09/08/16 05:34:59 Zk4D2bGn
キリストの時代は階級社会で昇進の見込みもなく、低所得のつらい労働に従事するしかなく、
安息日に休みたくとも休めず、食べていくために仕方なく働かざるを得ない人が罪人だった。
つまり中層中流以下の殆どが罪人認定されていた。(キリストの誕生時にやってきた羊飼い
も、安息日でも家畜の世話があるので罪人だった。)
罪人を定義するなら「本人の意思や責任によらずして、不本意な境遇にいざるをえない人」という
ところか。今ならさしずめ「大学は出たけれど」の氷河期世代で正社員になるチャンスを逃し、
今なお正社員になることを望みながらもなかなかチャンスが得られない人や、正社員でも
リストラや倒産の不安におびえ夜も眠れない人を指す。
罪人という単語は誤解を生むので、弱者と訳したほうが適切ではないかと。
新興宗教の業界にアーサーみたいな勘違い坊主が出てきたのは、罪人という単語のもつ
アウトロー的なニュアンスにあるんじゃないか。「俺はやくざだったんだぜイエーイ!」みたいな
ノリで、やくざ時代は何百億もの金を動かしていたなんて話を誇らしげに語る元やくざ
の怪僧がぞろぞろ出ている。あんたちょっと違うんじゃない?といいたくなる。