09/02/12 21:15:28 tbB9A6D5
「説明A」は、以下のとおり。
あなたも理解してる通り、人はみな、「自分だけのフィルター」を持っており、このフィルターを通したもののみ、
目で見ること(五感で感じること)ができる。フィルターを通さないものは、目に見えないし五感でも感じない。
つまり、「自分が波長を合わせたもののみ」を通し、それ以外のものは一切通さないフィルターである。
ここでは便宜上、「フィルター」のことを「色眼鏡」と呼ぶことにしよう。各自が自分の色眼鏡を持っている。
そして、「リンゴは通すがオレンジは通さない」という色眼鏡をつけている人がいるとする。
この人の目に映るのはリンゴだけ。つまり、この人の現実の中にはリンゴだけが存在し、オレンジは存在しない。
そのほか、人によっては「オレンジだけを通す色眼鏡」や「両方通す色眼鏡」、「両方通さない色眼鏡」をつけてる人もいる。
そして、自分がつけてる色眼鏡の通りに現実が「見える」わけだ。
では、同じことを「説明B」で言ってみよう。
自分の現実は幻想に過ぎないので、自分で自由に選べる。
「リンゴだけある世界」も「オレンジだけある世界」も「両方ある世界」も「両方ない世界」も選べる。
リンゴだけに波長を合わせればリンゴだけが存在することになり、両方に波長を合わせれば両方が存在する。
では、同じことを今度は「説明C」で言ってみよう。
いくつもの世界が同時に並行して存在している。
「リンゴだけある世界」と「オレンジだけある世界」と「両方ある世界」と「両方ない世界」が同時に存在し、
その中から自分でひとつ選んで、その世界を生きることになる。並行する世界のことをパラレル世界と言う。
以上が「説明A・B・C」だが、「説明Aがいちばん真実に近い」とはいえ「説明Cが間違ってる」わけではない点に注意。
つまり、「世界は一つで自分の色眼鏡を通して自分だけの現実を見ている(説明A)」ということは、
「複数の世界があってその中から一つを選んで生きている」ことと同じことにならないか?
どちらが真実に近いかは別として、パラレル論が間違ってるわけではない点に注意しなければならないと思う。