08/12/25 12:46:15 JW0hNU6a
>>281
「現実(実在)」と「非現実(非実在・幻影)」との区別のテストは、
それが人間の生物的生存に直接の関係があるか否かである。
人間は、神仏を煮て食うこともできないし、衣服にして寒気を防ぐこと
も出来ず、幻の女を抱いても、子供は生まれない。一方、石ころでも、
道路を作り、家屋を作ることにより、人間の生物的生命の維持に役立つ。
そして、人間界は徹頭徹尾共同体だから、現実・非現実の判断は、専ら
共同体の不特定多数の成員の、「ほぼ共通の五感の知覚」によって行う。
従って、「現実界という幻影」という言葉は、言語矛盾である。