのです。
それに比べて他の部分は、もはや読むこともその教えについて考えることもほとんどありません。
502:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:05:59 II5v1vsm
Having said that, I think it would be correct to say that I have more than enough other concepts in my head which are all acting as a herbicide on the words of truth that Maharaj planted within me.
However, I have great faith in the irresistible power of Maharaj's words.
Sooner or later they will bear fruit.
と言うよりも、こう言ったほうが正しいのでしょう。私の頭の中にはありあまるほどの観念があって、それらがすべて、私の内にマハラジが植え付けた真理の言葉に対する除草剤として働いてしまうのだと。
しかしながら、私はマハラジの言葉の圧倒的な力に大きな信頼を置いているのです。
遅かれ早かれそれらは実を結ぶことになるでしょう。
503:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:06:51 II5v1vsm
Harriet: Ramesh Balsekar used to say, 'The only effective effort is the immediate apperception of reality'.
Some people would take that to mean that if you don't get the direct experience as the Guru, in this case Maharaj, is talking to you, you are not going to get it at all.
Are you sure you are not just suffering from a case of wishful thinking?
Harriet:
Ramesh Balsekarはいつも言っていました。「努力する価値があることはただ一つ、真実を直接知覚することだ」と。
それを次のような意味にとる人たちもいるでしょう。もしグルと、この場合はマハラジですが、話をしている時に相手が直接体験をすることがないならば、真実を得ることは決してないだろう、と。
あなたは自分が希望的観測という病を患っているだけではないと言い切れるのですか?
504:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:07:32 II5v1vsm
David: There is something in what you say.
If you could keep your intellect out of the way when Maharaj was speaking, his words, and the authority behind them, would do their work.
When he spoke he wasn't asking you to join in the process at all.
How could he be asking you to do anything when he knew that you didn't exist?
David:
あなたの言うことには一理あります。
マハラジが話をしている時にもし相手が自分の知性を脇に置いていられるなら、彼の言葉とその背後にある威光が働きかけたことでしょう。
彼が話をしていた時、彼はその過程に加わるようにとは決して言っていませんでした。
相手が存在しないことを知っていて、どうして何かをするように言うことができたでしょう。
505:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:12:30 II5v1vsm
He wasn't asking you to understand, and he wasn't saying, 'Do this and you will be enlightened'.
He wasn't addressing you at all.
He was directing his words at the consciousness within you in an attempt to make you aware of who you really were.
彼は理解を求めてはいませんでしたし、「こうすれば悟りを得ることができるだろう」ということも言ってはいませんでした。
彼は決して相手に話し掛けているのではありませんでした。
彼は相手に、自分は本当は誰なのかということを気付かせようとして、言葉を相手の意識に注いでいたのです。
506:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:13:10 II5v1vsm
However, if his words didn't immediately produce results, he knew that they might deliver the goods later on.
Remember what happened in his own case.
Siddharameshwar told him that he was Brahman.
Nisargadatta struggled with this for three years until he finally dropped his doubts and realised it to be the truth.
しかしながら、もし彼の言葉がただちに結果を生むことがなくても、のちのちそれらが効いてくるだろうということを彼は知っていました。
彼自身に何が起こったかを思い出してください。
Siddharameshwarは彼に、彼はブラフマンであると言いました。
ついに疑いを捨ててそれが真理であると悟るまで、ニサルガダッタは三年間そのことと格闘したのです。
507:神も仏も名無しさん
09/11/23 00:13:57 II5v1vsm
There is a power in a jnani's words and that power does not dissipate two seconds after the jnani has uttered them.
It lingers and it carries on being effective; it carries on doing its work.
ジニャーニの言葉には力があり、その力はジニャーニから発せられた二秒後に消え去るようなものではないのです。
それはいつまでもとどまって、効果を及ぼし続けるのです。働きかけ続けるのです。
508:神も仏も名無しさん
09/11/23 16:19:02 7x542ZyL
主語は「わたし」に―相手の心に響く伝え方 (ITmedia)
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)
仕事をしていると、会社の仲間や顧客に対してさまざまなメッセージを伝える機会がある。
その中でも指導や指摘、依頼のメッセージは伝える側も伝えにくく、言われる側も嫌な思いをしかねない。
一方期待や感謝などのメッセージは、伝える側にとっては少し気恥ずかしいが、伝えられた側はうれしい気分になる。
このように、メッセージにはネガティブなものもあればポジティブなものもある。
今回はこうしたメッセージの種類にかかわらず、少し意識するだけで自分の気持ちを正直に伝え、相手の心に響かせる方法をお伝えしよう。
●メッセージの伝え方で受け取る側の気持ちも変わる
われわれの仕事は複数のメンバーで構成されることが多い。第三者とのかかわりは自分の仕事にも影響を及ぼすものだ。
システム開発の現場を例に取ると、前工程の担当者が他部署の担当や顧客であった場合、彼らが仕様を決めてくれないために、開発が思うように進まないことがよく起きる。
このような場合、相手に改善を依頼する必要がある。
509:神も仏も名無しさん
09/11/30 02:36:52 u0ucDf4l
新しい翻訳者さんが出てたのですね!!!
ベリーサンクスです 期待しています
頑張ってください
510:神も仏も名無しさん
09/11/30 21:57:09 qu23Ofg6
Harriet: Did Maharaj himself corroborate this?
Harriet:
マハラジ自身がそれを裏付けたのですか?
David: Yes. I can't remember how the subject came up, but I heard him say, 'The words of enlightened beings have a power that makes them endure.
The great saints of the past gave out their teachings, and those teachings have survived because there is an inherent power and authority in them.
David:
はい。どのようにしてその話題になったかは思い出せませんが、私は彼が次のように言うのを聞きました。「悟りを得た人の言葉はそれらを持続させる力を持つ。
過去の偉大な聖者たちは彼らの教えを公表し、その教えは生き残ってきた。その中に固有の力と威光があったからだ。
511:神も仏も名無しさん
09/11/30 21:57:51 qu23Ofg6
Other people may have been saying the same thing at the same time, but the words of those people have disappeared because there was no power in them.
The words of jnanis have endured because they have the power and authority of the Self behind them.'
I mentioned this answer to Papaji when I was interviewing him a few years ago.
He gave it his whole-hearted endorsement.
同じ時に同じことを他の人たちも言ったかもしれないが、彼らの言葉は消え去っていった。その中に力が無かったからだ。
ジニャーニの言葉はそれらの背後にある真我の力と威光ゆえに生き残ったのだ。」と。
私は数年前パパジにインタビューした時、このことを話してみました。
彼は心から同意してくれました。
512:神も仏も名無しさん
09/11/30 21:59:50 qu23Ofg6
Harriet: When you say that the words 'have endured' does that mean that they have simply endured in books, as remembered quotations, or do they still have the power to awaken people, even centuries after they were spoken?
Is not the immediate presence of the Guru necessary for that?
Harriet:
あなたが「生き残った」という時、それは単純に本の中に引用文として残ったという意味なのですか? それともそれが話された何世紀か後でさえもなお人々を目覚めさせる力を持っているという意味なのですか?
それにはグルが目の前に居る必要があるのではないですか?
513:神も仏も名無しさん
09/11/30 22:01:47 qu23Ofg6
David: I think I would have to say that a living human Guru is necessary for all but the most mature to realise the Self.
However, once you have seen a real Guru and been with him, his presence is always with you.
You can tune into his presence, his grace, and his power in any number of ways: through his photo, through thinking about him, and through reading his words.
David:
ほとんどの場合、真我を実現するためには生きているグルの存在が不可欠だと言わざるを得ないでしょう。
しかしながら、一度実在するグルに会って彼と共に居たことがあるなら、彼の存在は常にあなたと共にあります。
いくつもの方法で彼の存在と恩寵、力に触れることが出来ます。彼の写真を通して、彼を思うことによって、あるいは彼の言葉を読むことによって。
514:神も仏も名無しさん
09/12/01 23:17:49 DPwsYvRu
すばらしい
新翻訳者さんありがとうございます
515:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:44:40 dkuYBxaM
Harriet: Again, I feel compelled to ask, 'Is this your own opinion or do you have some support from Maharaj to back it up?
Harriet:
あらためて訊ねたいのですが、それはあなた個人の意見なのですか? それともマハラジがそれを裏付けるようなことを言ったのですか?
David: I remember a conversation I had with Maharaj on my first visit.
I can't remember how we got round to the subject, but we ended up talking about the power of the Guru and the various channels it manifested through.
I had been deeply impressed and deeply moved by I am That, and I told him so.
David:
私が初めてマハラジを訪ねた時に交わした会話を思い出します。
どのようにしてその話題に到ったかは思い出せませんが、最終的にはグルの力とその力のさまざまな伝達手段についての話になりました。
私は「I AM THAT」に深い感銘を受け、深く心を動かされていたので、彼にそう話しました。
516:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:45:39 dkuYBxaM
Me: For several months I have been reading I am That.
Through those words I felt a very strong connection with you and the teachings.
Can one have a connection with a Guru simply by reading his words, or is it necessary to come in person to see him?
私:
ここ数ヶ月の間私は「I AM THAT」を読み続けていました。
その言葉を通して私はあなたとあなたの教えに対して非常に強いつながりを感じています。
ただグルの言葉を読むだけでグルとのつながりを得ることはできるのでしょうか? それとも彼に直接会いに行く必要があるのでしょうか?
517:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:46:32 dkuYBxaM
Maharaj: The words will do their work wherever you hear or read them.
You can come here and listen to them in person, or you can read them in a book.
If the teacher is enlightened, there will be a power in them.
マハラジ:
どこにいようとあなたが聞いた言葉あるいは読んだ言葉は働きかけるだろう。
ここへ来て直接聞いてもいいし、本で読んでもいい。
もし師が悟りを開いているならば、その言葉には力があるだろう。
518:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:47:29 dkuYBxaM
Me: In my particular case I read the words of a Guru who was still alive, and those words compelled me to come here and see you.
Perhaps your words had such a strong effect because you are still alive and teaching.
I made contact with a living teacher, a living presence.
What about a hypothetical case of someone picking up I am That in fifty years' time, and in a country several thousand miles away.
That person will never have a chance to see you.
Will those words still have the power to transform and awaken?
私:
私個人の場合ですが、私はまだ生きているグルの言葉を読んで、その言葉が私をここへ来させあなたに会うように駆り立てたのです。
あなたの言葉がそのように強い影響力を持つのはおそらくあなたがまだ生きて教えを説いているからでしょう。
私は生きている師、生きている存在に触れました。
仮に「I AM THAT」を五十年後、何千マイルも離れた国で手にした人がいた場合はどうでしょうか。その人があなたに会う機会は決してないでしょう。それらの言葉は変容させたり目覚めさせたりする力をまだ持っているのでしょうか?
519:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:50:38 dkuYBxaM
Maharaj: Time and space exist in your mind, not in the Self.
There is no limit to the power of the Self.
The power of the Self is always present, always working, always the same.
What varies is the readiness and willingness of people to turn their attention to it.
If someone picks up this book ten thousand miles away in a thousand years' time, those words will do their work if the reader is in the right state to listen to and assimilate the words.
