09/04/16 02:36:24 GhMWg+cd
>>148 一即一切・一切即一ということと、
一切の存在に対してすばらしいものだと執着することとを、
混同してはいけないと思います。
一即一切・一切即一と言うときに、
「生きることはすばらしい、存在することはすばらしい」
という無明・愚痴が、ずるがしこく忍び込んできますから、
気を付けなくてはなりません。
一切即一・一即一切。で、しかも一切皆苦なのです。
であるならば、一切も一もどちらも苦なのです。
眼耳鼻舌身意・色声香味触法はすべて苦なのです。
見ること・聞くこと・臭ぐこと・味わうこと・触れること・考えること、
それら一切が苦しみなのです。
一切即一・一即一切だからすべてすばらしい、というわけではないのです。