09/03/03 10:55:32 JUgG0Zd4
アウトローだった人がキリスト教に行くケースをみると面白いことがわかります。
それは伝統宗教にいった人は聖職者にならず、平信徒として教会を支える側に回るのに対し、
新興宗教にいった人は必ずといっていいほど聖職者になりたがり、また実際になってしまう人が
多いということです。アーサーやミッションバラバもそうですし、カツアゲ教祖もその典型ですね。
これはやくざがしのぎを宗教に求めただけです。カツアゲ教祖が本当に人生やり直す修行がしたいなら、
群集の前に一人で立って「見られる側」になるのではなく、群集の中に埋没して「見る側」になり、
教会を黙々と支えていくべきなんです。真に更生した人なら「神だけがご存知だからそれでよい」
といえるはずで、むしろ聖職者の道は歩まないはずですから。人の注目をあび「先生」と呼ばれるなら、
本当の意味で更生していません。
アウトロー→新興宗教で聖職者になりたがる人は、カウンセラーになりたがる拒食症患者とおなじだ
と思うんです。拒食の人はメンヘルが癒えていないのに、「自分の体験を生かして人を助けたい」なんて
平気でいうんですよね。でも人を助けるなんて並大抵じゃない。本当にメンヘルが治っているなら、
その大変さが想像できますから、「私にはカウンセラーなんてとてもできない」といえるはず
なんです。また新興宗教の聖職者は各地で講演会をやり、自分の体験をぺちゃくちゃしゃべって、
しかもそれを売り物にしているようなところがありますよね。でも伝統宗教にいった人たちは、
たとえ聖職者になることがあったとしても、自分の過去をしゃべることはまずありませんので、
過去を売り物にして宣教なんてことはないんです。(伝統宗教ではそもそもそんな個人的な体験等を人前でしゃべる機会すらほとんどないでしょう)