マハラジ:
時間と空間はあなたのマインドの中にあるのであって、真我の中にはない。真我の力は限りない。真我の力は常に存在し、常に働き、常に同じだ。
変化するのは人々が注意を真我に向けるための覚悟と意欲だ。
もし誰かがこの本を一万マイル離れた場所で千年の後に手にしたとしても、読み手がその言葉を聞き、吸収するためにふさわしい状態にあるならば、その言葉は働きかけることだろう。
520:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:51:24 dkuYBxaM
He didn't actually say that one could get enlightened by reading the words of a dead Guru, but he was quite clear that the words of an enlightened being, even in book form, were charged with a power that future generations could tune into.
I think I asked this particular question because of my relationship with Ramana Maharshi.
I was the 'hypothetical' person in the question who had discovered the words of great but deceased Guru.
I suppose I really wanted to know whether Ramana Maharshi could be the Guru for someone like me who had been born years after he passed away.
Maharaj didn't really answer that question for me, but he did convince me that a considerable part of the power and the authority of Guru could be found in his recorded teachings.
死んだグルの言葉を読むことによって悟りを得ることができると実際に彼が言うことはありませんでしたが、悟りを得た存在の言葉が、それが本の形であっても、未来の世代が共鳴できるだけの力を蓄えていると彼は強く確信していました。
私はラマナ・マハルシと私の関係ゆえにこのような質問をしたのだと思います。
私がその質問における「仮の」人物、つまり偉大な、しかしもう亡くなってしまったグルの言葉に出会った人物でした。
ラマナ・マハルシの死後何年も経ってから生まれた私のような者にとって彼がグルになりうるのかどうかを私は本当に知りたかったのだと思います。
マハラジが実際に私のためにこの問いに答えることはありませんでしたが、グルの力と威光の相当量をその記録された教えの中に見出すことが出来るのだと、私に確信させてくれたのです。
521:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:52:31 dkuYBxaM
Over time, I came to the conclusion that a living human Guru really is necessary for the vast majority of people, but at the same time I have a great respect for the power that resides in the recorded words of such people.
長い年月の間に私は、実際には大多数の人々にとって生きているグルの存在は不可欠だという結論に達しましたが、同時に私はそのような人々の記録された言葉の中に存在する力に対して、たいへんな敬意を抱いているのです。
522:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:56:07 dkuYBxaM
Harriet: Was this particular dialogue recorded?
I think it would be quite an important one for the many people such as myself who have only discovered Maharaj in the years since he passed away.
Harriet:
その対話は記録されたのですか?
それは私のようにマハラジの死後何年も経ってから彼を見出した多くの人々にとって非常に重要なことだと思うのですが。
523:神も仏も名無しさん
09/12/08 21:58:14 dkuYBxaM
David: I doubt it.
It was a very quiet afternoon session, and only a few of us were there.
There were never any organised recordings.
People who had a tape recorder would bring it along and make a recording from wherever they were sitting in the room.
In the last couple of years several people were doing this, but when I first went, hardly anyone was doing it.
David: 記録されていないでしょう。
それはとても静かな午後のセッションで、参加者はごく少人数しか居ませんでした。
まとまった記録はまったくありません。テープレコーダーを持っている人はそれを持ち込んで、部屋の中で座っている位置から録音していました。
最後の二年間はそうした人が何人か居ましたが、私が初めて行った時はほとんど居ませんでした。
524:神も仏も名無しさん
09/12/09 10:34:20 Joan4LM7
翻訳者さん、感謝しています。
自分の「今」にも感謝しています。
525:神も仏も名無しさん
09/12/09 10:42:28 iT+jgVpo
どこにいようとあなたが聞いた言葉あるいは読んだ言葉は働きかけるだろう。
どこであなたが聞いたり、読んだりしても、それらの言葉は役目を果たすでしょう。
526:神も仏も名無しさん
09/12/09 15:28:07 f3PDZ8JO
新翻訳者さん
ありがとうございます
自分のペースで頑張ってください
527:神も仏も名無しさん
09/12/11 12:26:45 6W5YRf0t
In the last couple of years 最後の2,3(数)年間は、
528:神も仏も名無しさん
09/12/12 11:13:40 9zmWDPkh
改訳
This world of empty names and forms, which are the
imagination of the five senses and an appearance in
the pure Supreme Self, should be understood to be
the mysterious play of Maya, the mind, which rises
as if real from Self, Sat-Chit.
この空虚な名称と形態からなる世界は、五感が想像したものであり、
純粋な至高の「自分自身」の中にある見せかけのものであり、
maya(幻影)の、「自分自身」=「サットーチット(存在ー意識)」
から現実のように生じた心の、不可思議な遊びであると理解するのがよい。
guru vachaka kovai
新しい翻訳者さんの訳は分かりやすくて良いですね。がんばってください。
529:神も仏も名無しさん
09/12/12 11:30:25 9zmWDPkh
改訳
O men, do not argue and quarrel amongst yourselves
about the reality of heaven and hell. As long as and
as far as this present world is real, till then and to
that extent heaven and hell are also real.
地獄や天国の現実性について議論したり、いい争いをしないでおこう。
この現在の世界が現実的である間は、またその程度において、
そのときまで、その程度まで地獄や天国もまた現実的である。
guru vachaka kovai
530:神も仏も名無しさん
09/12/12 11:59:44 NO1K03W8
改訳
“Who am I?” – the scrutiny of the indispensable truth
of one’s own Self – is the sole life-current passing
through all the religions which have come to save us.
Thus should you know.
「私とは誰か」ー自分の「自分自身」という不可欠な真実を吟味することー
は、我々を救いに現れたすべての宗教に通底している唯一の命脈である。
そのように知りなさい。
guru vachaka kovai
531:神も仏も名無しさん
09/12/13 12:28:03 jV9330gU
Various religions teaching various principles have
come into existence in order to suit the various levels
of maturity of the minds of the people. Therefore
it is wisest to have an outlook of equality upon these
religions, which should be encouraged [and not condemned
様々な信仰を教えている様々な宗教は、人々の心の成熟の様々な度合いに
応じるために現れてきている。
それゆえに、もっとも賢明なことは、それらの宗教に対して平等な態度を
持つことであり、(それは)奨励されるべき(態度)である(非難されるべきでない)。
guru vachaka kovai
前に書き込んだ訳が見直してみると誤訳だらけなので、訂正してます。これも怪しいけれど。
532:神も仏も名無しさん
09/12/13 12:38:17 jV9330gU
Some assert, “This world before our eyes, though not
permanent, is real enough”. We deny it saying, “Permanence
is one of the marks of Reality”.
「私たちの目の前の世界は、永遠ではないが、十分に現実的である」と主張
する人たちがいる。我々は、「永続性は現実性の指標のひとつである」とい
ってそれを否定する。
guru vachaka kovai
533:神も仏も名無しさん
09/12/13 12:53:06 jV9330gU
Some people argue, “Though divided, this world we
see cannot be devoid of Reality”. We refute them
saying, “Wholeness is also a mark of Reality”.
「分割されているが、われわれが見るこの世界が、現実性を欠いているはず
がない」と論じるひとがいる。 我々は「全体性もまた現実性の指標の一つで
ある」といい、反論する。
guru vachaka kovai
534:神も仏も名無しさん
09/12/13 13:08:09 jV9330gU
Unless the body is taken to be ‘I’, otherness – the
world of moving and unmoving objects – cannot be
seen. Hence, because otherness – the creatures and
their Creator – does not exist, it is wrong to call Self
the Witness.
肉体を「私」とみなされなければ、(自分以外の)他のものー動くものと動
かない対象物である世界ーは見ることができない。
それゆえ、他のものー被造物とその造物主ーは(実際は)存在していないの
で、「自分自身」を「目撃するもの」と呼ぶのは誤りである。
guru vachaka kovai
535:神も仏も名無しさん
09/12/13 13:31:51 jV9330gU
D: What is the significance of the Crucifixion?
M: The body is the cross.
Jesus, the son of man, is the ego or ‘I-am-the-body’-idea.
When the son of man is crucified on the cross, the ego perishes, and what survives is the Absolute Being.
It is the resurrection of the glorious Self, of the Christ — the son of God.
イエスの十字架の上での死の意義は何ですか?
肉体とは、十字架です。
人間の息子であるイエスとは、エゴもしくは「私は肉体である」という思いです。
その人間の息子が十字架の上で磔にされたとき、エゴが消滅し、絶対的な存在が残ります。
それが、栄えある「自分自身」の、神の息子であるキリストの復活です。
maharshi gospel から
536:神も仏も名無しさん
09/12/13 13:37:53 jV9330gU
M.: Nirvana is Perfection.
In the Perfect State there is neither subject nor object
; there is nothing to see, nothing to feel, nothing to know.
Seeing and knowing are the functions of the mind.
In nirvana there is nothing but the blissful pure consciousness “I am.”
涅槃とは完全です。
完全な状態において、主体も客体もありません。
見る対象はなく、感じる対象はなく、知る対象はありません。
見ることと知ることは、心の働きです。
涅槃には、至福に満ちた純粋な意識である「私はある」以外存在しません。
talk with Sri Ramana Maharshiより
537:神も仏も名無しさん
09/12/13 13:41:43 jV9330gU
これで改訳終了。間違った訳を載せておくのがいやだったので、目に付く
ところを直しました。失礼しました。
538:神も仏も名無しさん
09/12/13 15:05:19 ZzJLlGUe
537さん ありがとうございました
大変有益な記事でした
539:神も仏も名無しさん
09/12/17 01:08:17 uyzP7LvI
>>537
ありがとうございました。多謝。
540:神も仏も名無しさん
09/12/19 00:15:07 Zog/Le/p
聖人と言われているような人は本でいろいろ見てきたけど、マハラジはすごい信頼できる。
俗に生きて俗のうちに消えていったから偉いとかではなくて、単純に良い波動、良いエネルギーを感じる。
こんなこというとオカルトだとか言われそうだが、実際にそう感じるからついそういうことを言ってしまう。
結局、僕らみたいな宗教にしか何者かを見いだせない人間というのは、それ。つまり心で理解する以外ないんだよね。
541:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:29:06 gPVKSwnM
Harriet: You spoke about 'readiness' and 'willingness to listen' as being key factors.
Did Maharaj ever speak about how or why some people got the direct experience, while most people didn't?
Harriet:
あなたは「覚悟」と「聞く意欲」が鍵となる要因だと話をされました。
多くの人々が直接体験を得られないのにどのようにして、あるいはなぜ少数の人々は直接体験を得られたのか、マハラジが語ったことはあるのですか?
David: I did talk to him once about this.
It was on one of my later visits.
I had gone there with a friend of mine, Cary McGraw, and I discovered that it was Cary's birthday that day.
David:
そのことについては一度彼と話したことがあります。
ずっと後に訪問した時のことです。
私は友人のCary McGrawと一緒に行ったのですが、ふとその日がCaryの誕生日であることに気付きました。
542:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:29:54 gPVKSwnM
When he told me, we were sitting in a cafe on Grant Road in the interval between the end of the bhajans and the start of the morning question-and-answer session.
While Maharaj's room was being swept and cleaned, we all had to disappear for half an hour or so.
Most of us would go for a tea or coffee break on Grant Road.
