09/04/05 22:08:39 ELtrPsvG
ガアガア言う前に、も一度これをお読み。
自然選択説
自然選択とは、ダーウィンに従えば、「有利な変異が保存され、有害な変異が
棄てられていくことを指し、次のA、B二つの前提から主張される。そのうちAは、A1、A2二つの
前提から主張される。そうしてダーウィンの定式化は今日でも基本的に保持されている。
A.生存に有利な変異がある。
A1.多様な変異がある。
A2.生存競争がある。
B.遺伝がある。
自然選択説は生物の適応と多様性を説明する理論であるが、以下では考察を適応問題にしぼる。
さて、A1の「多様な変異」は「多様な塩基配列が発現する様々な形態」に対応する。
A2の「生存競争」というのは、「広義に、また比喩的な意味」で持ちれられており、生物個体の
生存維持や繁殖の成功を含んでいる。そこで、Aの「有利な」とは「生存に寄与する」ことと理解される。
つまり、自然選択説の前提(A、B)と結論(C)そしてそれが説明する適応(D)を改めて次のように
定式化できる。
A.様々な変異形態のうちに寄与する形態がある。
B.遺伝がある。
C.生存に寄与する形態が保持され、有害な形態が破棄される。
D.現存生物は生存環境に適応した形態をもつ。