08/12/28 22:11:34 KdK62JxB
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■ 何人も否定できない輪廻転生とは、次のことである。 ■
「人間が死ねば、肉体は火葬されるか、または腐敗するが、肉体を構成する元素の原子は
消滅することはないから、その原子は、地球上のさまざまな生物や無生物に循環し、永遠に残る。
しかし、人間としての記憶器官、感覚器官、思考器官の機能は消滅するのだから、死者にとっては、
死後の世界は、知覚・認識できず、無関係である。
また、先祖の業とは、後天的な「行為」であるから、子孫に遺伝するこ とはない。即ち、『獲得形質は
遺伝しない』というのが、生物学の大原則。
「胎内記憶」などと言っても、胎児は、記憶器官や知覚器官がまだ十分 に形成されてはいないのだから、
無意味である。
「臨死体験」とは、死亡直前の身体の生理的変化によって生じる、「幻 覚」のこと。医学では、delirium
(譫妄状態、精神錯乱状態)と呼ぶ。 「臨死」だから、「まだ死んではいない生体の、生理現象」である。
死者が涙を流すのは、よくあることだが、これも生理学的に説明できる。 「死後硬直」と同じく、身体の
生理現象である。別に死者が悲しいから、涙を流しているのではない。」
人間にとって、前世は全く無関係で、死ねば「無」になり、自然に帰る、というのは、こういうことである。
だからこそ、「一度きりの貴重な現世をよりよく生きる」という意欲が生じる。 いずれにせよ、科学の
発達前の「古代人の妄想」を、現代に持ち込むべきではない。 ☆★
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