バジャン(ヒンドゥー教の神様を讃える曲/訳注)が終わって朝の質疑応答のセッションが始まるまでの間、私と彼はGrant Roadの喫茶店に座って話をしていました。
マハラジの部屋が掃き清められている間、皆は三十分ぐらいどこかへ行っていなければならなかったのです。
ほとんどの人はお茶やコーヒーを飲みにGrant Roadへ行っていました。
543:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:30:38 gPVKSwnM
I asked Cary what he would like for a birthday present and he replied, 'Go back in there and have a good argument with Maharaj.
I used to love to listen to you when you used to harass him about his teachings, but nowadays you hardly open your mouth at all.
Go back in there and get him fired up about something.
That will be my birthday treat.'
Caryに誕生日プレゼントは何がいいかと尋ねると、彼はこう返事をしました。
「あそこへ戻ったらマハラジと何か面白い議論をして欲しい。
あなたがしばしば彼の教えに難癖をつけて彼を困らせていた時、あなたの話を聞くのは実に楽しかったのだけど、近頃あなたはちっとも口を開かなくなった。
あそこへ戻ってどうにか彼を焚きつけて欲しい。
それを誕生祝いにしよう」
544:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:37:13 gPVKSwnM
I didn't feel much like asking anything, and I definitely didn't feel like embarking on a full-blown debate.
I think by that time Maharaj had finally subdued my argumentative tendencies;
I was quite content just to sit at the back and listen to what everyone else had to say.
私は何かを質問する気にはあまりなりませんでしたし、本格的な議論を始める気にはぜんぜんなりませんでした。
その時までに私の議論好きな性癖はマハラジによって抑えこまれてしまったのだと思います。
私はただ後ろの方に座ってほかの皆が話すことを聞いているだけで完全に満足だったのです。
We went back in, but I had no idea what to talk about.
When everyone had settled down, Cary gave me a nudge and I suddenly found myself talking about why some people get enlightened and others not.
私たちは戻って行ったのですが、私は何を話していいのか分かりませんでした。
皆が静まった時にCaryがそっと肘で突いてきたので、私は思わず、なぜ悟りを開ける人とそうでない人がいるのかについて話をし始めてしまいました。
545:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:38:12 gPVKSwnM
'Ramana Maharshi,' I said, 'got enlightened in a few minutes.
It took you three years from the moment you met you Guru until you realised the Self.
Other people try for fifty years and don't succeed.
Why is it like this?
Are the people who try all their lives and fail doing something wrong?'
私は言ったのです。「ラマナ・マハルシは数分で悟りを開くことができました。
あなたが真我を実現するまでにはグルと出会った時から三年かかりました。
五十年努力してもうまくいかない人たちもいます。
どうしてそうなのでしょう?
一生努力してもうまくいかない人たちは、何か見当違いのことしているのでしょうか?」
546:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:39:29 gPVKSwnM
Most other Hindu teachers would answer a question like this by saying that some people had more or less finished their work in previous lives and were therefore able to realise the Self very quickly in this life.
This wasn't an option for Maharaj because he steadfastly refused to accept that reincarnation took place at all.
This itself was a little strange to me because in the period that I used to visit him the dust jacket of I am That reproduced a dialogue with him in which he explained in quite some detail how reincarnation took place.
他のインド人教師ならたいていこのような質問にこう答えたことでしょう。
前世においてほとんど修行を完結していた少数の者だけが今生において非常に早く真我を実現できるのだと。
マハラジは輪廻が起こるということを一貫して否認していたので、そうは答えませんでした。
そのこと自体は少し奇妙に思ったのです。
というのは、私が彼を訪ねていた頃には「I AM THAT」のカバーに、輪廻がいかにして起こるか彼がかなり詳細に説明した対話が載っていたからです。
547:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:44:41 gPVKSwnM
However, in the era that I visited him I never once heard him accept the validity of reincarnation, and he frequently said it didn't happen.
My question was really, 'If one discounts the theory of reincarnation, which you seem to do,
how can someone like Ramana Maharshi get enlightened with no desire for it, no effort and no practice, while everyone else struggles unsuccessfully for decades and fails?'
しかしながら、私が彼を訪れている時代に、彼が輪廻の妥当性を認めるのを私は一度も聞いたことがありませんでしたし、彼はしばしば輪廻は起こらないと言っていました。
私の質問は実際にはこうでした。「あなたもそうであるようですが、もし輪廻説を信じていないというなら、他の皆が何十年努力してもうまくいかずに失敗してしまうのに、
ラマナ・マハルシのような人はいかにして悟りへの願望や努力、修行なしに悟りを開くことができるのでしょうか?」
'It's the chemical,' announced Maharaj.
'Some people are born with a pure chemical and some are not.
Those with a pure chemical get enlightened, and those with an impure chemical don't.'
「それは化学物質だ」とマハラジは皆に言いました。
「純粋な化学物質を持って生まれてくる人もいればそうでない人もいるのだ。
純粋な化学物質を持っている人は悟りを開けるし、不純な化学物質だとそうはいかないのだ」
548:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:46:01 gPVKSwnM
'The chemical' was one of Maharaj's idiosyncratic analogies or metaphors.
I think it was derived from the chemical on a roll of film.
We are all issued with a 'chemical' at the moment of conception, said Maharaj, and that is our destiny for this life.
In one sense it is like a roll of film, a script that has been given to us for this life.
Traditional Hinduism teaches that we have prarabdha karma, an unchangeable destiny for this life that is an inevitable result of actions that have been performed in previous lives.
Maharaj couldn't incorporate past-life activities into his 'chemical' theory, but he did have an alternative selection of factors to offer.
「化学物質」というのはマハラジ独特の言い回し、あるいは比喩の一つでした。
それは一本のフィルムにおける化学物質に由来していたのだと思います。
私たちは皆受胎の瞬間に「化学物質」を授けられるだとマハラジは言うのです。そしてそれがこの世での私たちの運命であると。
ある意味でそれは一本のフィルム、この世で私たちに与えられた脚本のようなものです。
伝統的なヒンズー教では、私たちはプララブダ・カルマを持っており、それは変えることの出来ないこの世での運命であって、前世での行いの必然の結果であると教えています。
マハラジは彼の「化学物質」理論に過去世の行為のことを組み込むことは出来ませんでしたが、彼は別の要因を提示してきたのです。
549:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:46:46 gPVKSwnM
I can't remember whether it was during this particular conversation or on some other day, but I remember asking him about the components of 'the chemical'.
He replied that it was a combination of a wide variety of factors: parents' genes, astrological configurations at the time of conception, the future environment that one was going to be brought up in
- these were just a few that he mentioned.
These all coalesced at a particular moment and issued a body, or rather an embryo, with its appointed destiny.
この会話でだったか他の日のことだったかは思い出せませんが、「化学物質」の成分について彼に訊ねたことを覚えています。
それは多様な要因の組み合わせであると彼は答えました。
彼が挙げたもののうちごく一部ですが、その要因とは、両親の遺伝子、受胎時の占星術的な配置、その人が直面しようとしている将来の環境などです。
これらすべてがある特定の時期に融合して、身体、もっと正確に言えば胚に、定められた運命を授けるというのです。
550:神も仏も名無しさん
09/12/20 13:54:59 gPVKSwnM
'This is all very deterministic,' I said.
'If the purity of the chemical determines whether or not we get enlightened, why should we even care about it or not?
What is the point of trying or not trying, wanting or not wanting, if the purity of the chemical has already decided the matter for us in advance?
We may as well all go home.'
「それはずいぶん決定論的ですね」と私は言いました。
「もし化学物質の純度が悟りを開けるかどうかを決めるのならば、なぜ私たちはそれを心配したりしなかったりしなければならないのでしょう?
もし化学物質の純度によって私たちの状況が前もって決められているなら、試みたり試みなかったり、望んだり望まなかったりすることに何の意味があるのでしょう?
私たちは皆家へ帰った方がいいのです」
551:神も仏も名無しさん
09/12/20 14:00:40 gPVKSwnM
Maharaj replied, 'No, it is not completely determined in advance.
The vast majority of people in the world are born with a dirty chemical.
Nothing they do or don't do will make any difference.
Enlightenment is not for them, and most of them won't even care about such matters.
At the other end of the spectrum there will be an extremely small number of very pure beings who will become aware of their true nature without any striving or inclination.'
He didn't say so, but I assume he would have put Ramana Maharshi in this category.
マハラジは答えました。「いや。すべてが前もって決まっているわけではない。
この世界の大多数の人々は汚れた化学物質を持って生まれてくる。
彼らが何をしようとしまいと違いはない。
悟りは彼らのためのものではなく、彼らのほとんどはそんなことは気にかけようともしないのだ。
その正反対に、ごくわずかの非常に純粋な人間がいて、彼らは努力や願望無しに彼らの真の性質に目覚めてゆくのだ」
彼がそう言ったわけではありませんが、私は当然彼がラマナ・マハルシをその範疇に入れていただろうと思っています。
552:神も仏も名無しさん
09/12/20 14:01:44 gPVKSwnM
'Between these two extremes,' continued Maharaj, 'there are a small number of people whose chemical is only slightly impure.
These people have a chance to get enlightened.
If they can meet with a Guru who can show them the truth and if their earnestness and seriousness are high enough, they can purify their slightly dirty chemical and find out who they really are.
That is why we are all here today.
People who come to a teacher with a strong thirst for freedom are the ones who have only a few impurities.
They are the ones for whom liberation is possible.'
「この両極端の間には」とマハラジは続けました。
「ほとんど汚れていない化学物質を持つ人々が少数いる。
そういう人たちは悟りを開く見込みがある。
もし彼らが真理を示すことのできるグルに出会えて、しかも彼らの誠実さと真剣さが充分であれば、彼らはわずかに汚れた化学物質を浄化して、自分は本当は誰であるのかを見いだすことができるのだ。
それが私たち皆が今日ここにいる理由でもある。
自由への強い渇望をもって師の元にやってくる人々は、ごくわずかしか不純物を持っていない人たちなのだ。彼らは解放が可能な人たちなのだ」
553:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:37:44 gPVKSwnM
Harriet: So did he think that the people who came to him were 'advanced'?
There must have been a mixture of all kinds of people.
They couldn't all have been candidates for liberation.
Harriet:
そうすると彼は彼の元を訪れる人々のことを「進んでいる」と考えていたのですか?
あらゆる種類の人々が混ざっていたはずです。
彼ら全員が解放に値したはずはありません。
554:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:38:32 gPVKSwnM
David: Yes, there was a very eclectic mix of people there, from curiosity seekers to people who had travelled half way round the world because they were desperate for liberation and thought that Maharaj could help them.
I sometimes used to sit next to a homoeopathic doctor who lived a few streets away.
He had no interest in liberation and just saw Maharaj as a good source of entertainment.
David:
そうです。そこには珍しもの好きから、解放を強く望み、マハラジなら手助けをしてくれるだろうと考えて世界を半周旅してきた人まで、非常に多彩な人々がいました。
私は時々ほんの数通り先に住んでいる同毒療法の医師の隣に座ったものでした。
彼は解放には興味が無く、マハラジをただ娯楽の元として見ていました。
'This is the best show in the neighbourhood,' he told me once. 'I just come here because I like watching how Maharaj deals with all the people who come. I don't believe a word he says, but he puts on a good show.'
