09/02/18 18:27:26 6QhEkERe
>>42 苺さんへ
>ウォーレスは自然淘汰の考えに到達しましたが、後年人間の脳の発達は自然淘汰では説明できないとして、ダーウィニズムという論を書いて自然淘汰から離脱しています。
ウォレスの心霊主義への傾倒は1860年代中頃からでしょうか。
1864年「自然淘汰により演繹される人種の起源と古さ」において、
ヒトの身体的構造は自然淘汰によって発達してきたが、心や精神や文化の発達には自然淘汰説は適用できないと書いているそうです。
『ダーウィニズム』の出版は1889年。
ダーウィンの死から7年後、自然淘汰説の世界初の総合的教科書と評されています。
ウォレスは生涯、自然淘汰を進化の主要な原動力と考えていましたから。
つまり転向は晩年でもなければ、完全否定に至ったわけでもありません。
一部否定ですね。