「これはこのあたりでは一番の見世物さ」と、彼はかつて私に言いました。「私はマハラジが来訪した人々にどう対処するかを見物するのが好きだからここに来てるだけさ。彼が言うことを信じてはいないけれど、彼は楽しい見世物を見せてくれる」
555:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:39:15 gPVKSwnM
This man, incidentally, told me that Maharaj's language in the original Marathi was occasionally very crude and vulgar.
He told me that the translators, who were all respectable, middle-class Hindus, were probably too embarrassed to pass on the full force of his vulgarity.
At the end of the sessions he would take me aside on the street outside and take great delight in telling me about all the various sexual jokes and innuendos that the translators had omitted tell us.
I think the doctor's entertainment included watching his neighbours squirm as they listened to Maharaj's more outrageous remarks.
ついでに言うとこの男は、マハラジがマラティー語で喋っている言葉そのものは時々非常に粗野で下品になるのだと私に言いました。
通訳はまともな、中流階級のインド人だけれども、おそらく彼が邪魔しすぎてしまうのでマハラジの下品さが充分に伝わらないのだと彼は言いました。
そのセッションが終わった時に彼は道の脇に私を連れてゆき、通訳が私たちに話すのを控えたさまざまな下ネタの冗談や当てつけのすべてを、私に話しておおいに楽しんでいました。
私が思うに、隣席の人がマハラジのひどい言葉を聞いて動揺するさまを見るのも、この医師の娯楽の一部だったのです。
556:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:52:30 gPVKSwnM
Maharaj to some extent determined the sort of people who were likely to come and stay by setting the agenda on what he was willing to talk about and what he wasn't.
He wasn't interested in what he called 'kindergarten lessons'.
That meant he generally refused to talk about many of the tenets of traditional Hinduism: ritual worship, karma and reincarnation, common practices such as japa, things like that.
マハラジは何を話して何を話さないか予定を組むことによって、滞在しに来ようとする人々をある程度選り分けていました。
彼は彼が「幼稚園の学習」と呼んでいたものに興味はありませんでした。
つまり彼は、儀式的な礼拝、カルマと輪廻、念誦のような慣習や、それに類することなど、伝統的なヒンズー教の教義について語ることをたいてい拒んでいたのです。
557:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:56:25 gPVKSwnM
A large proportion of the foreigners who were there had come because they had read I am That.
They wanted to talk about liberation, not traditional Hindu practices and traditions, and Maharaj was happy to oblige them. The people who wanted to talk about other things soon left to find somewhere more suitable for their inclinations and interests.
Some, though, came with traditional ideas and beliefs and fell under the spell of Maharaj and his radical teachings, but I think these people were in the minority.
外国人の大多数は、「I AM THAT」を読んでそこへ来ていました。
彼らは伝統的なヒンズー教の儀式や伝承についてではなく、解放について話して欲しがっていて、マハラジも喜んで彼らの期待に応えていました。他のことを話したがる人々は彼らの好みや興味に適したより良い場所を見つけるためにすぐに去ってゆきました。
伝統的な考えや信念を持っていてもマハラジと彼の革新的な教えに魅せられる人もいましたが、そのような人は少数であったと思います。
558:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:57:51 gPVKSwnM
I remember Mullarpattan telling us one day, 'I was a traditional Ram bhakta when I first arrived here.
I thought that if I could have a vision of Ram, I would be sure to join him in Vaikunta [Ram's heavenly realm] when I died.
The first day I came, Maharaj told me that Vaikunta didn't exist.
I was very shocked to hear a Guru speak like this, but I felt attracted to him and I stayed on.
Within a short period of time I dropped all my ideas about the gods and their heavens.'
ある日Mullarpattanが言ったのを覚えています。「初めてここに来たとき私は伝統的なラーマの帰依者でした。もしラーマの幻影を見ることができたなら、私は死んだ時にヴァイクンタ(ラーマの住む天国のような場所)でラーマといっしょになれるに違いないと考えていました。
私が初めて来た日に、マハラジは私に言ったのです。ヴァイクンタは存在しないと。
グルがそのように話すのを聞いて私は大きな衝撃を受けましたが、それでも彼に魅力を感じてそこに居続けたのです。
短期間のうちに私は神や神の国についてのあらゆる観念を捨て去りました」
559:神も仏も名無しさん
09/12/20 21:59:47 gPVKSwnM
Some of the other local people were very much interested in Maharaj's uncompromising teachings on liberation,
but during the time that I was there, the foreigners generally outnumbered the locals by about three to one in the morning question-and-answer session.
This could have been because many of the Bombay devotees had to go out to work, but even on weekends and holidays, the foreigners always outnumbered the Indians.
他の地元の人の中にはマハラジの徹底した解放の教えに対して非常に深い興味を持っている人もいましたが、
私がそこにいる間、たいてい朝の質疑応答セッションには三対一ぐらいの割合で地元の人よりも多くの外国人がいました。
それはボンベイの信者の多くは仕事に行かなければならなかったからですが、週末や休日でさえ常にインド人よりも多くの外国人がいました。
560:神も仏も名無しさん
09/12/21 13:38:25 9eJt3eo/
書き込めるかテスト
561:神も仏も名無しさん
09/12/22 19:29:20 Fb2I+MwU
新翻訳者さんの訳は大変分りやすくありがたいです
今後もよろしくお願いします
562:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:12:59 MWni3w3F
There was a separate session in the evening that was conducted in Marathi.
We were never invited to that because there wasn't enough room for everyone, so I have no idea what went on in those sessions.
夕方にはマラティー語で行われる別のセッションがありました。
皆を入れるだけの十分な部屋が無かったので私たちは決してそのセッションには招かれませんでした。
したがってそのセッションで何が行われていたのかは分かりません。
563:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:14:10 MWni3w3F
Harriet: Did you get the feeling that the foreigners were treated a little differently from the local people?
Harriet:
外国人は地元の人とは少し違った扱いを受けたという印象だったのですか?
David: I would just say that we had different attitudes, different backgrounds and, for the most part, different aspirations.
When we spoke to Maharaj, his answers reflected these differences.
私たちの方が違った姿勢、違った背景、そしてたいていは違った願望を持っていたのでしょう。
私たちがマハラジと話しているとき、彼の返答はその違いを反映していました。
564:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:14:57 MWni3w3F
One morning a new Indian couple arrived and asked Maharaj in English a series of questions about how to live a detached spiritual life while they were in the middle of all their family and work responsibilities.
This is a standard question in India and everyone in the guru business must have a standard answer to it.
Maharaj dealt with them very politely and respectfully and talked to them for about fifteen minutes.
ある朝新顔のインド人夫婦が来て、家庭と仕事に責任がある中でどのようにして超然としたスピリチュアルな人生を送ればいいのかということについて、マハラジに英語で質問しました。
これはインドでは標準的な質問で、グルの務めをする人は皆標準的な答えを持っていたはずです。
マハラジは彼らをとても丁寧にうやうやしく扱い、一五分ぐらいかけて彼らに話をしました。
565:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:21:57 MWni3w3F
At the end of that period he asked them to leave.
This was a little bit unusual.
Usually, when a questioner had finished talking to Maharaj he would go back to his seat and listen to what everyone else had to say.
その時間の終わりに彼は、彼らに出て行って欲しいと言いました。
これは少し珍しいことでした。
ふつうは、質問者がマハラジとの対話を終えるときまって自分の席に戻って皆が話すことを聞いていたのです。
On this occasion Maharaj watched them disappear down his staircase.
He waited about ten seconds more before bursting into a delighted laughter.
この時マハラジは彼らが階段を降りて姿を消すのを見守っていました。
彼は十秒ほど待ってから突然嬉しそうに笑い出しました。
566:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:22:50 MWni3w3F
Slapping his thigh, he said, 'That is the sort of boring conversation I used to have every day before all you foreigners came along!'
ももを打って彼は言いました。「あれはあなたたち外国人が来る以前にも毎日のように交わしていた退屈な会話だ!」
I think he enjoyed talking to people who didn't come along to talk about all their family or work problems.
He also knew he could be more irreverent and risque with the foreigners, which was something he enjoyed.
彼は家族や仕事の問題でないことを話すために出席した人々となら対話することを楽しんでいたと思います。
彼はまた外国人相手なら多少は非礼できわどくなっても構わないと思っていて、何かそれを楽しんでいるようでした。
567:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:27:30 MWni3w3F
Harriet: Can you give me an example?
何か例を挙げてもらえますか?
David: One morning he looked around and noticed that there were no local people there at all except for the one translator.
A mischievous look appeared on his face and he said, 'Three things are absolutely necessary for human life: food, oxygen and sex.'
David:
ある朝彼はあたりを見回して、通訳一人を除いては地元の人が一人もいないことに気付きました。
彼はいたずらっぽい表情を顔に浮かべて言いました。「人間が生きるのに絶対必要なものは三つ、食料と酸素そしてセックスだ」
568:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:33:07 MWni3w3F
We all perked up. This was something different from the usual lecture on consciousness.
We waited for him to continue, to develop his theme and explain in more detail, but he refused to elaborate.
Instead he said, 'Come on! Somebody dispute that statement.
It's very controversial. Somebody disagree with me.'
私たちは皆色めきました。それはいつもの意識についての講義とは何か違ったものでした。私たちは彼が話を続けてその話題を発展させ、もっと詳しく説明するのを待ちましたが、彼は詳しく話すのを拒みました。
かわりに彼は言いました。「さあどうだ! 誰かこれに異議を唱えてみなさい。
異論はたくさんあるはずだ。誰か反論してみなさい」
It looked like he wanted to start an argument, but about what wasn't clear.
When no one else seemed interested in disputing his statement, I stepped into the breach to be the fall guy.
彼は議論を始めたいようでしたが、何についてなのかよく分かりませんでした。
彼の言ったことに誰も反論しようとしないように思えたとき、私が身代わりとなって援助の手を差し伸べました。
569:神も仏も名無しさん
09/12/24 22:37:00 MWni3w3F
'If you don't breathe for a few minutes, you die,' I began.
'If you don't eat for a few weeks, you die.
But I have never heard of anyone dying because they didn't have sex.
How can you say that it is essential for human existence?'
「もし数分間息をしなかったら死んでしまいます」と私は言い出しました。
「もし数週間何も食べなかったら死んでしまいます。
しかしセックスをしなかったために死んだ人がいるなど私は聞いたことがありません。
よくもセックスが人間の存在に不可欠であるなどと言えますね」
570:神も仏も名無しさん
09/12/24 23:02:03 MWni3w3F
Maharaj refused to explain himself.
Instead he just repeated himself.
'Three things are absolutely necessary for human life: food, oxygen and sex.'
マハラジははっきりと説明することを拒みました。
かわりに彼はただ繰り返して言ったのです。
「人間が生きるのに絶対必要なのは三つ、食料と酸素、そしてセックスだ」
I couldn't see where he was going with the conversation, or where he wanted me to go with it.
'Are you saying that we should all have sex because if we don't we will all die?'
I was trying to provoke him into revealing why he had suddenly brought this topic up.
私は彼がこの対話でどこに向かおうとしているのか、あるいは私をどこへ連れてゆきたいのか分かりませんでした。
「もしセックスをしなければ死んでしまうので、私たちは皆セックスをしなければならないとあなたはおっしゃるのですか?」
私は彼を挑発してなぜ彼が突然このような話題を持ち出したのかを明らかにしようとしていました。
571:神も仏も名無しさん
09/12/24 23:02:45 MWni3w3F
'No, I'm not saying that at all.
I'm simply saying, 'Three things are absolutely necessary for human life: food, oxygen and sex.'
I tried a couple of other approaches but didn't get anywhere, and no one else in the room seemed willing to pitch in and help out.
He just kept on repeating his original statement.
「いいや、私は決してそうは言っていない。
私はただ『人間が生きるのに絶対必要なのは三つ、食料と酸素、そしてセックスだ。』と言っただけだ」
私は他にもいくつかの方法で迫ってみましたがうまくいきませんでたし、協力したり手助けしてくれそうな人はその部屋に一人もいないように思えました。
彼は最初に言ったことを何度も繰り返すだけでした。
572:神も仏も名無しさん
09/12/24 23:03:45 MWni3w3F
After a few minutes he heard footsteps on the stairs.
He immediately started talking about consciousness, and as the new visitors, a group of local people, came into the room, he was well into one of his standard explanations.
He obviously didn't feel comfortable discussing sex in front of his Marathi devotees.
I never did find out what the point of his statement was because he never brought it up again.
数分後彼は階段で足音がするのを聞きました。
彼はすぐに意識についての話をし始め、地元の人の集団が新たな訪問者として部屋に入ってくると、彼はいつものような解説にすっかり没頭したのでした。
彼はマラティー語が分かる信者の前でセックスを話題にすることを明らかに快く思っていませんでした。
彼は二度とこの話題を持ち出さなかったので、私は彼が何を言わんとしていたのかついに知ることができませんでした。
573:神も仏も名無しさん
09/12/24 23:12:54 MWni3w3F
Page3終わりです。
応援してくださった方々、誤りをご指摘くださった方々、ありがとうございました。
あまり時間が取れなくて私ではなかなからちがあかないので
続きの翻訳はどなたかお願いします。
574:神も仏も名無しさん
09/12/25 09:53:05 Z5SZNBhA
>>573
お疲れさまでした。
とても勉強になりました。
また時間が出来たとき、是非お願いします。
ありがとうございました。
575:神も仏も名無しさん
09/12/25 17:30:51 gGAr7cyo
新翻訳者さんお疲れ様でした
私も574さん同様勉強になりました
537さん よろしければ新しい翻訳者になってもらえませんか?
537さんは英語が堪能そうなので
576:神も仏も名無しさん
09/12/25 20:20:03 fhyKeIPV
>>575
わたしは前任の翻訳者でして、、、もう隠居しております(笑)。
私の後任の方は、私より訳がうまかったので残念ですね。この小さいスペースに
書き込むのは、かなりつかれるんです。翻訳もいい加減にならないように
気をつけると結構骨が折れますし。それで、翻訳家の寿命が短いんだと思います(笑)。
577:神も仏も名無しさん
09/12/25 23:48:11 gGAr7cyo
>>576
そうですか 前翻訳者さんでしたか お疲れ様でした。色々とありがとうございました
せっかくいい流れなのでどなたかPlease!!
578:神も仏も名無しさん
10/01/01 13:55:12 tOspr2Sm
reality in forty verses 3 から
‘The World is true’; ‘No, it is a false appearance’;
‘The World is Mind’; ‘No, it is not’;
‘The World is pleasant’;‘No, it is not’
— What avails such talk?
To leave the world alone and know the Self,
to go beyond all thought of ‘One’and ‘Two’,
this egoless condition is the common goal of all.
「世界は真実である」;「いや、誤った見せかけである」;
「世界はこころである」;「いや、そうではない」;
「世界は心地よいものだ」;「いや、そうではない」
―このような会話がなんの役に立つのか?
世界はそっとしておき「自分自身」を知ること、
「一」と「二」についてのすべての考えを超えること、
このエゴのない状態がすべての人の共通の目的である。
あけましておめでとうございます。よい年になりますように。
579:神も仏も名無しさん
10/01/07 15:09:21 AiRgcd7a
誰かかいてくれないかな 訳してほしいいな
580:神も仏も名無しさん
10/01/08 22:32:45 UYn7VUfH
ほんとまた読みたいですな。
でも訳すのは大変そうですからな。
581:神も仏も名無しさん
10/01/08 23:21:03 gaxIAO3r
複数の翻訳者さんが5行ずつ、1週間に1度訳すのなんてのはどうでしょう?
あるいは前の人が訳せば、その後都合がいい時に5行訳すとか
3人いれば負担にはならないような気もします
582:神も仏も名無しさん
10/01/14 00:38:57 xmbE4wcM
578さん 英語が堪能そうですね
ふふふ お願いしますよ
583:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:03:18 pn/UxmlC
Page3を訳した者です。
頑張ってPage4も訳してみることにしました。
英語力はかなり低くて、ほとんどの単語を辞書で引かなければならないような有様なので
かなり時間がかかると思いますがどうぞご容赦下さい。
"Remembering Nisargadatta Maharaj"
URLリンク(www.davidgodman.org)
Page4
584:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:04:00 pn/UxmlC
Harriet: From what you are saying, I get the feeling that Maharaj had
a great respect for the foreigners who came because they came looking
for the truth about themselves, not for some palliative, a practice or
belief that would keep them happy for a while.
Harriet:
あなたのおっしゃることからすると、マハラジは自分自身についての真実を探
しにやって来た外国人に対しては大きな敬意を払っていたけれども、しばらく
の間だけ幸せにしてくれるようなその場しのぎの手段や修練、教義を求めてやっ
てくる外国人にはそうではなかったという印象を受けます。
David: In one sense, yes. I did hear him say a couple of times that he
respected the fact that we had all abandoned our lives in the West in
order to come to India in search of liberation, but that didn't mean
that in practice he treated us respectfully. We all got shouted at on
various occasions, and we all got told off from time to time because
of things we did or said.
David:
ある意味では、そうです。解放を求めてインドへやって来るために、私たちが
皆西洋での生活を捨てて来たという事実は尊敬に値すると、彼が言うのを確か
に何度か聞きましたが、だからといって彼が実際に私たちをうやうやしく扱っ
たわけではありません。私たちは皆さまざまな折に怒鳴りつけられましたし、
私たちの言動のために時々説教もされました。
585:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:14:59 pn/UxmlC
We were all a little fearful of him because we never knew when the
next eruption would come. We had all come to have the dirt beaten out
of us, in the same way that the dhobis clean clothes by smashing them
on rocks. Maharaj smashed our egos, our minds and our concepts on the
immovable rock of the Self because he knew that in most cases that was
the only way to help us.
次の怒りの爆発がいつ起こるのか分からないので、私たちは皆彼のことを少し
恐れていました。私たちは皆、洗濯人が布を岩に激しく打ち付けて洗うような
やり方で、自分たちから汚れを取り除いてもらうためにやって来ていました。
マハラジは真我の不動の岩に私たちの自我やマインド、観念を打ち付けたので
す。ほとんどの場合それが私たちを助ける唯一の方法であると彼は知っていた
からです。
586:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:16:15 pn/UxmlC
I told you a few minutes ago that Maharaj discounted all theories of
reincarnation, but he did tell one story that possibly indicated that
we had all been searching for God in India before.
'At the end of the Ramayana,' he said, 'all the animals who had
helped Ram to win the war were given rewards. The monkeys were all
told that they could go to a monkey heaven. Now, what is heaven to a
monkey? Vast quantities of food, lots of fighting, and limitless sex.
So, all the monkeys were reborn as human beings in the West in the
twentieth century to experience their idea of "heaven". After some
time, though, they all began to get bored of all this excess. One by
one, they all started coming back to India because they wanted to find
Ram and be with him again.'
マハラジは輪廻についてのあらゆる説を信用していなかったと数分前に私は
言いましたが、私たちが皆、以前インドで神を探していたということをうかが
わせる一つの物語を、彼が話したことがあります。
彼は言いました。「ラーマヤナ(古代インドの大叙事詩/訳注)の終わりで、
戦に勝利するためにラーマを助けたすべての動物たちに褒美が与えられた。猿
たちは皆猿の天国へ行くことができたと語られている。さて、猿のための天国
とは何か? 膨大の量の食べ物、数多くの戦い、そして際限の無いセックス。
それゆえすべての猿たちは彼らの考えた『天国』を経験するために、二十世紀
の西洋で人間として生まれ変わったのだ。だが、いくらか時が経つと彼らは皆
この乱行に倦み始めた。彼らは再びラーマを見つけて彼と共にいることを望ん
で、相次いでインドに帰り始めたのだ」
587:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:24:02 pn/UxmlC
Harriet:
彼はどんなことであなたに怒鳴ったのですか?
David: I remember one time trying to talk to him about effort. I think
I was talking about the various efforts I had made to realise the Self.
This was soon after I started going to see him. I didn't realise at
the time that the word 'effort' was a no-no in that room. He really
didn't like anyone using it. The idea that there was a person who did
something to achieve some spiritual state was a complete anathema to
him. He seemed to feel that it showed a complete lack of understanding
of his teachings.
David:
彼に努力について話そうとしていた時のことを覚えています。確か真我を実現
するために私がしたさまざまな努力について話していたのだと思います。それ
は彼に会いに行き始めてから間もない頃でした。私は「努力」という言葉がそ
の部屋では禁句であることに気付いていませんでした。彼はその言葉を使う人
を本当に嫌っていました。あるスピリチュアルな状態に到達するために何かを
する個人が存在するという考えは完全に彼の嫌うところでした。それは彼の教
えをまったく理解していないことの現れだと彼は感じているようでした。
588:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:25:07 pn/UxmlC
When he started to get annoyed with me for using the word, I just
ploughed ahead, thinking innocently that he probably hadn't understood
what I was trying to say. The more I attempted to describe my
'efforts' and justify them, the more annoyed he got with me. I ended
up getting an earful about my wrong understanding and wrong attitude.
I was quite taken aback at the time. I had never come across a teacher
before who disparaged hard work and effort on the spiritual path. On
the contrary, all the others I had encountered had heartily endorsed
such activities. That's why I initially thought that there must have
been some kind of misunderstanding.
私がその言葉を使ったことで彼がいらいらし始めた時、無邪気にも私は、お
そらく彼は私の言わんとしていることを理解しなかったのだと思いながら、た
だ話を先に進めたのです。私の「努力」を描写してそれを正当化しようとすれ
ばするほど、彼はいっそういらいらをつのらせました。結局私は自分の間違っ
た理解と間違った態度に対して大目玉をくらうことになりました。その時は非
常に驚きました。スピリチュアルな道において、熱心な勉強や努力を軽んじる
ような教師にはそれまで出会ったことがありませんでした。それどころか私が
出会った他の教師たちはそのような行為をさかんに推奨していました。それゆ
えそこにはある種の誤解があったに違いないと私は初めに考えたわけです。
589:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:28:09 pn/UxmlC
I realised later that when Maharaj spoke, he wasn't giving
instructions that he wanted you to act on. He was simply telling you
who and what you were. You were supposed to understand and experience
what he was talking about, not turn it into a practice. Making a
practice out of it simply confirmed for him that you hadn't really
understood what he was saying. One question that always rubbed him up
the wrong way was, 'Yes, Maharaj, I understand intellectually what you
are saying, but what do I do to actually experience it?' If you said
that, you didn't understand him, or what he was trying to do, at all.
のちに私は、マハラジが話をしている時、彼は行動の指針となるような指示を
相手に与えているのではないということに気付きました。彼は純粋に相手自身
が誰であるのか、何であるのかを話していたのです。彼が話していることを理
解し、体験しなければならないのであって、実践に変えてはならなかったので
す。誤って実践しようとすることは、彼が何を話しているのか相手がまったく
理解しなかったということを立証しただけでした。いつも彼の神経を逆なでし
た質問は、「はい、マハラジ、あなたのおっしゃることを頭では理解しました
が、実際にそれを体験するには何をすればいいのでしょう?」というものでし
た。そう質問するということは、彼を、あるいは彼が何をしようとしているの
かを、まったく理解していないということだったのです。
590:神も仏も名無しさん
10/01/15 01:33:28 pn/UxmlC
587の最初の英文が抜けてました。
どうでもいいかもしれませんが一応書いておきます。
Harriet: What did he shout at you for?
一行の文字数を合わせてみたのですがかえって読みにくいですね……。
次からは改善したいです。
591:神も仏も名無しさん
10/01/15 17:38:02 FX3NQRgJ
583さん 感謝・感謝です!!
どうぞご自分のペースで訳されてください あせる必要はありませんので
我々ものんびり待ちます。
書いていただけることがありがたいです
592:神も仏も名無しさん
10/01/16 09:10:57 eCbhAC3w
まさにその通りです。
貴重な時間を割いて下さってありがとうございます。
593:神も仏も名無しさん
10/01/16 12:28:14 i2zfQi1n
すばらしいです。また楽しみにしています。
594:神も仏も名無しさん
10/01/22 22:55:17 wiu7tWV6
I have an embarrassing memory of another time he got angry with me.
One afternoon my attention was wandering and my mind was embroiled in
some larger-than-life ego fantasy. I was off in my own little world,
not really listening to what was going on. Maharaj stopped the answer
he was giving to someone else, apparently in mid-sentence, turned to
me and started shouting at me, demanding to know whether I was
listening and understanding what he was saying.
それとは別の、彼が私に対して怒った時の恥ずかしい記憶があります。
ある午後、私は気が散っていて、私の心はある誇張された自我の幻想に巻き込まれていました。
私は自分の小さな世界の中にいて、実のところ何が話されているのか聞いていませんでした。
マハラジは誰か他の人への回答を不意にやめて、私の方を向いて怒鳴り始めました。
私が彼の言っていることを聞いているのか、理解しているのかどうかをただすためにです。
595:神も仏も名無しさん
10/01/22 22:56:17 wiu7tWV6
I did a little prostration as an apology and put my attention back
on what he was talking about. Afterwards, a few people wanted to know
why he had suddenly launched such a ferocious attack on me. So far as
they were concerned I was just sitting there minding my own business.
I definitely deserved that one, though. In retrospect I can say that
it increased both my attentiveness and my faith in him. When you know
that the teacher in front of you is continuously monitoring all your
thoughts and feelings, it makes you clean up your mental act quite a
bit.
私は詫びるために少し平伏して、彼が話していることに注意を戻しました。
あとで何人かの人が、なぜ彼は突然私にあのような猛烈な攻撃をしかけてきたのかを
知りたがりました。
彼らにしてみれば、私はただ自分のことに専念してじっと座っていただけなのです。
しかし私は確かに怒鳴られるに値しました。
あとから思えば、それは彼に対する注意力と信頼を共に強めてくれたと言えるでしょう。
面前にいる師が絶え間なく相手の考えや感情を監視していると知れば、
精神の悪癖はずいぶんと正されるのです。
596:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:01:32 wiu7tWV6
On another occasion Maharaj got angry with me simply because one of
the translators didn't understand what I had asked. I said that the
previous day he had said one thing, whereas this morning he was saying
what appeared to be the exact opposite. The translator somehow assumed
I was criticising the quality of the translation on the previous day
and passed on my critique to Maharaj. He really got angry with me over
that, but that one just bounced off me because I realised immediately
that it was all due to a misunderstanding. Someone eventually told the
translator what I had actually said, and he apologized for all the
trouble his comments had caused.
別の折には、単に通訳の一人が私の尋ねたことを理解しなかったのが原因で、
マハラジの怒りを買いました。
前日彼はあることを言ったのですが、
今朝はそれとはまったく正反対に思えるようなことを言っていると、私は言ったのです。
通訳はどういうわけか、私が前日の翻訳の出来を非難していると決めてかかって、
その批判をマハラジに伝えました。
はたして彼は私に対して怒り出しましたが、
それはまったくの誤解によるものだと私にはすぐに分かったので、私も怒り返したのです。
最終的には誰かが、本当は私がどう言ったのかを通訳に話したので、
彼は自分の言ったことが元で起きたすべてのごたごたに対して謝罪をすることになりました。
597:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:05:42 wiu7tWV6
Harriet: Were the translators all good? I have been told that some
were better than others.
Harriet:
通訳は皆優秀だったのですか?
皆が優れていたわけではないと聞いたことがありますが。
David: Yes, there were good ones and not-so-good ones. I think
everyone knew who was good and who was not, but that didn't result in
the good ones being called on to do the work if they happened to be
there. There seemed to be some process of seniority at work.
The translators who had been there the longest were called on first,
irrespective of ability, and those who might have done a better job
would have to wait until these more senior devotees were absent.
David:
そうです、優れた通訳とそれほどでもない通訳がいました。
誰が優れていて誰がそうでないのか、皆分かっていたとは思いますが、
だからと言って、もし優秀な通訳がたまたまそこに居れば
その人が仕事を頼まれるというわけではありませんでした。
その仕事には年功制のようなものがあるようでした。
能力には関係なく、最も長くそこに居た通訳が最初に仕事を頼まれ、
より良い仕事のできる人がいても、古参の人たちが欠席するまで待たなければなりませんでした。
598:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:08:12 wiu7tWV6
Harriet: Were the translators all good? I have been told that some
were better than others.
Harriet:
通訳は皆優秀だったのですか?
皆が優れていたわけではないと聞いたことがありますが。
David: Yes, there were good ones and not-so-good ones. I think
everyone knew who was good and who was not, but that didn't result in
the good ones being called on to do the work if they happened to be
there. There seemed to be some process of seniority at work.
The translators who had been there the longest were called on first,
irrespective of ability, and those who might have done a better job
would have to wait until these more senior devotees were absent.
David:
そうです、優れた通訳とそれほどでもない通訳がいました。
誰が優れていて誰がそうでないのか、皆分かっていたとは思いますが、
だからと言って、もし優秀な通訳がたまたまそこに居れば
その人が仕事を頼まれるというわけではありませんでした。
その仕事には年功制のようなものがあるようでした。
能力には関係なく、最も長くそこに居た通訳が最初に仕事を頼まれ、
より良い仕事のできる人がいても、古参の人たちが欠席するまで待たなければなりませんでした。
599:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:11:57 wiu7tWV6
Mullarpattan was next down the pecking order. I liked him because he
was very literal. Possibly not quite as fluent as some of the others,
but he scored points with me because he stuck to the script both ways.
I once asked Maharaj a question through him, and when the answer came
back, it made absolutely no sense at all. Mullarpattan, though, was
beaming at me as if he had just delivered some great pearl of wisdom.
Mullarpattanは次に低い序列の位置にいました。
彼はとても忠実に訳をするので私は彼が好きでした。
他の通訳に比べればあまり流暢ではなかったかもしれませんが、
彼は与えられた仕事のみに専念したという点でも、私の評価は高かったのです。
私はある時彼を通してマハラジに質問したのですが、
返って来た答えはまったくもって的外れなものでした。
しかしMullarpattanは、まるで偉大な叡智の真珠でも配ったかのように、
私に微笑みかけていました。
※英文三行目の意味がよく分かりませんでした。訳がかなり怪しいです。
英語が分かる方のご意見を伺いたいです。
600:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:15:23 wiu7tWV6
I thought about it again and it still made no sense, so I said,
somewhat apologetically, 'I don't understand any of that answer.
It doesn't make any sense to me at all.'
'I know,' replied Mullarpattan, 'it didn't make any sense to me either.
But that's what Maharaj said and that's what I translated.'
私はあらためてその返答について考えてみたのですが、
依然として意味が分からなかったので、いくぶん詫びるように言ったのです。
「その返答はどうも理解できません。私にはまったく意味が分からないのです」
「分かっています」とMullarpattanは答えました。
「私も意味が分からないのです。しかしそれはマハラジが言ったことで、
私はそのとおりを訳したのです」
Somewhat relieved, I asked him to tell Maharaj that neither of us had
understood what he had said and requested him to explain the topic a
little differently. Then we got on with the conversation.
I really respected Mullarpattan for this. He didn't try to put some
sense into the answer, and he didn't tell Maharaj that his answer
didn't make any sense. He just translated the words for me in a
literal way because those were the words that Maharaj had intended me
to hear.
いくぶん安心した私は、私たち二人が彼の言ったことを理解できなかったとマハラジに伝えて、
この話題についてもう少し他の説明をしてもらうよう彼に頼みました。
そのあと私たちは二人で会話を続けました。
私はこのときのことでMullarpattanを本当に尊敬しました。
彼はその回答に意味を持たせようとはしませんでしたし、
マハラジの回答が意味を成していないことを彼に伝えもしなかったのです。
それらはマハラジが私に聞かせようとした言葉なので、
彼は私のためにただ忠実に翻訳したのです。
601:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:18:32 wiu7tWV6
Right at the bottom, in terms of seniority anyway, was Ramesh
Balsekar. He didn't come to see Maharaj until some point in 1978.
I thought this was unfortunate because in my opinion, and in the
opinion of many of the other foreigners there, he was by far the most
skilful of all the translators. He had a good understanding of the way
foreign minds worked and expressed themselves, and a good enough
intellect and memory to remember and translate a five-minute rambling
monologue from a visitor. He was so obviously the best, many of us
would wait until it was his turn to translate. That meant there were
occasionally some long, embarrassing silences when the other
translators were on duty. Everyone was waiting for them to be absent
so that Balsekar could translate for them.
年功の点でまさに最下層にいたのはRamesh Balsekarでした。
一九七八年のある時期まで、彼はマハラジに会いに来ていませんでした。
これは不幸なことだと思いました。というのも私の考えでは、
あるいはそこにいた外国人の多くの意見でもあるのですが、
彼は他の誰よりも、抜きん出て腕の立つ通訳だったからです。
彼は外国人の心がどのように働き、またそれをどう表現するのかについてよく理解していた上に、
訪問者たちの五分にもおよぶまとまりのない長話を、
記憶して翻訳するに充分な知性と記憶力を持っていました。
彼はまぎれもなく最高の通訳だったので、
私たちの多くは彼が通訳する番になるまで待っていたものです。
その結果、他の通訳たちが任に当たっているときは、時々長くばつの悪い沈黙がありました。
Balsekarに通訳してもらうために、彼らが欠席するのを皆待っていたのです。
602:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:22:37 wiu7tWV6
All the translators had their own distinctive style and their own
distinctive phrases. When I read Jean Dunne's books in the 1980s I was
transported back into Maharaj's room because I would be hearing the
words, not just reading them. I would look at a couple of lines,
recognise Mullarpattan's style, or whoever else it happened to be, and
from then on I would hear the words in my mind as if they were coming
out of the translator's mouths.
通訳は皆、独自のスタイルと独自の言い回しを持っていました。
一九八〇年代にJean Dunneの本を読んだ時、私はマハラジの部屋に思いを馳せました。
言葉をただ読んでいるだけではなく、その言葉が聞こえてくるかのようだったからです。
私は数行を見て、これはMullarpattanのスタイルだ、これはあの人のスタイルだと見分けがつき、
そしてその言葉がまるで通訳の口から出てきたかのように、心の中で聞いていたのでしょう。
603:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:29:05 wiu7tWV6
Harriet: So all these books are simply a transcription of what the
interpreter said on the day of the talk. They are not translations of
the original Marathi?
Harriet:
ということはそれらすべての本は、その話の日に通訳が言ったことを
純粋に書き取っただけということになります。
それらはマラティー語の原文を翻訳したものではないのですか?
David: I don't know about the other books, but I know that's what Jean
did. For a couple of weeks I spent the afternoon in her flat, which
was near Chowpatthy Beach. On that particular visit, my own place was
too far away, so I just slept there at night. Jean was doing
transcriptions for Seeds of Consciousness at the time and she would
occasionally ask for my help in understanding difficult words on the
tape, or she would ask for an opinion on whether a particular dialogue
was worth including. I know from watching her work and from reading
her books later that she was working with the interpreter's words only.
David:
他の本については知りませんが、Jeanはそうしたのだと知っています。
二、三週間ほど私はChowpatthy海岸の近くにある彼女のアパートで午後を過ごしました。
その訪問の際、私の住居は遠すぎたので夜はそこで寝ていたのです。
その時Jeanは「Seeds of Consciousness」の翻訳をしていて、
時々私に、テープの中の難しい言葉を理解する手助けを求めたり、
この対話は含める価値があるかどうかと意見を聞いたりしました。
私は彼女の仕事を見ていましたし、のちに彼女の本も読んだので、
彼女が通訳の言葉のみを扱っていたと、私には分かるのです。
604:神も仏も名無しさん
10/01/22 23:36:19 wiu7tWV6
Harriet: Did she ask Maharaj if she could do this work?
How did she get this job?
Harriet:
彼女はその仕事をしていいかどうかマハラジに尋ねたのですか?
彼女はどのようにしてその仕事を得たのですか?
David: From what I remember, it was the other way round. He asked her
to start doing the work. This created a bit of resentment amongst some
of the Marathi devotees, some of whom thought they had the rights to
Maharaj's words. There was an organisation, a Kendra that had been set
up in his name to promote him and his teachings, and certain members
seemed a bit miffed that they had been left out of this decision.
One of them came to the morning session and actually said to Maharaj
that he (i.e. the visitor) alone had the right to publish Maharaj's
words because he was the person in the Kendra who was responsible for
such things.
David:
私の覚えていることからすると、それは逆です。
彼がその仕事を始めるよう彼女に言ったのです。
このことはマラティー語を話す信者数人の間にちょっとした恨みを生みました。
彼らの中には、マハラジの言葉に対する権利を持っているのは
自分だと考えている人たちがいたのです。
Kendraという組織があって、
その組織は彼と彼の教えを広めるために彼の名義で設立されたのですが、
ある会員たちはこの決定から除外されたことに少し腹を立てているようでした。
その中の一人が朝のセッションに来て、実際にマハラジに言ったのです。
彼(すなわち訪問者)はKendraの中でそのようなことを担当している人物なので、
彼一人がマハラジの言葉を出版する権利を持っているのだと。
605:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:01:46 66qEC3t8
I thought that this was an absurd position to take: if you set up an
organization to promote the teachings of your Guru, and your Guru
then appoints someone to bring out a book of his teachings, the
organization should try to help not hinder the publication.
Maharaj saw things the same way.
これはらちもない言い分だと思いました。
もし自分のグルの教えを広めるために組織を設立したのなら、
グルが彼の教えの本を出すことを誰かに命じたときは、
その組織は出版を妨げないよう手助けしようとするべきなのです。
マハラジも同じように考えていました。
In his usual blunt way he said, 'I decide who publishes my teachings,
not you. It's nothing to do with you. I have appointed this woman to
do the job and you have no authority to veto that decision.'
The man left and I never saw him again.
いつものそっけない調子で彼は言ったのです。
「誰が私の教えを出版するかを決めるのは私であって、あなたではない。
あなたの出る幕ではない。私はこの女性に仕事を命じたのだ。
この決定を拒否する権利はあなたには無い。」
その男は出て行きましたが、彼の姿を見ることは二度とありませんでした。
606:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:05:46 66qEC3t8
Harriet: Did you never feel tempted to write about Maharaj yourself?
You seem to have written about all the other teachers you have been with.
Harriet:
あなた自身がマハラジについて書きたいと思ったことはないのですか?
あなたが会ったことのある他のすべての教師については書いているようですが。
David: On one of my early visits Maharaj asked me what work I did at
Ramanasramam. I told him that I looked after the ashram's library and
that I also did some book reviewing for the ashram's magazine.
He gave me a strong look and said, 'Why don't you write about the
teachings?'
David:
まだ訪問しはじめて間もない頃、
マハラジは私にラマナアシュラムで何をしていたのかと尋ねました。
私はアシュラムの図書館を管理して、
アシュラムの雑誌でいくつかの本の論評したりもしたのだと話しました。
彼はじっと私を見つめて言いました。
「なぜあなたはその教えについて書かなかったのですか?」
607:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:06:38 /sONXGcU
おお またしても分りやすい訳文です
すごくありがたいです
608:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:09:00 66qEC3t8
I remember being a little surprised at the time because at that point
of my life I hadn't written a single word about Ramana Maharshi or any
other teacher. And what is more, I had never felt any interest or
inclination in doing so. Maharaj was the first person to tell me that
this was what I should be doing with my life.
その時は少し驚いたのを覚えています。
というのも、私の人生のその時点では、ラマナ・マハルシや他の教師については
一言も書いたことがなかったからです。
そのうえ、私はそれまでそうすることに興味を持ったことも、
やってみたいと思ったこともなかったのです。
マハラジは、それこそが私の人生においてなすべきことだと教えてくれた最初の人物でした。
As for writing about Maharaj, the opportunity never really arose.
In the years that I was visiting him, I wasn't doing any writing at
all, and in the 80s and 90s I had lots of other projects and topics to
occupy myself with.
マハラジについて書くことに関しては、実際に好機が訪れることはありませんでした。
彼を訪れている期間に私は一切執筆をしていませんでしたし、
八〇年代や九十年代には他の企画やテーマがたくさんあって忙しかったのです。
609:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:10:34 66qEC3t8
Harriet: You have some good stories to tell, and some interesting
interpretations of what you think Maharaj was trying to do with
people. I am finding all this interesting, and I am sure other people
would if you took the trouble to write it down.
Harriet:
あなたには語るべきよい話がありますし、
マハラジが人々と共にしようとしていたことについての、あなたなりの興味深い解釈もあります。
私はこれらすべてが面白いと思いましたし、もしそれを記録してくださるならば、
きっと他の人たちも興味を持つことでしょう。
David: Yes, as I have been talking about all these things today,
a part of me has been saying, 'You should write this down'.
The feeling has been growing as I have talking to you. After you leave,
maybe I will start and try to see how much I can remember.
David:
そうですね。今日話をしている間中、私の中で「これは記録するべきだ」と声がしていたのです。
あなたと話をするにつれてその気持ちは高まってきました。
あなたが帰ったあと、書き始めてみて、どれだけ多く思い出せるか確かめてみましょうか。
610:神も仏も名無しさん
10/01/23 00:14:07 66qEC3t8
今日はここまでです。
連続投稿の制限があって書き込みしづらいです……。
611:神も仏も名無しさん
10/01/23 11:01:06 bpOaoUw/
今来ました。
ゆっくり、かみ締めながら、読ませて頂きます。
ありがとうございました。
612:神も仏も名無しさん
10/01/23 15:12:40 /sONXGcU
翻訳者さんありがとうございます
ここの読者の大部分があなたに感謝していると思います。
お疲れ様でした。
613:神も仏も名無しさん
10/01/23 15:54:03 /sONXGcU
翻訳者さん、提案ですが、もし英語の文章を書き込むことが大変であるならば、日本語訳文のみかかれてはいかがでしょうか?
英語の原文は書かれたところでわからない人間には分らないですし
翻訳者さんが自信がない訳のみ原文を載せて、他の人の評を仰ぐという形にされてはいかがでしょう?
そうすれば翻訳者さんの負担も減るのではないかと思います
614:神も仏も名無しさん
10/01/24 21:53:04 Ci9kJtMN
598と597は重複してますね……。
間違えて投稿してしまったようです。申し訳ありません。
本来598の位置に入るのは以下の文章です。
When I first went a man called Sapre did most of the morning
translations. He was very fluent and seemed to have a good grasp of
Maharaj's teachings, but he interpolated a lot of his own stuff in his
English answers. Two sentences from Maharaj might turn into a
two-minute speech from Sapre. Even though most of us didn't know any
Marathi, we knew that he must be making up a lot of his stuff simply
because he was talking for so long. Several people complained to
Maharaj about this, but he always supported Sapre and generally got
angry with the people who complained about him. That was the cause of
the outburst I just mentioned. Maharaj thought I was yet another
person complaining about Sapre's translations.
私が初めて訪れた時、Sapreと呼ばれる男性が朝のほとんどの時間を通訳しました。
彼はとても流暢で、しかもマハラジの教えをよく把握しているようでしたが、
彼は英語で答える際に、彼自身の考えをたくさん織り交ぜていました。
マハラジの二言に対してSapreは二分間もしゃべるような具合でした。
私たちのほとんどがマラティー語をまったく理解できなかったにもかかわらず、
彼があまりにも長く喋るということだけで、
彼は間違いなく独自の考えをでっちあげているのだということが分かりました。
このことでマハラジに抗議する人も何人かいましたが、彼はいつもSapreを支持して、
たいていは彼に不満を持つ人たちに対して腹を立てるのでした。
私が怒鳴られたのはこのためです。
マハラジは私がSapreの通訳にまだ不満を持っていると思ったのです。
615:神も仏も名無しさん
10/01/24 21:56:25 Ci9kJtMN
>>613
日本語訳だけを載せるというのは私も考えたのですが、
自分では気付かないようなミス等もあるでしょうし、
そういうのは英文も併記していないと見つかる可能性も低くなると思うので
やはり両方書くようにしたいのです。
そもそも、一度にまとめてたくさん投稿するのが良くないのかもしれません。
読む方も大変でしょうし。
次からは一度に少しずつ、小分けして投稿してみようと思います。
616:神も仏も名無しさん
10/01/25 09:35:04 6qia1sNV
>>613ではありませんが、御考察感謝します。
ありがとうございました。
617:神も仏も名無しさん
10/01/26 16:29:49 kiWQYPXz
素晴らしいです。感謝です。
618:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:35:54 0C4K0f5v
Harriet: I suppose we should have talked about this much earlier,
but how did you first come to hear of Maharaj, and what initially
attracted you to him?
Harriet:
このことについてはもっと早く話すべきだったと思いますが、
どういういきさつで最初にマハラジのことを聞くようになったのですか?
また、初めに彼のどこに魅了されたのですか?
David: Sometime in 1977 I gave a book, Cutting Through Spiritual
Materialism, by Chogyam Trunga, to a friend of mine, Murray Feldman,
and said that he would probably enjoy reading it. I knew he had had a
background in Buddhism and had done some Tibetan practices, so I
assumed he would like it. He responded by giving me a copy of I am That,
saying that he was sure that I would enjoy it. Murray had known about
Maharaj for years and had even been to see him when Maurice Frydman
was a regular visitor.
David:
一九七七年のある時、私はChogyam Trungaの「Cutting Through Spiritual Materialism
(精神の物質主義を断ち切って)」という本を、おそらく楽しく読めるだろうからと言って、
友人のMurray Feldmanにあげたのです。
彼には仏教の予備知識があり、チベットの修行もいくらかしてきたということを知っていたので、
当然それを気に入るだろうと思ったのです。
彼は返事として、きっと楽しめるからと言って、「I AM THAT」のコピーをくれました。
Murrayはマハラジのことを以前から知っていて、
Maurice Frydmanが常連だった頃にマハラジに会いに行ったこともあったのです。
619:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:38:34 0C4K0f5v
I remember Murray's vivid description of the two of them together:
two old men having intensely animated discussions during which they
would both get so heated and excited, they would be having
nose-to-nose arguments, with lots of raised voices and arm waving.
He had no idea what they were talking about, but he could feel the
passion from both sides. In those days, if you visited Maharaj, you
were likely to be the only person there. You would get a cup of tea
and a very serious one-on-one discussion, with no one else present.
Murrayが彼ら二人を生き生きと描写したのを覚えています。
二人の老人が激しく活発な議論をしていた様子をです。
二人ともとても興奮して、さかんに声を荒げて腕を振りながら、
鼻を付き合わせて議論していたそうです。
彼は彼らが何を話しているのか分かりませんでしたが、両者の激情を感じることは出来ました。
そのころマハラジを訪れたなら、おそらくそこにいるのはその人一人だけだったでしょう。
お茶の一杯でも出されて、他に誰もいない中で、
とても真剣な一対一の議論が出来たことでしょう。
A few years later I heard Maharaj say, 'I used to have a quiet life,
but I am That has turned my house into a railway station platform'.
数年後、私はマハラジがこう言うのを聞きました。
「わたしは静かな人生を送っていたのだが、『I AM THAT』が
私の家を鉄道の駅のプラットホームに変えてしまった。」
620:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:39:48 0C4K0f5v
Anyway, back to the story. I am digressing before I have even started.
I went through the book and I have to admit that I had some resistance
to many of the things Maharaj said. I was living at Ramanasramam at
the time and practicing Bhagavan's teachings. There were clear
similarities between what Maharaj was saying and what Bhagavan had
taught, but I kept tripping over the dissimilarities: statements that
the 'I am' was not ultimately real, for example. However, the book
slowly grew on me, and by the end I was hooked. In retrospect I think
I would say that the power that was inherent in the words somehow
overcame my intellectual resistance to some of the ideas.
それはともかく、話を戻しましょう。始める前に脱線してしまいました。
私はその本をよく読んでみたのですが、マハラジの言ったことの多くに
いくらか抵抗があったことを認めなければなりません。
私はその時ラマナアシュラムに住んでいて、バガヴァンの教えを実践していました。
マハラジが言ったこととバガヴァンの教えの間には明らかな類似点がありましたが、
私は相違点につまづいたままでした。
例えば、「私は在る」は究極的には実在ではないという主張などにです。
しかしながら、その本は次第に気に入るようになって、終わりまでには夢中になりました。
振り返ってみると、こう言えるだろうと思うのです。
その言葉に固有の力が、いくつかの考えに対する私の知的な抵抗を
どういうわけか抑え込んだのだと。
621:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:40:43 0C4K0f5v
I went back to the book again and again. It seemed to draw me to
itself, but whenever I picked it up, I found I couldn't read more than
a few pages at a time. It was not that I found it boring, or that I
disagreed with what it was saying. Rather, there was a feeling of
satisfied satiation whenever I went through a few paragraphs. I would
put the book down and let the words roll around inside me for a while.
I wasn't thinking about them or trying to understand them or wondering
if I agreed with them. The words were just there, at the forefront of
my consciousness, demanding an intense attention.
私はその本に繰り返し立ち戻りました。
それはそれ自身に私を引きつけるような感じがしましたが、いつそれを手にしても、
私は一度に数ページしか読めないことに気付きました。
退屈だったわけでも、書かれていることに異議があったわけでもありません。
それどころか、数段落読むたびに満腹になる感じがありました。
私は本を読むのをやめて、しばらくの間自分の内にその言葉を転がせました。
それについて考えたり、理解しようとしたり、疑ってみたりしていたわけではありません。
言葉は意識の最前面にただ在って、極度の注意を要求していました。
622:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:50:51 0C4K0f5v
I think that it was the words and the teachings that initially
fascinated me rather than the man himself because in the first few
weeks after I read the book I don't recollect that I had a very strong
urge to go to see him. However, all that changed when some of my
friends and acquaintances started going to Bombay to sit with him.
All of them, without exception, came back with glowing reports.
And it wasn't just their reports that impressed me. Some of them came
back looking absolutely transfigured. I remember an American woman
called Pat who reappeared radiant, glowing with some inner light,
after just a two-week visit.
私を初めに魅了したのは、彼自身よりもむしろその言葉やその教えだったと思います。
思い出してみても、その本を読んでからの数週間に、
彼に会いに行こうというとても強い衝動があったようには思えないからです。
しかしながら、私の友人や知人たちが彼とともに座るためにボンベイに行き始めてから、
すべてが変わりました。
彼らは皆、例外なく、熱烈な報告を持って帰ってきました。
そして私に感銘を与えたのは彼らの報告だけではありませんでした。
彼らのうちの何人かは、すっかり変貌を遂げて帰ってきたのです。
Patというアメリカ人女性は、たった二週間の訪問の後に、
内面の光で輝く、まばゆいばかりの姿で戻ってきたのを覚えています。
623:神も仏も名無しさん
10/01/26 22:56:33 0C4K0f5v
Papaji used to tell a story about a German girl who went back to
Germany and was met by her boyfriend at the airport. The boyfriend,
who had never met Papaji and who had never been to India, prostrated
full length on the airport floor at her feet.
He told her afterwards, 'I couldn't help myself. You had undergone
such an obvious illuminating transformation, I felt compelled to do it.'
パパジはよく、ある若いドイツ人女性の逸話を話していました。
彼女はドイツに帰国して、空港で恋人に会いました。
パパジに会ったことがなく、インドにも行ったことがない彼は、
空港の床で彼女の足元に全身でひれ伏したのです。
のちに彼は彼女に言いました。「僕にはどうしようもなかった。
君があんなにも明らかな変容を遂げて輝いていたものだから、
僕はそうせずにはいられなかったんだ」
I know how he felt. I never prostrated to any of the people who had
come back from Bombay, but I could recognise the radical
transformations that many of them had undergone. Even so, I think it
was several months before I decided to go and see for myself what was
going on in Bombay.
私には彼がどう感じたのか分かります。
私はボンベイから帰ってきた人たちにひれ伏したことなどありませんが、
彼らの多くが完全な変容を遂げたのを認めることができました。
それでも、ボンベイで何が起こっているのか自分で見に行こうと決意するには
それから何ヶ月もかかったと思います。
今日はここまでにします。
624:神も仏も名無しさん
10/01/26 23:18:52 idFyDMxD
おお 素晴しい!! 翻訳者さんありがとうございます
続きが楽しみです
625:神も仏も名無しさん
10/01/27 07:34:01 yEcFO8y6
てすと
626:神も仏も名無しさん
10/01/27 07:44:25 yEcFO8y6
>>599
やっとアクセス禁止がとけたみたい。迷惑なまきぞえ。
he stuck to the script both waysのboth waysは、マハラジへの質問者の
言葉とマハラジ質問者への言葉の両方を表していて、全文の意味は、その
両方を自己流の解釈なしに正確に伝えていた、ということだと思います。
627:神も仏も名無しさん
10/01/27 07:45:59 yEcFO8y6
マハラジ「の」質問者への、、、でした「の」がぬけました。
628:神も仏も名無しさん
10/01/27 17:02:46 Rv0wmNPQ
今読ませて頂ました。
いつもありがとうございます!
629:神も仏も名無しさん
10/01/28 22:55:03 WNNv8Dg0
Harriet: What took so long? What made you wait?
Harriet:
なぜそんなに長くかかったのですか? 何があなたを待たせたのですか?
David: Something has just surfaced in my memory, something I haven't
thought about for years. After reading I am That a few times, I
developed a great faith in Maharaj's state and power. I knew he was
the real thing. I knew that if I went to see him I would accept any
advice that he gave me. Around that time I heard reports that a couple
of foreigners I knew had been to see him, and that he had advised them
both to go back to their respective countries. This alarmed me a bit.
I was very attached to being in Tiruvannamalai, and I definitely
didn't want to go back to the West. Something inside me knew that
if Maharaj told me to go back to England, I would go. I didn't want to
leave India, so I held off going to see him for a few months.
David:
私の記憶の中に何かが、長年考えることのなかった何かが、ちょうど浮んできたところです。
「I AM THAT」を数回読んだあと、
私はマハラジの境地と力に大きな信頼を持つようになりました。
彼は本物であると分かりました。
もし彼に会いに行ったら、彼が与えてくれるどんな助言をも受け入れるだろうと思いました。
その頃、私の知っている二人の外国人が彼に会いに行ったという報告を聞きました。
彼は二人に各自の国へ帰るよう助言したというのです。
これは私を少し不安にさせました。
私はTiruvannamalaiに居ることにとても執着していましたし、
西洋には絶対に帰りたくありませんでした。
私の中の何かが、もしマハラジが私にイギリスへ帰るように言ったら私はそうするだろう、
と言っていました。
私はインドを離れたくありませんでしたから、彼に会いに行くのを何ヶ月も避けたのです。
630:神も仏も名無しさん
10/01/28 23:00:12 WNNv8Dg0
There was another unresolved issue. I wasn't sure at that point
whether or not I needed a human Guru. The Ramanasramam party line has
always been that Bhagavan can be the Guru for everyone, even people
who never met him while he was alive. I seem to remember having a
knowledge of all the places in the Ramanasramam books and in I am That
where the subject of Gurus came up. I would read them quite often,
without ever coming to a final conclusion about whether I needed
a human Guru or not.
他にも解決していないことがありました。
私はその時点で、人間のグルが自分に必要であるのかどうか、確信がなかったのです。
ラマナアシュラムの路線は常に、バガヴァンが皆にとって、
彼が生きている間に会ったことがない人にとっても、グルになりうるというものでした。
そういえば私は、ラマナアシュラムの本や「I AM THAT」の中で、
グルの話題がどこに出てきたのかをすべて覚えています。
自分に人間のグルが必要なのかどうか、いつまでも最終的な結論が出なくて、
相当頻繁にその箇所を読んでいたのでしょう。
Harriet: So what made you finally overcome your resistance to going to
Bombay?
Harriet:
それではボンベイへ行くことに対する抵抗を、最終的に抑え込ませたのは何だったのですか?